「社会学講座」アーカイブ(競馬学関連・6)
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講義一覧
1/4 競馬学特論
「駒木研究室・2002年G1予想大反省会」(2)
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1月4日(土) 競馬学特論 |
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※第1回(上半期編)のレジュメはこちらから 駒木:「受講生の皆さん、改めまして明けましておめでとうございます。駒木ハヤトです」
珠美:「夏の小倉シリーズから3連勝で勢いに乗る1番人気・ビリーヴが3番手から差し切ってG1初制覇。この世を去ったばかりの父・サンデーサイレンスに大きなプレゼントとなりました。高松宮記念2着馬のアドマイヤコジーンは、またしても2着。春の王者・ショウナンカンプは最後で失速して3着でした。馬券の方は馬連5.9倍、3連複も3ケタ配当と、金額的には堅く収まりました。
珠美:「今や世代を代表する女傑となったファインモーションのG1デビュー戦は、単勝1.1倍の圧倒的1番人気に応える完勝でした。余裕残しの3馬身半差は圧巻でした。一転して混戦となった2着争いは、サクラヴィクトリアがシアリアスバイオを際どく差し込みました。馬連4.7倍、3連複22.6倍と比較的順当な結果となりました。
珠美:「……このレースはあんまり振り返りたくないんですけどね(苦笑)。えーと、勝ったのは10番人気のヒシミラクル。3コーナーからのロングスパートが見事にハマった感じになりましたね。2着も人気薄の京都巧者・ファストタテヤマが突っ込んで、馬連で9万馬券、3連複で30万馬券という超大荒れになりました。
珠美:「この年のダービー2着馬で3番人気のシンボリクリスエスが、古馬の強豪相手に一歩も引かないレースでG1初勝利を天皇賞で飾りました。2着には“悲運の名馬”ナリタトップロードで馬連17.2倍、3連複56.4倍という中穴配当になりました。
珠美:「秋華賞馬・ファインモーションがまたしても圧倒的な1番人気に応えて圧勝でG1レース2勝目。2着に2番人気のダイヤモンドビコーが粘りこんで、馬連3.6倍、3連複6.5倍とガチガチの配当になりました。
珠美:「マイルチャンピオンシップは大荒れ。11番人気のトウカイポイントが有力馬たちの間隙を突いて差し切り勝ち。2着にはエイシンプレストンで、馬連が150倍台の万馬券、3着馬に人気薄のリキアイタイカンが飛び込んだために、3連複はまたしても30万馬券という事になりました。
珠美:「今年のジャパンカップ・ウィークは、ランフランコ=デットーリ騎手の独壇場でした。まず初日のダートでは、イーグルカフェが驚きの中団差しでNHKマイルC以来のG1レース2勝目をゲット。2着に人気薄・リージェントブラフが直線強襲で滑り込んで、馬連6万円台、3連複5万円台の大荒れに。私たちの予想は惜しいような惜しく無いような外れでした(苦笑)。
珠美:「2歳女王決定戦は、ここまで3戦3勝のピースオブワールドが単勝1.5倍の1番人気のプレッシャーを跳ね返して完勝しました。しかし2着争いは人気薄の馬たちによる大混戦で、結局は安藤勝己騎手のヤマカツリリーが際どく粘りこみました。馬連48.8倍、3連複は200倍弱というやや荒れ模様の配当でした。
珠美:「朝日杯フューチュリティSは、8番人気の伏兵・エイシンチャンプが、サクラプレジデントとテイエムリキサンの猛襲を凌いで優勝。福永騎手は2週連続の2歳G1制覇となりました。2着のサクラプレジデントはスタートの出遅れが大きく響いた悔いの残るレースでしたね。馬連48倍、3連複96倍と、1番人気が絡んだ組み合わせにしてはかなりの高配当となりました。
珠美:「中央競馬の1年を締め括るグランプリ・有馬記念は、2番人気・シンボリクリスエスが天皇賞に続くG1レース2勝目。この数ヶ月ですっかり日本を代表する馬にまで成長した印象ですね。2着には奇襲戦法で他馬を翻弄したタップダンスシチーが粘りこんで大波乱。馬連140倍台、3連複400倍台の大荒れ配当となりました。 |
12月28日(土) 競馬学特論 |
