「社会学講座」アーカイブ
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講義一覧
6/30(第27回) 文化人類学「頂上決戦再び! 04年ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権・直前展望(1)」
6/26(第26回) 競馬学特論「駒木研究室競馬予想No.1決定戦〜04年春シリーズ・最終戦・宝塚記念」 6/25(第25回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評・分割版」(6月第4週分・合同) 6/18(第24回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評・分割版」(6月第3週分・合同) 6/11(第23回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評・分割版」(6月第2週分・合同) 6/5(第22回) 競馬学特論「駒木研究室競馬予想No.1決定戦〜04年春シリーズ・第9戦・安田記念」 6/4(第21回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評・分割版」(5月第6週〜6月第1週分・合同) |
2004年第27回講義 |
ここしばらくは週1ペースの講義で、受講生の皆さんに物足りない思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。しかし高校講師の仕事も一段落つき、漸くこちらの方に時間とエネルギーを注げる態勢が整いました。今日からしばしの間平常モードに“復活”です。 さて、“復活”第1回目の今回は、実に約1年ぶりに文化人類学──フードファイト競技関連の講義をお届けする事にしました。 ここ1年の日本フードファイト界の衰微は激しく、正直申し上げて当講座でフードファイト関連講義をする事はもう無いだろうと思っていました。しかしこの度、今年のネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権において、この大会3連覇中の王者・小林尊選手と、かつて国内メジャータイトルを総ナメし、最強のフードファイターの呼び声も高かった白田信幸選手が対戦する事が決定的となり、「うひゃあ、こりゃあ放っとけんぞ」…という事になった次第であります。 ──と、閑話休題。前置きと余談がやたら長い本来の講義スタイルが戻って来て我ながら感慨深かったりするのですが、とりあえず本題へ。まずはこの小林・白田の両雄が相見える事になる競技会・ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権についてのお話を、少々時間を取ってしておきたいと思います。以前からの受講生さんにとっては過去の講義の内容と重複する部分も多いと思いますが、今回の講義はこれまでフードファイトに興味があまり無かった方のためのものだという事で、どうか何卒。 ……さて、このネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権(以下、ネイサンズ国際)は、第一次世界大戦が激化しつつあった1916年の7月4日──つまりアメリカ合衆国独立記念日──に、4人のヨーロッパ移民たちが「我こそが愛国者だ」という気持ちをアピールするため、ニューヨークにあるホットドッグ店・ネイサンズで、アメリカ人の国民食であるホットドッグの食べ比べをしたのが起源とされています。そして、それ以来1941年と1971年にそれぞれ戦争激化と政情不安に抗議する意味で中止されたのを除いては、世界恐慌で失業者が溢れていようと、ソ連と核戦争の危機に瀕していようと、毎年必ず7月4日の独立記念日に大会が実施されています。さすがはブッシュを大統領に選んでしまうアメリカ人、シャレが利くんだか馬鹿なんだか判りません。 そんなネイサンズ国際が日本のフードファイト界と深い関わりを持ち始めたのは90年代後半のこと。この大会を事実上運営しているIFOCE(国際大食い競技連盟)に「大食い選手権」のテレビ東京が加盟し、ネイサンズ国際の日本予選開催権を取得した事から、番組の企画を兼ねて日本人選手が派遣されるようになったのでした。 ──というわけで、今日はネイサンズ国際と、この大会における日本人選手の活躍についてお話したわけですが、これだけではまだ今回の小林VS白田がどれだけ魅力的なカードなのかを伝えるには不十分。やはり両選手がこれまでどのような道を歩んで来たかを紹介してこそ、今回の対戦の重要さが分かるというものでしょう。 |
