「社会学講座」アーカイブ
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講義一覧
10/30(第60回) 競馬学特論「駒木研究室・G1予想勉強会 天皇賞・秋」
10/28(第59回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評・分割版」(10月第5週分・合同) 10/23(第58回) 競馬学特論「駒木研究室・G1予想勉強会 菊花賞」 10/22(第57回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評・分割版」(10月第4週分・合同) 10/16(第56回) 競馬学特論「駒木研究室・G1予想勉強会 秋華賞」 10/15(第55回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評・分割版」(10月第3週分・合同) 10/8(第54回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評・分割版」(10月2週分・合同) 10/3(第53回) 競馬学特論「駒木研究室・G1予想勉強会 スプリンターズS」 10/1(第52回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評・分割版」(9月第5週/10月第1週分・合同) |
2004年第60回講義 |
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今日は予想が難解過ぎて、あれこれ考えている間に時間が全く足りなくなりました。取り急ぎ、予想をお届けします。
◎第1部:駒木ハヤトの“机上の空論”予想 レース2週間前にキングカメハメハが無念の戦線離脱。これについて調教師があれこれ言われてましたが、「これから」という馬が屈腱炎を起こして引退したり、絶頂を極めた馬がレース中に4コーナーで脚を文字通りぶっ壊して散っていくのが日常茶飯事だった頃に競馬を覚えた年代としては、「まぁよくある事だよ」で済ませたい気分だったりします。同じように直前に屈腱炎で戦線離脱した大本命馬としては93年のメジロマックイーンがいますが、当時はそういう馬が余りにも多かったので「またか」の一言で片付けられたり、整備が行き届いてタイムの出るようになった“高速馬場”のせいにされたりしておりました。 ステップとしては概ね、毎日王冠、京都大賞典の2レースと、宝塚記念以来のぶっつけ本番という3パターンに分かれていますね。 次は展開について。ローエングリンが逃げるのはほぼ確実ですが、他に7頭ほど前々でレースを進めたい馬がいるため位置取りは流動的に。有力先行馬の中には自分向きのポジションを確保出来ず、後手に回る馬もいるでしょう。ペースはやや速めで、展開による紛れは少ないレースになるでしょう。 ……さて、それでは苦心惨憺して付けた印を紹介します。
一応序列は付けましたが、印を打った馬はほぼ横一線。ハッキリ言って、こうして結論を出した今でもまだ悩んでいます(苦笑)。ここまで馬券の買い辛いG1レースはあんまり記憶にありません。 ……うーん、全く説得力の無い予想ですね(苦笑)。こりゃあ当たらんなあ(笑)。 ◎第2部:「乙女(?)の 受講生の皆さん今晩は、栗藤珠美です。 ──では、まずは順子ちゃんから。
……順子ちゃん、それは具体的に言っているのと同じ事だと思うのだけれど(汗)。 ──では、次はリサちゃんの伝言を。まだ来日1年なので原文はちょっと日本語が怪しい所がありましたので、私が添削して読み易いようにしておきました。
馬連の9-16のオッズを確かめてみたら、意外と倍率が低いんですね。やっぱり皆さん考えてらっしゃることは同じなんでしょうね。スプリンターズSでも、イチロー選手にちなんだ馬単5−1で決まったりしていますし……。 さて、最後に僭越ながら私のフォーカスを紹介して、講義を締め括りたいと思います。 ……それでは、粗略ながら今回はこれで失礼させて頂きます。では、また来週も宜しくお願いしますね。 |
2004年度第59回講義 |