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珠美:「いよいよ今年も、日付上はあと3日となりました。毎週土曜日にお送りして来ました競馬学講義も、今回が年内最後となります。というわけで今日は、今年のJRAG1レースを振り返る…と言いますか、私たちが皆さんに披露して来た予想の大反省会をお送りします(苦笑)。」
珠美:「このレースは、アグネスデジタルが中団差しで1番人気に応えて快勝。海外でのレースとダートグレード競走を含めると4つ目のG1勝利となりました。2着は公営の雄・トーシンブリザードが健闘したんですよね。
珠美:「重賞未勝利の昇り馬・ショウナンカンプが果敢な逃げを打って後続を完封。一躍、一流馬の仲間入りを果たしました。2着は当時復調著しかったアドマイヤコジーンが2番手のまま粘り込み。結局、“行った行った”の決着になりました。
珠美:「13番人気のアローキャリーが、鮮やかな先行抜け出しで大波乱の主役となりました。池添謙一騎手は嬉しいG1初勝利ですね。2着にも伏兵・ブルーリッジリバーが飛び込んで、馬連は3万円台の高額配当になりました。馬単と3連複があったらどんな配当だったんでしょうね(苦笑)。
珠美:「桜花賞に続き、このレースも波乱の結末となりました。勝ったのは15番人気のノーリーズンで、2着には8番人気のタイガーカフェ。馬連で5万円台ですから、馬単があればまず10万馬券は間違いないところですね。
珠美:「……と、ここまで波乱続きだった春のG1戦線が、とりあえずの一段落となりましたのが、この天皇賞でした。マンハッタンカフェが前年の菊花賞、有馬記念に続くG1レース3勝目。前走日経賞で汚した名誉を見事に挽回しました。以下の着順も、2着ジャングルポケット、3着ナリタトップロードと順当に収まり、馬連は5.4倍と堅めの配当となりました。
珠美:「このレースは4番人気のテレグノシスが勝ったんですが、この馬の走行について約20分にも及ぶ審議が行われるなど、スッキリしない決着になってしまいましたね。圧倒的1番人気を背負ったタニノギムレットも直線で致命的な不利を受けて3着。馬連の配当は48.3倍とやや波乱の結果になりました。
珠美:「3歳牝馬戦線はまたも波乱の決着。直線強襲を決めた4番人気・スマイルトゥモローと、中団から脚を伸ばした12番人気・チャペルコンサートの2頭が上位を占め、馬連はまたも135倍の万馬券決着となりました。
珠美:「今年のダービーは、ここまで惜敗続きだったタニノギムレットが1番人気に応えて完勝。武豊騎手は史上初となる日本ダービー3勝ジョッキーとなりました。2着には皐月賞後に台頭して来た後の有馬記念馬・シンボリクリスエスが入って、このレースは馬連8.7倍の平穏な決着でしたね。
珠美:「4年前の2歳マイル王者・アドマイヤコジーンが長いスランプを経て久々のG1レース2勝目を挙げました。2着には前年ジャングルポケットと好勝負を繰り広げたダンツフレームが飛び込んで、このレースは“リベンジ組”のワン・ツーとなりました。馬連配当は58倍。アドマイヤコジーンが7番人気だったんですね。
珠美:「安田記念で復活の足がかりを得たダンツフレームが接戦を制し、G1初制覇を達成しました。2着には逃げるローエングリンを4番人気・ツルマルボーイが直線強襲。馬連は10.6倍の配当となりました。 |
12月21日(土) 競馬学特論 |
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駒木:「さぁ、今年の(JRAの)G1レースもいよいよラスト。有馬記念だね」
珠美:「昨年に続いて頭数こそフルゲート割れとなりましたが、14頭中G1ホースが9頭で中身は濃くなった印象がありますが、博士の目から見てはいかがですか?」
※駒木ハヤトの“敗戦の弁” ※栗藤珠美の“反省文” |
12月14日(土) 競馬学概論 |