2004年第26回講義 |
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いやはや、何とか辿り着きました。今期最終戦の宝塚記念です。 ところで今回は最終戦という事で、前期同様ポイントを倍付けで計算します。ただし、今回は最下位の罰ゲームはありません。赤星先生は再登場にやぶさかでないそうですが(笑)、珠美ちゃん以外の3人が「もう勘弁」と言っておりますので……。
まずは天候と馬場状態。天気予報によると、阪神競馬場周辺は終日曇るものの雨はほとんど降らないだろうとのこと。土曜夕方時点では芝コース稍重の発表だったが、どうやら極端な道悪馬場は回避出来そうだ。 ●駒木ハヤトの「負け犬エレジー」● 金鯱賞のタップダンスシチーは強かった。着差こそ頭差だったものの、ハナにこだわらず、先行抜け出しで堂々と押し切った横綱相撲だった。これなら今回ダントツの1番人気に支持されても……って、ゼンノロブロイと競ってるがな(笑)。 ただ、懸念はやはり馬場状態。これでもう一雨降った場合、プライベートの馬券は○印以下の馬を1ランクずつ繰り上げるつもり。不良馬場になったらタップダンスシチーも外す。
安田記念で良い結果を出せたお蔭で、大変気分良く最終戦を迎えることが出来ました。勿論、ここも皆さんのお役に立てれば…と思います。
結局このシリーズは最初の方で本命馬券を当てただけ。こんなはずじゃなかったんですけど……。
やっとイイ感じになって来たところで最終回なんて、「サンデー」のマンガみたいで悲しいんですけど(笑)、ガンバって優勝を狙いたいと思います!
……というわけで最終戦の予想をお送りしました。秋からはまた別の企画で競馬学特論を実施する予定でいます。また9月の再開をお楽しみに。ではでは。
※駒木ハヤトの“負け犬の遠吠え”(不的中) ※栗藤珠美の“喜びの声?”(単勝のみ的中) ※一色順子の“終了しました……”(不的中) ※リサ=バンベリーの“ハッピー・ハッピー・グッドラック?”(単勝のみ的中)
(ポイント・順位の変動について) |
2004年度第25回講義 |
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……冒頭からとりあえず叫んでみました(笑)。ご機嫌如何でしょうか、駒木ハヤト(これでも教員)です。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ★新人賞の結果に関する情報 ※「ジャンプ」25号で発表済みながら採り上げるのを忘れていた、第11回「ストーリーキング」の審査結果を紹介しておきます。
受賞者の皆さんのキャリアは以下の通りです。 ◎マンガ部門最終候補の久保咲さん…02年「ストーリーキング」ネーム部門で奨励賞。 ……最近では「手塚賞」に代わって、ストーリー系新人の登竜門的存在になっている「ストキン」ですが、今回は残念ながら不作に終わった模様ですね。まぁ去年から年2回開催になってますし、たまにはこういう事もある…ということで。 ※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。 「週刊少年ジャンプ」2004年30号☆ ◎新連載第3回『地上最速青春卓球少年 ぷーやん』(作画:霧木凡ケン)【第1回時点での評価:C寄りB−】 ●絵についての所見(第1回からの推移)
●現時点での評価