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昼の仕事で心身の疲労は溜まる一方ながら、こちらのモチベーションは復活気味…といった感じの10月第5週分「現代マンガ時評」をお送りします。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ◎「週刊少年ジャンプ」では次号(49号)に読み切り『退魔師 ネネと黒影』(作画:蔵人健吾)が掲載されます。 ◎「週刊少年サンデ−」では次号(49号)に読み切り『BooTa』(作画:河北タケシ)が掲載されます。 ★新人賞の結果に関する情報
今回は、受賞者の過去のキャリアに関する情報は得られませんでした。 ★その他公式アナウンス情報 今夏に実施された「第1回 ジャンプ金未来杯」の結果発表があり、投票結果1位の「金未来杯」受賞作には『タカヤ −おとなりさんパニック!!−』(作画:坂本裕次郎)が選出されました。なお、この結果を受け、坂本さんの週刊連載獲得が内定した模様です。 今回の結果発表では、2位以下の作品の順位や得票数などの細かいデータは公開されませんでした。以前の「黄金の女神杯」では上位3作とか、全順位発表とかやってたんですが……。 今更どうでもいいんですが、駒木の受賞作予想──『切法師』(作画:中島諭宇樹)──は予想通り大外れでした(苦笑)。見た目絵が綺麗で、比較的とっつき易い話の作品を…と思って推したんですが、どうやらその傾向がもっと極端に反映された作品が選ばれた感じですね。 ※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。 ☆「週刊少年ジャンプ」2004年48号☆ ◎読み切り『マッストレート』(作画:吉川雅之) ●作者略歴 ●絵についての所見 ●ストーリー&設定についての所見 また、前作以来の課題である、感情移入し易いキャラクター作りが、今回も上手くいっていないようで、これも作品全体のクオリティに響いている感じです。過去編を挿入するなど、工夫された面も窺えるのですが、そもそものキャラクター造型の中に、読み手が好感を抱く要素が余りにも少なかったんじゃないでしょうか。 ●今回の評価 ◎代原読み切り『ハピマジ』(作画:KAITO) ●作者略歴 ●絵についての所見 ●ギャグについての所見 ●今回の評価 あと余談ですが、作者略歴のところでリンクを張ったKAITOさんのウェブサイト内の日記に、作品掲載が決まった喜びをストレートに表現した記述があるのですが、その中に「担当さんが凄く〆切ギリギリらしくテンパってらっしゃっていつ載るのかは聞けなかったのですが……」というくだりがあって、その生々しさに思わず笑ってしまいました。確かに、代原載せないといけない状況なんですからテンパってて当たり前なんですがね。 ◆「ジャンプ」今週のチェックポイント◆ まずは先週のゼミで『Wāqwāq』のモチーフについて言及しましたが、この際、駒木は浅薄で的外れな推測をカマしただけでなく、根拠の薄い推測を断定に近いニュアンスで決め打ちするという愚行を犯してしまいました。先週のこのコーナーで発言した内容を撤回すると共に、お詫び申し上げます。本当にすいません。このバカは定期的にこういう大恥をかく本当に懲りない野郎です。 さて、今週個人的にガツーンとヤラレたのが『アイシールド21』でした。もう何か執念としか思えないストーリーの超高速展開といい、余韻残りまくりのラストといい、平成の「ジャンプ」作品とは到底思えない異色の仕上がりになってましたね。長期連載の軌道に乗った途端に展開が間延びする作品が多い中、緊張感を絶やさない姿勢は素直に凄いと思うのですよ。 『いちご100%』は、話のメインから外れた者同士のカップル成立、しかも随分なやっつけ仕事…という、作者の意図を掴みかねる展開でした(笑)。さつきの“敗者復活”もそうですし、何か最近、このマンガのストーリーが『デスノート』並にイレギュラーになってるんですが、一体何があったんでしょうか……。掲載順も実質最後尾ですし、色々な意味で先が読めません。 そして、巻末で貫禄を見せ付けてくれたのが『ピューと吹く! ジャガー』。やっぱりハマーが出て来るとクオリティが一気に上がりますね。 「週刊少年サンデー」2004年48号☆ ◆「サンデー」今週のチェックポイント◆ 巻末コメントのテーマは、「今まで観た映画の中で一番怖かったのは?」。 