今週は珠美ちゃんがいないので、駒木だけの競馬学講義となります。 で、仕方ないんで今日は緊急企画。明日の昼に行われる香港国際競走の簡単な歴史などを紹介してみようと思います。あくまで“代原”なんで、多くは期待しないよう、ご容赦願います。 ☆香港競馬と国際競走について☆ 香港で競馬が初めて開催されたのは、アヘン戦争により香港がイギリスの統治下となったばかりの1845年。ただし、初期は開催日数も少なく、規模も草競馬の域を出るものではなかったようです。 そして1988年、日本がジャパンカップを創設したのをなぞるようにして国際レースを創設し、香港は競馬一流地区としての歴史を踏み出します。 ☆香港スプリント☆ 1999年に創設された、直線1000mの電撃戦。2000年から国際グレード競走となり(G3)、翌01年にG2、そして今年からはG1競走に昇格となりました。 ☆香港ヴァーズ☆ 伝統のクラシックディスタンス・芝2400mで争われるのがこのレース。創設は1994年で、今年が9回目。96年から国際G2、そして00年から国際G1となっています。 ☆香港マイル☆ 1991年、芝1400mの香港招待ボウルとして創設され、 ☆香港カップ☆ 香港の元祖・国際レースで、創設は1988年(名称は香港招待カップ)。当時は芝1800mでしたが、99年のG1格付け取得を機に2000mの準チャンピオンディスタンス戦に生まれ変わっています(93年春に国際G3、冬に国際G2)。また、現在はワールドチャンピオンシップシリーズの最終戦として、国際的にも非常に重要な地位を築き上げています。 ……というわけで、簡単ではありましたが、香港国際競走についてお話をしました。レースの模様は、グリーンチャンネルやラジオ放送、さらには競馬場内のモニターTVなどで中継されると思いますので、競馬に少しでも興味の有る方は、是非その目と耳で日本馬の雄姿を脳裏に焼き付けて下さい。 では、今日の講義を終わります。来週のこの時間は、有馬記念の直前予想です。 |
12月7日(土) 競馬学特論 |
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駒木:「……では講義を始めるけれども、今日は最初に言っておきます。多分、予想は当たりません!(笑)」
珠美:「8枠15番のエイシンブーンは、枠順発表直後、感冒のために出走取り消しとなりました。皆さんもどうぞご注意下さい」
※駒木ハヤトの“敗戦の弁” ※栗藤珠美の“反省文” |
11月30日(土) 競馬学特論 |
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こんばんは。今日の競馬学特論は、明日の式典準備のため、駒木1人による簡易版で行います。 まずは出馬表と予想印をご覧下さい。
《駒木ハヤトの見解》 秋の牡牝混合重賞レース(府中3歳S、デイリー杯、京王杯)の勝ち馬がいない点から考えると、全体的なレヴェルは昨年並程度のやや低調なものと考えた方が良さそう。1勝馬や裏街道からの参戦馬、または条件次第で爆走するクセ馬にも注意を払うべきと申し上げておく。 展開は、ソルティビッドかマイネラベンダーがハナを切り、やや縦長の隊列で平均ペースになるのではないか。余程のハイペースでないと先行〜中位で決まってしまう傾向のあるレースだけに、差し馬の過信は禁物だ。 2歳戦ゆえ、手掛かりが少なくて困惑するばかりだが、本命は正攻法で3戦3勝のピースオブワールドに。他の馬に絡まれてゴチャついた時は心配も、現時点での地力そのものは抜きん出ている。全幅の信頼は置けないにしても、馬券の中心にせざるを得ないだろう。 駒木の買い目…5、9、4の馬連BOX及び3連複 ……それでは皆さんの健闘を祈ります。頑張って下さい。 |
11月23日(土・祝) 競馬学特論 |
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駒木:「というわけで、今日も競馬学特論講義だね」
駒木:「珠美ちゃん、この他、有力馬の着順を紹介してくれるかな?」
珠美:「……さて、それではいよいよ明日のジャパンカップの予想に移りましょう。今年は中山2200mという変則的な条件で開催されます」
珠美:「今回のメンバーの、全体的な印象はいかがですか? 下馬評では『日本馬優勢』ということですが……」
※駒木博士の“敗戦の弁” ※栗藤珠美の“反省文” |
11月22日(金) 競馬学特論 |
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駒木:「さぁ、今週はジャパンカップウィークだ。土・日にレースがあるので、講義はどうしようかと思ったんだけど、結局両方やる事にした。去年、オープンキャンパスで扱ったレースだけに思い出深いものがあるしね」
駒木:「あれ? 2人とも結構似た印になっちゃったねぇ」 |