◆「ジャンプ」今週のチェックポイント◆ 今週号から『HUNTER×HUNTER』が連載復帰。しかし「さすが冨樫義博」というか、いきなりネーム状態ですなぁ。1ヶ月以上も時間貰ってコレなんですから、相当にアイディアが煮詰まってるんでしょうねぇ……。まぁそれでもネームを人前に出す以上は、キチンと内容のあるネームになっているあたりも「さすが冨樫義博」ですが。 ところで、最近また気になっているのが『武装錬金』のバトルシーンにおける中身の薄さ。ぶっちゃけ、他の誰もが「この作品ダメだ」という事になっても「いやいや、まだまだ」と言うであろう駒木が物足りなさを感じているという事は、他の読み手の方はもっと物足りなさを感じているはずですので、これは本当に心配です。 で、レビュアーの習性で、今の『武装錬金』に何が物足りないかと色々考えてみたのですが、 ●作者サイドに「少年マンガなんだから、大掛かりなバトルシーンを入れなければならない」という思いが強過ぎて、シナリオを引き立てるためのバトルではなく、バトルとバトルを繋ぐためだけのシナリオになってしまっている──即ち、シナリオとバトルシーンの主客転倒。 ●バトルが単なる必殺技の応酬がメインになっていて、戦っている登場人物の内面描写が(一応なされてはいるが)甘くなっている。間延びを避けたいのは分かるが、過去編を積極的に入れないと、戦っている登場人物に感情移入出来ず、当然バトルにも感情移入出来ない。 ●主人公・カズキの戦う理由付けが曖昧かつ受動的で、「戦わされている」感が否めない。具体的かつ確固たる信念や己の存在意義ごと敵にぶつけてこそ内容に“厚み”が出る。 ●メインヒロイン・斗貴子さんがストーリーに全然絡めていない。それどころか、カズキとのパワーバランスまで崩れ気味で存在感が無くなる一方。作品中で最大のキーパーソンを冷遇しては成功するはずの作品も成功しない。 ……などといったシャレにならない“緊急”クラスのセキュリティホールを次々と見つけてしまいました(汗)。作品の方向性を完全に見失ってる感じすらして、ハッキリ言ってヤバいですね。パピヨン編後半の“貯金”を勘案してもA−評価維持が精一杯といったところでしょうか。 「週刊少年サンデー」2004年30号☆ ◎読み切り『ベースボールエンジェル』(作画:清水洋三) ●作者略歴(資料不足のため不完全な内容になってしまっています。ご了承下さい) ●絵についての所見
◆「サンデー」今週のチェックポイント◆ 巻末コメントのテーマは、「幼かった頃の自分に言ってやりたいセリフは?」。 連載作品で気になった作品と言えば、やはり『モンキーターン』でしょう。“正々堂々と二股をかける主人公”という新機軸、果たしてどういう結末が待っているのか目が離せませんなぁ(笑)。 ……というわけで、今週はここまで。漸く精神的負担も軽くなりそうなので、来週からは積極的な講義実施が出来そうですのでお楽しみに。 |
2004年度第23回講義 |
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今週は、この期に及んで『MAJOR』アニメ化…という微妙な情報がネット界隈を駆け抜けたかと思えば、椎名高志さんの『絶対可憐チルドレン』短期集中連載が決定…というこれまた微妙な情報が作者ご本人からリークされたりと、何かと微妙な1週間となっていますね。 それともう1件、当講座とも縁の深い(?)夏目義徳さんが、6/28発売の「増刊モーニング」に原作付の作品を発表するそうです。昨秋「サンデー」に発表した『オロチ』以来の復帰作という事になりますね。 ……と、期せずして前フリのはずが情報系の話題コーナー出張版になってしまいました(笑)。まぁ雑誌の公式アナウンスじゃない情報ですし、たまにはこんなのも良いんじゃないか、という事で何卒。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ★新人賞の結果に関する情報
受賞者の過去のキャリアについては以下の通りになります。(もしチェック漏れがありましたら、BBSでご指摘下さい) ……今月の十二傑賞は、“新人予備軍”暮らし苦節2年半、特別賞3回受賞の苦労人・川口幸範さんに。講評を見る限りではストーリー面を中心に課題も残されていそうですが、頑張って来た甲斐があったというものですよね。 ──あ、そうそう、実は『ストーリーキング』04年上期の審査結果が既に25号で発表されていたのですが、紹介するのをウッカリ忘れておりました。準キング以上の受賞作が無かった事もあって注目度も低かったのですが、怠慢と言われても仕方ないですね。申し訳ありません。 ※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。 