さて、マンガの方では新キャラ・新設定続出の『結界師』が、いかにも「勝負に出てるなぁ」…という感じですね。雰囲気を作り上げながらも、コメディの要素も忘れないというバランス感覚も見事です。地味ですが、キチンと読ませてくれますね。 あと『いでじゅう!』ですが、このマンガには、どうしてこう不憫なキャラが多いんでしょうね。……というかまぁ、他のラブコメ系マンガが敢えて触れない、本来なら“バックステージ”の部分を積極的に描いているからなんでしょうけど。でも担当の市原さん、最終ページ柱の「朔美の願いが、届きますように!」…というのは、気休め言うにも程があると思うんですが(笑)。 ……といったところで今週のゼミはこの辺で。一気に秋めいて来ましたが、皆さんも体調には気をつけて下さい。ではでは。 |
2004年第58回講義 |
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さて、今週もG1予想のお時間がやって参りました。
◎第1部:駒木ハヤトの“机上の空論”予想 皐月賞馬とダービー馬を欠き、更にはこれといった新勢力も無く、微妙に層の薄さが気になる菊花賞となりました。こういう時は思わぬ伏兵が大駆けしたりするものなのですが、さてどうなりますか。 前哨戦では、やはりダービー1、2着馬がそれなりのレースを見せた神戸新聞杯が一番高いレヴェルだったと考えて良いでしょう。実績馬の一角を崩したケイアイガードの健闘が光りますが、ただ少頭数・超スローペースの中距離戦の内容が、果たしてどこまでこのレースの参考になるかは未知数です。速めの平均ペースが予想される今回では、むしろ同レース3着のハーツクライの巻き返しに注目が集まりそうです。 展開は、例年思わぬ馬が思わぬ位置取りをするレースだけに流動的ではあるのですが、人気薄の先行馬4〜5頭が速めの平均ペースでレースを引っ張り、そんな先行勢を見る、もしくは混じってしまうぐらいの位置取りでコスモバルクが正攻法の構え。有力馬ではケイアイガードもこのグループでしょう。 ……さて、それでは相変わらず全く参考にならないフォーカスをお届けして、このコーナーを締め括りたいと思います。
実力最右翼のコスモバルクですが、気性面の問題を抱えた上に展開が酷とあっては評価を控えめにせざるを得ませんでした。ただ、一競馬ファンとして、この馬をアタマにした応援馬券も買っておきたいと思います。 ──それでは、後は女の子たちにバトンタッチして、駒木は寝ます。おやすみなさい(笑)。 ◎第2部:「乙女(?)の作戦会議」 順子:「……(「週刊競馬ブック」を読みながら)それにしても変わるもんですねー」 |
2004年度第57回講義 |
いきなりでアレですが、今週も相変わらず不調です。 ……などと、今週の『HUNTER×HUNTER』を読みながら考えてみたりした、台風一過の夜でありました。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ◎「週刊少年ジャンプ」では次号(48号)に読み切り『マッストレート』(作画:吉川雅之)が掲載されます。 なお、次号の「ジャンプ」では、「金未来杯」の結果発表があるようです。既に2ch界隈では優勝者の情報が流れていますが、そこで挙がっている話が本当だとすれば、「意外ではあるものの、冷静にこの手の読者投票コンペの傾向を考えたら納得」といったところでしょうか。……まぁ詳しくは、また来週のこの時間にて。
※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。 ☆「週刊少年ジャンプ」2004年47号☆ ◎読み切り『湖賊』(作画:久世蘭) ●作者略歴 ●絵についての所見 絵についての総合的なジャッジは、「新人としては十分合格点、『ジャンプ』作家としてなら及第点以上合格点未満」というところになりますかね。 ●ストーリー&設定についての所見 ただ、この作品には少なからず欠点もあり、特に主人公やヒロインのキャラクターが弱く、バトルに勝った際のカタルシスが得られ難い形になってしまったのは残念でした。悪役がかなりドギツい“悪”だったため、登場人物の相対的な位置関係において主人公に感情移入出来るようにはなっているのですが……。 ●今回の評価 ◆「ジャンプ」今週のチェックポイント◆ それにしても、この状況で冨樫義博さんに表紙絵を発注できる編集部の度胸に乾杯! ……といった感じの今週号ですが、表紙絵が落っこちたらどうしたんでしょうね。過去の原稿から引っ張って来たりしたんでしょうか。 さて、連載作品についてもコメントを少しずつ。 『NARUTO』はリタイアした仲間たちを復活させつつ、シカマルにクローズアップ…という、話を転がしつつ挿話も入れるという、岸本さんの構成力が光る回でした。……にしても、「ジャンプ」作品でも死亡状態の仲間を復活させるにも手間がかかるようになったもんですね。こういうのもやはり時代ごとのトレンドというヤツでしょうか。 今回あたりで、ようやく作品世界の全体像が明らかになりつつある『Wāqwāq』ですが、これらの設定、よくよく考えてみたら、あの『Fate/Staynight』の聖杯戦争と類似点が多いんですよね。願望をかなえる装置を巡って7組が戦うとか、その装置を作ったのが3人の能力者とか。ここまで具体的な数字まで合致してしまうと、完全オリジナルの設定が偶然一致したとは考え難いような。 『武装錬金』は久々にコメディ要素急増の回。ただちょっと唐突過ぎた感も。ここ最近、シリアス方向に針が大きく振れていた分、突然コメディの方に針が反動すると戸惑ってしまうんですよね。 最後に『いちご100%』。また後述しますが、「サンデー」の『モンキーターン』で青島が“脱落”したのと入れ替わるように、こちらのサブヒロインのさつきが“敗者復活”したというのが何となく趣深かったです(笑)。 「週刊少年サンデー」2004年47号☆ ◎新連載第3回『ハヤテの如く』(作画:畑健二郎)【第1回時点での評価:B−寄りB】 ●絵についての所見(第1回時点からの推移) ●ストーリー&設定についての所見 ●今回の評価 ◎読み切り『ジンの怪』(作画:大須賀めぐみ) ●作者略歴(資料不足のため不完全な内容です) ●絵についての所見 ●ストーリー&設定についての所見 ……批判するばかりになってしまいましたが、創作の方向性自体は間違っていないと思うんですよね。ただ、「良い作品にするために、こういう要素を入れなきゃいけないんだ」という気持ちが先走り過ぎて、いわゆる“遺伝子組み替えマンガ”になってしまったような気がします。 ●今回の評価 ◆「サンデー」今週のチェックポイント◆ 巻末コメントのテーマは、「1日だけ別人になれるとしたら?」。 さて、時間も無いのでアレですが、連載作品についてもコメントを。 ……それでは今週はこれまで。来週は昼間の仕事が本当にキツくなりそうなので、ゼミのクオリティはあんまり期待しないで下さいね(苦笑)。 |
2004年第56回講義 |
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いよいよ今週から秋のG1シリーズが本格スタートとなりました。毎週毎週G1レースを追いかけていく内に、気が付いたら年が暮れている…という、競馬ファンにとっては毎年経験している短い秋の始まりですね。
◎第1部:駒木ハヤトの“机上の空論”予想 いきなりですが、大嫌いなレースなんですよ秋華賞(笑)。大損こいたか、ガチガチの本命馬券で儲け損なったか、どちらかの思い出しか無いんですよね。事実このレースは、後々一時代を築いた名牝たちが思わぬ大敗を喫している鬼門だったりするわけで。 ……まぁそんな事はさておき、まずはトライアルレースの簡単な回顧から。 さて、前置きが長くなりましたが、最後に駒木のフォーカスです。
色々考えたんですが、結局は駒木が考えた地力の順番通りに印をつけました。特に差し馬は瞬発力というか、馬込みを突き抜けられるだけの決定力を重視した序列です。 というわけで、ここまで駒木がお届けしました。この後は3人娘たちの登場です。 ◎第2部:「乙女(?)の作戦会議」 リサ:「……えー、付き合ってる人とか、そういうの無いですよー!」 |
2004年度第55回講義 |
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何やかんやで、今回も金曜に合同版実施となってしまいました。今週は時間に余裕があるはずだったんですが、先週ちょっと気合を入れた反動で気が緩んでしまったのか、今週も授業が無いだけで結構仕事の多い日々が続いたせいなのか、体調の方が微妙に堪えてしまってまして……。ただでさえスランプ気味のところへコレというのはキツかったです。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ◎「週刊少年ジャンプ」では次号(47号)に読み切り『湖賊』(作画:久世蘭)が掲載されます。 ◎「週刊少年サンデ−」では次号(47号)に読み切り『ジンの怪』(作画:大須賀めぐみ)が掲載されます。 ★新人賞の結果に関する情報
