「社会学講座」アーカイブ
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講義一覧
9/30(第35回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評」(9月第5週/10月第1週分)
9/23(第34回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評」(9月第4週分) 9/17(第33回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評」(9月第3週分) 9/10(第32回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評」(9月第2週分) 9/4(第31回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評」(8月第5週/9月第1週分) |
2005年度第35回講義 |
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1週間のご無沙汰でした。やはり世を忍ぶ仮の本業がフル稼働してる時期は、モチベーションが昼間で根こそぎ削られている気がしますね。一般の人としては真っ当な話ですが、こんな講座を開いている時点で一般の人ではない駒木にとって、これは非常に難しい問題であります(苦笑)。 さて、今日は「週刊少年ジャンプ」系の新増刊・「ジャンプ
the REVOLUTION」の公式発売日でした。1〜2日前から既に流通に乗っていたようですので、もう入手した方も多いと思いますが、予想通りなかなか独特な雰囲気を発した雑誌ですね。個人的には、高年齢層を対象にした、マンガ版「ジャンプノベル」を作りたかったのかな…と推測していますけど。 今日の時点ではまだ全作品読了してませんので、とりあえず始動は来週からということで何卒。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ◎「週刊少年ジャンプ」では、次号(44号)より『べしゃり暮らし』(作画:森田まさのり)が新連載となります。 なお、今号の「週刊少年ジャンプ」では、翌々週の45号から『大泥棒ポルタ』(作画:北嶋一喜)が新連載となる情報も併せて発表になっています。秋の新連載はこの2作品で、入れ替わりに終了するのは、今週最終回を迎えた『カイン』と、次週の最終回が濃厚となっている『切法師』の2本の線が強くなってきましたね。共に2クールの短期打ち切りですか。 ★新人賞の結果に関する情報 今週は、「ジャンプ」で「ストーリーキング」の、「サンデー」で月例賞「まんがカレッジ」の審査結果発表がありました。それぞれ興味深い選考結果となりましたが、まずは「ストーリーキング」から。
受賞者の皆さんのキャリアは以下の通りです。 ……一時期の隆盛に比べると最近低迷気味の「ストーリーキング」ですが、今回はネーム部門に特別賞1編が出ただけという、極めて低調な結果に終わりました。マンガ部門などは見栄えのする絵が印象的な作品も複数見受けられたのですが、どうやらそれが作品全体のクオリティに繋がっていなかったようです。 なお、次回から「ストキン」は大幅にリニューアルが図られるとの事。現状、「ジャンプ」は月例賞に加えて「手塚賞」「赤塚賞」もあるだけに、新人賞の住み分けも色々考えないといけないという事なのでしょうね。
受賞者の皆さんのキャリアは以下の通りです。 ……先月に引き続いて、低調な中から入選1編が出ましたね。講評の褒めっぷりも相当に高いテンションですので、増刊か本誌に掲載される時を期待して待ちたいと思います。 ※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。よくあるご質問とレビューにあたってのスタンスは04年1月14日付講義冒頭をご覧下さい。 ☆「週刊少年ジャンプ」2005年43号☆ 今週はレビュー対象作無しになる所だったんですが、『HUNTER×HUNTER』が作者都合休載となって代原が掲載されました。そういや『ハンタ』の代原も久々だなぁ…と思って調べてみたところ、どうやら04年48号以来ほぼ11ヶ月ぶりらしいですね。 ◎読み切り『たいして良い思い出もできそうにない学校生活』(作画:伊藤直晃) ●作者略歴 ●絵についての所見 “間”の持たせ方や、簡潔で無駄の無いセリフ回しなど、確かにセンスが光る部分もあるのですが、残念ながら総合的に見て、週刊本誌へ掲載するにしては物足りない水準だと思います。 ●今回の評価 ◆「ジャンプ」今週のチェックポイント◆ 今週のチェックポイントは、『ネウロ』の連載30回、『みえるひと』の連載10回、そして『カイン』の最終回に伴う連載総括と、盛りだくさんの内容となりました。大体新連載シリーズが10週ごとですから、結構タイミングが被っちゃうんですよね。 ◎『魔人探偵脳噛ネウロ』(作画:松井優征) 駒木のこの作品の解釈に対して、ウィキペディアにまでネガティブなリンクを張られてしまって「何だかなぁ」なんですが(笑)、今回は以前の講義や談話室(BBS)で表明したように、純粋なエンターテインメント作品として評価を下しました。最近は推理モノの皮を被ってるのかどうかも怪しくなってますので、多分この解釈が揺れる事はしばらくはないでしょう。 さて、今回評価点を大幅に上昇させたのは、“犯人役”にあたるキャラが二転三転して見事に収束した「サイ編」の構成力、そしてキャラクターメイキングの上手さを最大限評価してのものです。特に最近は刑事たちや怪盗サイといった魅力的なレギュラー脇役が良い味を出しており、これが作品全体のクオリティにも好影響を与えているのではないでしょうか。 今回はちょっと点数を上げ過ぎかとも思うのですが、A−寄りB+とかにしたら、評価がどれくらい上がったのか自分でも謎になってしまうので(笑)。まぁ無意識にこびり付いている個人的な先入観を取っ払う事を考えたら、一旦はこれぐらい上げてみるのも丁度良いのかなとも思います。 ◎『みえるひと』(作画:岩代俊明) そしてこちらは10回目にして、残念ながら評価の下方修正を実施しました。 で、第4回以降からの印象なんですが、作品全体のテーマと言うか、ストーリーや登場人物に仮託して作者が描きたい物が見えて来ないんですよね。少なくとも駒木には全然伝わって来ません。 この作品についても「コミックアワード」前にタイミングを見計らって評価見直し予定です。 ◎『カイン』(作画:内水融) 『ユート』に続く、今年度短期打ち切り第2号。2クール、連載19回で打ち切り終了となってしまいました。 読み切り版から踏襲した設定は題名と主人公の名前だけ。それで読み切り版から取り去った要素の代わりに何を投入したかと言えば何もなし。出来上がったのは、キャラ掘り下げの著しく甘い登場人物たちだけが勝手に盛り上がって、それでいて盛り上がらない戦闘シーンを繰り返すストーリー展開でした。 これで内水さんは、「策士・軍師を主人公にした“頭脳派”の読み切りで成功→肉弾戦闘中心の“肉体派”の連載で失敗」…というルーチンを2セット繰り返してしまった事になります。決して実力不足の作家さんとは思わないのですが、これだけ適性違いのチャレンジを繰り返しては失敗するのも致し方無しでしょう。 |
2005年度第34回講義 |
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9月もいつの間にか下旬。当講座の年度で言えば、もうラスト2ヶ月という事になりました。昨年度は「コミックアワード」の実施が遅れたという事情もありましたが、やはり光陰矢の如しの感ですね。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 今週は採り上げるべき公式アナウンス情報はありませんでした。 ※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。よくあるご質問とレビューにあたってのスタンスは04年1月14日付講義冒頭をご覧下さい。 ☆「週刊少年ジャンプ」2005年42号☆ ◎読み切り(第2回『金未来杯』エントリー作品)『@'clock』(作画:やまもと明日香) ●作者略歴 ●絵についての所見 あと、この作品の“肝”は、主人公の少年が何かを引き換えに時間の流れの外に身を置く──母親や村の皆に存在を忘れられる──かどうかの心理的葛藤のはずで、敵役の能書きや細かい設定云々よりも、もっとその辺りの心象描写を丁寧にやるべきではなかったでしょうか。 ●今回の評価 ──さて、これで今期「金未来杯」の全作品が出揃いましたので、簡単な総括を。