「週刊少年ジャンプ」2004年29号☆ ◎新連載第3回『D.Gray-man』(作画:星野桂)【第1回時点での評価:B+寄りB】 ●絵についての所見(第1回からの推移) まずは設定。主人公をはじめとするキャラクターや、AKUMAと千年伯爵などのメインアイディアについて、読み手の興味を引く努力が完全に不足しているのではないでしょうか。ただ小難しい設定を羅列しただけ…といった感じで、肝心の“人間”が描かれていないように思えます。語弊覚悟で喩えるなら、キャラに魅力の無い『ツバサ』と言いますか……。 そのため、ストーリーにも魅力が出て来ないんですね。今週号では主人公の過去編が出て来たわけですが、主人公がどういう人物かが描かれていないのに、過去を描かれても共感のしようがありません。先にキャラを立て、感情移入させてからなら高い演出効果が得られたと思われるだけに残念です。 ……と、かなりメチャクチャに言ってしまいましたが、それでも作品を盛り上げようという作者サイドからの意図は感じられますし、その意図を実現させようと色々な演出も為されてはいます。ですから、この作品も一度ツボにハマれば大化けする余地もあると思うのですが、現状ではその“ツボ”を作れていないようにも思えるのです。 ●現時点での評価 ◎代原読み切り『オレがゴリラでゴリラがオレで』(作画:ゴーギャン) ●作者略歴 ●絵についての所見
とにかく、今作のギャグにおける問題点を挙げてくれと言われたら、「全部」としか答えようが無いです。この作品がいつ脱稿したものか分かりませんが、現時点ではこの問題点がいくらかでも解消している事を祈るばかりです。 ●今回の評価
◆「ジャンプ」今週のチェックポイント◆ 今週は掲載順半ば、『アイシールド21』、1つ飛ばして、『BLEACH』、『武装錬金』と、期せずして実力派作家さんによる涙腺刺激テクニック競演となりました。しかもそれぞれがプロの仕事がキチンと出来ていて「さすが」の一言なのですが、やはりこういうのって作風というか性格が出ていて面白いですよね(笑)。 「週刊少年サンデー」2004年29号☆ ◎読み切り『タマ!!!! 〜真夏のグランドスラム〜』(作画:小山愛子) ●作者略歴 ●絵についての所見 ……しかし04年15号に載った『HOOK!』(作画:鹿養信太郎)もそうでしたが、最近の「サンデー」の編集サイドは、1つのスポーツと、そのスポーツとは全く関係ない別の事柄を強引に結び付ける作品を好む傾向があるようですね。 ◆「サンデー」今週のチェックポイント◆ 巻末コメントのテーマは、「ビックリした時、つい出てしまう言葉」。 連載作品については、どの作品もいつも通り良かったり悪かったり薄っぺらかったり最終回へ向かって突き進んだり…という感じで特にコメントしたい作品は少ないんですが、そんな中でも「やっぱり凄ぇなぁ」と思えてしまうのは『からくりサーカス』。 ……といったところで今週はこれまで。とりあえずあと1週間は現状のペースで我慢して下さい。ではでは。 |
2004年度第23回講義 |
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どうも皆様、他人の名前を使って「週刊少年ジャンプ」の「もくじ川柳」に載るという地味で陰湿な嫌がらせを思いついてしまった、最近精神が荒む一方の駒木ハヤトです(笑)。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ◎「週刊少年サンデー」次号(29号)には、読み切り『タマ!!!! 〜真夏のグランドスラム〜』(作画:小山愛子)が掲載されます。 ★新人賞の結果に関する情報