受賞者の過去のキャリアについては以下の通りになります。(もしチェック漏れがありましたら、BBSでご指摘下さい) 8月期は佳作1編の他に、最終候補11編という“大盤振る舞い”。ただ、10代後半の若い応募者を他誌に奪われないために、最終候補のボーダーラインを下げて囲い込んだような節もありますね。まぁ編集部サイドにしてみれば、ここから1人モノになれば御の字…ということなんでしょうが。 ※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。 ☆「週刊少年ジャンプ」2004年46号☆ ◎読み切り『セイテン大帝』(作画:草薙勉) ●作者略歴 ●絵についての所見 ただ、この作品に関しては、そのような作者の持つスキルの高さの割に違和感が否めない絵柄でもあり、手放しで高い評価をつけるのには躊躇を覚えます。 ●ストーリー&設定についての所見 しかし、それらの長所を帳消しにして余りある大きな欠点が3つばかりあり、そのため結果的にこの作品を失敗作たらしめてしまっているように思えます。 ●今回の評価 ◆「ジャンプ」今週のチェックポイント◆ 何か、今週号の掲載順はかなりトリッキーですねぇ。いくらなんでも『銀魂』と『リボーン』は高過ぎるような……。「ジャンプ」では、アンケート結果の精度を増すために、たまに掲載順を普段以上にランダムなものにする時があるようですが、果たしてどうなんでしょうね。 そんな中、連載5周年記念の巻頭カラーは『NARUTO』。いやでも、もう5年ですか。まったく、最近の「ジャンプ」作品はストーリー展開が遅くなりましたよね。5年234回の連載で、未だに佳境どころか話全体のヤマ場すら見えて来ないというのは、一体どんなもんなんでしょうか(笑)。この作品、似たタイプのシナリオである『聖闘士星矢』で言うと、まだ十二宮編に入ってない感じですからね。ここから最後、ちゃんと幸せな形で完結出来るのか、やや心配では有ります。 心配といえば『BLEACH』。いつも言ってますが、この見せ場でこれ程にぞんざいな扱いを受けるメインヒロインってのもどうかと思うんですけどね(笑)。折角の主人公との再会シーンがあんなにアッサリ……。 『アイシールド21』では、食い放題のコスプレ焼肉屋という、全く採算性を無視した有り得ない設定が実に羨ましい(笑)。現実にあったら、今回の件が無くても絶対1年保たないような店ですね絶対。 当講座の談話室(BBS)でも話題になった『D.gray−man』の新展開、いかにもテコ入れしてみました、みたいな感じのエピソードですが、連載当初のアレな設定に固執されるよりは随分マシなんじゃないでしょうか。 ☆「週刊少年サンデー」2004年46号☆ ◆「サンデー」今週のチェックポイント◆ 巻末コメントのテーマは、「生きている間に『これだけはやっておきたい!』という事は?」。 さて、今週で『うえきの法則』が遂に最終回となってしまいました。しかし最近の「サンデー」は、まだ余力の残ってる中堅どころをガンガン切っていきますね。まるでそれほど古くない家がシロアリに柱を食われてガタガタになっていくような……。まぁまだ大黒柱が残ってるのが救いではありますが。 ……他の作品についても色々述べたかったんですが、ちょっと余裕が無くなりました。とりあえずは、また来週という事で。では。 |
2004年度第52回講義 |
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今週も講義が遅くなってすいません。この講座以外の生活で疲れ果ててしまってました(苦笑)。最近は4月当初のような深刻な精神的ストレスからは解放されつつあるのですが、この度は中間考査直前の修羅場にヤラれてしまいました。「試験問題作成も同時に3つ以上抱えると脳味噌が悲鳴を上げる」というトリビアを発見したのが収穫といえば収穫ですが、明日どころかずっと役に立たないダメ知識です。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ◎「週刊少年ジャンプ」では次号(46号)に読み切り『セイテン大帝』(作画:草薙勉)が掲載されます。 なお、「ジャンプ」では来週号から『スティール・ボール・ラン』が2週間だけ復帰するようです。
※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。 「週刊少年ジャンプ」2004年45号☆ ◎読み切り『みえるひと』(作画:岩代俊明) ●作者略歴 ●絵についての所見 ●ストーリー&設定についての所見 しかし今回の作品に関しては、大掛かりなトリックを成功させるために相当の無茶をやってしまったような感があります。まず、悪霊が姫乃の親戚を装う必然性がありませんし、OL・美也子の地縛霊の言動もトリックのネタバレを避け、更にホラー独特の“雰囲気”を出すためとは言え、余りにも不自然で回りくど過ぎた印象が強く残りました。この辺り、エンターテインメント要素(分かり易い“面白さ”)とミステリ要素(謎めいた“面白さ”)との相性の悪さがモロに出てしまったのかな…という感じです。 ●今回の評価 ◆「ジャンプ」今週のチェックポイント◆ 今週号の私的ハイライトは、「なんか明らかに後付けっぽい設定出たー!」…などと、大亜門さんのマンガのような雄叫びが出そうな『アイシールド21』でした。 あと巻末コメントでは、連載作家さんたちの相変わらずの日常生活の不健康さ&慎ましさに思わず苦笑い。特に澤井啓夫さんの「唐揚げ弁当とサラダ」あたりはヤフーのモデム配ってる人間がよくやる組み合わせなんで、懐かしかったりも(笑)。でも、唐揚げどころか、この手の店屋物の弁当はそもそも体に良くないので気をつけた方が宜しいかと。
「週刊少年サンデー」2004年45号☆ ◎新連載『ハヤテの如く』(作画:畑健二郎) ●作者略歴(資料不足のため不完全な内容です) ●絵についての所見 ●ストーリー&設定についての所見 普通、この手のノリの軽いコメディは、実際の日常生活でありがちな光景、つまりベタな部分を抽出・強調してシナリオを作ってゆくものです。そうやって、あり得ない出来事を描きつつ現実感をなるべく損ねないお話を作ってゆくわけですね。
……という、かの『エヴァンゲリオン』TV版最終回でも使われた黄金パターンがありますが(しかしこれ、喋ってて恥ずかしくなりますなぁ)、現在のマンガを取巻く状況では、このストーリー展開は「うわー、まるでマンガみたいなお話ね」と登場人物に言わせるなりして“ネタ認定”させないと使えません。何故なら、元々は日常の光景をディフォルメして作られたこのパターンも、マンガのパターンとして余りにも定着してしまったがために現実感が全くなくなってしまったからです。 ●今回の評価 ◆「サンデー」今週のチェックポイント◆ 巻末コメントのテーマは、「最近、テンパったこと」。 さて、では連載作品についても軽く触れてゆきましょう。 まず、最近はネット界隈で評価が赤マル急降下中の『東遊記』について少々。確かにここ最近のテーマ性・ストーリー性の希薄なバトルに突入してからというもの、急に内容がチープになった印象は否めませんね。第2回辺りまでの内容なら、もう少しやれるかと思ったのですが……。 次に『いでじゅう!』。ここしばらくでは久々に林田×桃里がストロベリってるお話でした。それはそれで悪くないんですが、ただモリさんの本来の実力からすれば、そういうラブコメっぽい雰囲気の中でもキッチリと笑いを獲れるはずなんですが……。それなりのクオリティは維持出来てはいるんですが、ナニゲにスランプ気味なのかも知れません。 で、最後は今週も『モンキーターン』。凡百のマンガなら洞口に勝たせるところで波多野2着・洞口4着という極めて微妙な結果に持ち込ませるあたり、さすがというか何と言うか。いつの間にか主役が交代してるのには思わず笑ってしまいました。しかし、このレースで一番災難なのは、選手の色恋沙汰に巻き込まれた舟券買ってる客でしょうね(苦笑)。 ……といったところで今週はこれまで。来週は昼間の仕事が多少楽になるので、あんまり酷いスケジュールにはならないと思います。 |
2004年第53回講義 |