受賞者の過去のキャリアについては以下の通りになります。(もしチェック漏れがありましたら、BBSでご指摘下さい) ※手塚賞 ※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。 ☆「週刊少年ジャンプ」2004年28号☆ ◎新連載『地上最速青春卓球少年 ぷーやん』(作画:霧木凡ケン) ●作者略歴 ●絵についての所見 ──結局のところ、いわゆるアシスタント的な技術は身に付いているのに、マンガ家としての技術はサッパリという有様。ちょっとこれは辛いですねぇ……。 作品のクオリティを上げようとして設定をこねくり回したは良いものの、気がついたら逆にクオリティを下げてしまっていた…というのは、プロの作家さんでもスランプに陥るとままあるケースだそうですが、この作品の場合は新連載第1回でそれにハマってしまった感じですね。非常に不幸なケースと言えそうです。 ●現時点での評価 ◎新連載第3回『家庭教師ヒットマン REBORN!』(作画:天野明) ●絵についての所見(第1回からの推移) で、これでこの設定をストーリーに上手く絡められれば良かったのですが、何だか逆にストーリーの出来がどんどん悪くなって来ているようにしか……。 何と言いますか、第1回とは別なパターンの“読み切りを連載化して失敗した作品の典型例”を見せられたような感じです。最近の「ジャンプ」新連載作品の不調を象徴するような見切り発車という感じです。 ●現時点での評価 ◆「ジャンプ」今週のチェックポイント◆ 今週は時間が無いのでサッパリ目に。それにしても、この期に及んでデッサン教室に通う村田雄介さんは色々な意味で凄いですな。いくら原作別とはいえ、どれだけ速筆なんだよ……。 その村田さんの描く『アイシールド21』は、人物を変えて“凡人、天才に挑む”王城ホワイトナイツの章。今回は勤勉な天才こと進に挑む桜庭のお話。けど桜庭だって女の子にモテるという面では明らかに天才なんですけどね。……やっぱり雪光を応援したくなるなあ先生は(笑)。 さて、今週は『少年守護神』(作画:東直輝)が打ち切り終了となりました。何と言うか、見事なまでに“突き抜け”らしい“突き抜け”を見たような感じですね。 ☆「週刊少年サンデー」2004年28号☆ ◎読み切り『ブリザードアクセル』(作画:鈴木央) ●作者略歴 ●絵についての所見 シナリオに関しても技術の豊かさを感じさせてくれますね。「格闘技のセンス=フィギュアスケートのセンス」という確信犯的なトンデモはさておき、結構“料理”の難しい諸々の設定をストーリーの中で巧みに活かし切っており、地味ながらも良い仕事をしています。 ●今回の評価 ◆「サンデー」今週のチェックポイント◆ 巻末コメントのテーマは、「オリンピックに出るならどの種目?」。 さて、作品について。まずは拷問のような競馬編がようやく終了した『ワイルドライフ』。ここまで杜撰な取材・構成をした競馬(をテーマにした)マンガは空前絶後でしょうなぁ。 さて、口直しに『いでじゅう!』を久々に採り上げましょう。 最後に『モンキーターン』。好事魔多しという事で、波多野のエースペラがダメになっちゃって大変……という展開になりそうですね。しかしこれ、競艇ファンにはともかく、少年誌の読者をターゲットにする内容じゃないよなあ。普通、プロペラより青島さんだろう!(笑) ……さて、遅くなってすいませんでした。あと2週間ほどこんな調子になりますが、ご勘弁を。ではでは。 |
2004年第22回講義 |
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盛り下がる事この上ない展開の中、いよいよラス前となりました。よりによって一際疲れてる時に、一際難しいレースなんですが、結果オーライでも当たればいいや、などと投げやりに考えております(笑)。受講される方も、(いつもそうかも知れませんが)、まぁそれなりでお願いしたいと(笑)。
まずは気になる天候と馬場状態だが、雨は降っても小雨程度で、馬場渋化は限定的なものに終わりそう。最悪でも稍重に留まりそうだ。よって、道悪適性を過剰に予想に加味するのは逆に問題と言えよう。 ●駒木ハヤトの「負け犬エレジー」● 大本命になるはずだったデュランダルが無念のリタイアで、情勢は混沌。過去にも似たような状況のG1があったが、一筋縄ではいかないレースばかりだった。ましてや今回はグリーンベルトを巡る攻防で文字通り混戦必至なだけに、予想も非常に難解。下手に当てに行かず、大胆にフォーカスを定めたい。
本当に今回は印を打つのに迷ってしまいました(苦笑)。実績のある馬は仕上がりが万全では無さそうですし、かといってG1レースで穴人気している昇り馬を狙うのも躊躇を覚えますし……。
他の人は知りませんけど、わたし、こういうレースは大好きです(笑)。馬連オッズのどこを見ても10倍以上って、なんて素晴らしいんでしょうか(笑)。