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いよいよ秋のJRA・G1シリーズが開幕ということで、当講座も久し振りに競馬学特論講義をお送りします。 ……それでは、ボチボチ講義を始めたいと思います。最後までどうぞ宜しく。
◎第1部:駒木ハヤトの“机上の空論”予想 ……まずは、これまでと同じように駒木がレース展望と予想をお送りします。なお、賢明な受講生の皆さんならお分かりかと思いますが、駒木の冴えない予想に乗っかって馬券を買う事は「週刊少年マガジン」の『M・I・Q』を参考に株を買うくらい無謀ですので、どうか無茶はしないようにお願い申し上げます。 ──というわけで、秋のG1緒戦となるスプリンターズSですが、気が付いたら主力は高松宮記念とよく似た構成になっていますね。 さて、次に駒木のフォーカスですが、こんな感じになりました。(注:この予想は土曜日時点のものです。雨が降ってしまったので、随分と様相が異なってしまいました。詳しくはこの後の追記を参照下さい)
前哨戦のセントウルSでは3着に終わったサニングデールですが、敗因はスローペースと59kgの斤量によるものとハッキリしていますので、ここでは度外視して良いでしょう。また、1200mのスペシャリストであるこの馬にとって、このレースは秋シーズン最大の目標で、ここはメイチの勝負気配で挑んで来るのは明らか。中山コースに変わってデュランダルの末脚が脅威を増しますが、コンディションの差からもスプリントG1春秋連覇は濃厚と言って良いでしょう。 ※追記:レース当日・中山競馬場ではドバっと雨が降って、なんと不良馬場になってしまいました。予想の時点では良馬場で行われるものと思い込んでいましたので、これは「エライこっちゃ」です(苦笑)。 ──それでは、駒木の出番はここまで。この後は今回からスタートする珠美ちゃんたち当講座が誇る3人娘の“勉強会”の様子をご覧頂きます。……まぁ珠美ちゃんはともかくとして、あとの2人が素直に“勉強”してくれるとは思えないんですが、とりあえずは駒木も楽しみながら様子を眺めてみたいと思います。では。 ◎第2部:「乙女(?)の作戦会議」 順子:「3・連・単! 3・連・単! イエー!」
《レース解説》 |
2004年度第52回講義 |
1週間のご無沙汰でした。何とか週末実施が出来ましたが、週前半は久々に極度の大不調に陥りまして、比較的余った時間を完全に棒に振ってしまいました。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ◎「週刊少年ジャンプ」では次号(45号)に読み切り『みえるひと』(作画:岩代俊明)が掲載されます。 ◎「週刊少年サンデ−」では次号(45号)より『ハヤテの如く』(作画:畑健二郎)が新連載となります。 ※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。 「週刊少年ジャンプ」2004年44号☆ ◎読み切り『伝説のヒロイヤルシティー』(作画:大亜門) ●作者略歴 ●絵についての所見 ●ギャグについての所見 ただ、大亜門さんの作品の場合、長所がそのまま短所に直結してしまう面も否定し切れません。 ●今回の評価
●作者略歴 ●絵についての所見 ●ギャグについての所見 とはいえ、“間”の取り方やシュールっぽいネタ運び、更には何気なく挟まれている小ネタなど、ギャグセンスが窺える部分も随所に見受けられます。単なる「載っただけ」の代原とは一味違うような気もしますね。もっとも、幅広い支持を得るためには、もう少し理詰めで読者を笑わせる配慮が必要だとも思いますが。 ●今回の評価 「週刊少年サンデー」2004年44号☆ ◎読み切り『88の陣八』(作画:桜井亜都) ●作者略歴(資料不足のため不完全な内容です) ●絵についての所見 ●ストーリー&設定についての所見 ただ、これらの長所を打ち消して余りある欠点だと思えたのが、プロットの貧弱さと登場人物のキャラクターの弱さ。ページとエピソードの分量のバランスを考えたら止む無くこうなってしまったのだと思うのですが、ヒトダヌキとその妖術の設定説明と、その設定を踏まえたバトルを1戦やっただけで終わってしまったような印象がありました。 ●今回の評価
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