先週、今度はマジメに考えます! ……って言ったのはいいんですけど、今週のレースってメチャクチャ難しくて何がなんだか……(苦笑)。
4人でかなり印が割れてしまいました。これだけ買い目がバラつけば、誰か当たりそうなもんなんですが、さぁどうなるでしょうか。駒木はちっとも当たる気がしません(笑)。ではでは。
※駒木ハヤトの“負け犬の遠吠え”(不的中) ※栗藤珠美の“喜びの声”(単勝、馬連、馬単的中) ※一色順子の“終了しました……”(不的中) ※リサ=バンベリーの“ハッピー・ハッピー・グッドラック”(馬連のみ的中)
(ポイント・順位の変動について) また、今回はリサ=バンベリーも今期初の中穴的中を果たしている。次回、宝塚記念でビギナー高校生による下剋上は果たして成るか? |
2004年度第21回講義 |
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6月、祝日無いのダルいから、適当に祝日作ろうよ。ほら、4日休みだったら3連休になるよ、虫歯予防デー。……などと言いたくなる今日この頃、如何お過ごしでしょうか。『スピンちゃん』が打ち切りになってヤケのヤンパチ状態の駒木ハヤトです。 ……まぁ、また駒木が言ってるよ、みたいな感じで聞き流して下さい(笑)。それでは、今週のゼミを始めます。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ◎「週刊少年サンデー」次号(28号)には、読み切り『ブリザードアクセル』(作画:鈴木央)が掲載されます。 ……ところで、増刊サンデーの夏号のラインナップ、新人・若手に混じって、「週刊少年チャンピオン」で『ORANGE』を連載していた能田達規さんの名前が小さく載ってますね。能田さんが実は以前から「サンデー」と繋がりがあった…という噂は耳にしていたのですが、まさか本当に作品が掲載されるとは。 ★新人賞の結果に関する情報
受賞者の過去のキャリアについては以下の通りになります。(もしチェック漏れがありましたら、BBSでご指摘下さい) ……今回は全体的に小粒で即戦力ゲットならず…といったところでしょうか。しかし、入選作の選評を見ていると、何だか「赤マル」に載ってそうな作品みたいに思えてならないんですが(笑)。
※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。 ☆「週刊少年ジャンプ」2004年27号☆ ◎新連載『D.Gray-man』(作画:星野桂) ●作者略歴 ●絵についての所見 別に凝った設定が多いというのが悪いわけではありません。『エヴァンゲリオン』然り、一連の奈須きのこ作品然り、異様に凝った設定連発の作品の中にも、多くの人が名作と認めるものだって多く存在しますしね。 それでも、ストーリーの展開させ方や演出に全くセンスが感じられないというわけではありません。今回も、本来ならばギブアップ者が続出しそうな程の“読み辛さ要素”を含んだ作品ではあるのですが、一応最後まで読ませ切るだけの勢い、力は感じさせてくれました。これが短所のフォローではなく強力な長所になった時こそが、星野さんが一流のマンガ家さんになる時なのだと思います。今後の成長に期待します。 ●現時点での評価 ◆「ジャンプ」今週のチェックポイント◆ いつも通り巻末コメントから……とは言え、今回はあまりネタが無い感じなんですが。 さて、作品についての話。 そして、講義冒頭でもお伝えした通り、今期打ち切り第一号は『無敵鉄姫スピンちゃん』(作画:大亜門)でした。ここで連載総括しておきましょう。 ☆「週刊少年サンデー」2004年27号☆ ◎読み切り『緋石の怪盗アルバトロス』(作画:若木民喜) ●作者略歴 ●絵についての所見 ●今回の評価
◆「サンデー」今週のチェックポイント◆ 巻末コメントのテーマは、「仕事中のBGM」。 さて、作品について。まず『金色のガッシュ!!』はビクトリーム外伝のギャグ特集。無責任な提案をしてしまうと後々大変…という典型例ですな(笑)。しかし、「復活を検討」って、こういう意味での復活を望んでたわけじゃないでしょうに(笑)。 ……さて、今日は時間も詰まり気味ですので、この辺で失礼します。来週は若干時間に余裕が取れそうなのですが、果たして体力に余裕があるかどうか。まぁ様子見ながら頑張ります。 |