当ゼミの基準としてはB+評価4作品、B評価2作品という結果になりました。昨年は5作品中、A−評価1作品(『ムヒョ』)、B+評価3作品(『プルソウル』、『タカヤ』、『切法師』)でしたから、若干粒が小さくなったかな……といったところでしょうか。 ☆「週刊少年サンデー」2005年43号☆ 今週号は、またしても『うえきの法則プラス』が休載で代原が掲載されました。一応は取材休載という事になっていますが、3週前の休載と同様に“作者都合休載”の可能性が大ですね。 ◎読み切り『ラブリー フェアリー』(作画:小野寺真央) ●作者略歴 ●絵についての所見 ●現時点での評価 ◆「サンデー」今週のチェックポイント◆ 今週は連載第10回を迎えた『絶対可憐チルドレン』をピックアップします。 ◎『絶対可憐チルドレン』(作画:椎名高志) 10回時点の今回もA評価で据置としました。 また、評価とは直接関係ない部分ですが、遊び心に富んだこの作品の端々から、椎名高志さんの『絶チル』と“チルドレン”に対する愛情が伝わって来るのが、とても好感が持てるんですよね。駒木にとっては、読んでいるだけで幸せになれる作品です。
それでは、また来週。 |
2005年度第33回講義 |
今週もガタガタの状態で週末を迎えてしまいました。昼の仕事から帰って来た途端に気力が尽きるのを感じ、その回復もままならないまま、寝なきゃいけない時刻を迎えている……という感じでした。どれくらい気力が無かったかと言うと、『DRAGON
BALL』の天下一武闘会と『バキ』の最強トーナメントを足して8で割ったような、ハレンチ☆パンチぐらい志の低いマンガを見せられても、「フーン」で終わってしまうほどと申し上げれば、ご理解頂けるのではないかと。 さて、連休シフトでもう次週分の「ジャンプ」が発売になってますが、今日は月曜発売の、『NARUTO』が表紙の41号が対象ですのでお間違えないようお願いします。「サンデー」は水曜発売の42号です。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ◎「週刊少年ジャンプ」では、次号(42号)に「第2回金未来杯」エントリー作として、『@o'clock』(作画:やまもと明日香)が掲載されます。 ※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。よくあるご質問とレビューにあたってのスタンスは04年1月14日付講義冒頭をご覧下さい。 ☆「週刊少年ジャンプ」2005年41号☆ ◎読み切り(第2回『金未来杯』エントリー作品)『ナックモエ』(作画:村瀬克俊) ●作者略歴 ●絵についての所見 ただ、ストーリーラインには最低限の理屈の整合性や説得力が保たれるよう、総じてよく練られており、陳腐さ・ヌルさも許容範囲で収まったかな…といったところです。「本格格闘技ドラマ」と銘打たれては困惑を禁じ得ませんが、B級の映画・Vシネマのようなヌルい作品と割り切ってしまえば悪くないんじゃないでしょうか。(まぁあくまで「○○としては〜」という話ですが) 具体的に評価できるポイントは、まず格闘シーンが挙げられます。喧嘩の延長上のような“バトル”ではなく、キチンと“格闘技”の草試合が描かれていました。実力上位の主人公が試合前半劣勢に陥る理由付けをムエタイの特色と絡めるなど小技も効いています。 先に述べたように、ストーリーの根本的な部分がやや低調だったのは残念でしたが、その中に埋もれそうになって潜んでいる高いポテンシャルが光る惜しい作品でもありました。今回の結果如何に関わらず、次回作に期待したい作家さんです。 ●今回の評価 ☆「週刊少年サンデー」2005年42号☆ ◆「サンデー」今週のチェックポイント◆ 今週は評価見直し対象作品が2作品。連載20回の『うえきの法則プラス』と、連載10回の『あいこら』について採り上げます。 ◎『うえきの法則プラス』(作画:福地翼) 今回の見直しでも、B+評価で据え置きとしました。 まぁこの路線が受けたからこそ『うえき』は成功し、こうして続編も描かれている事は承知しています。でも、だからといって、“現在地”に安住してしまうには余りにも勿体無いと思うのです。 次は連載30回時点でまた評価見直しをします。 ◎『あいこら』(作画:井上和郎) 相変わらずのカタルシス優先・予定調和上等、ストーリーの内容を云々言えばキリが無いですが、エンターテインメントに徹しきったその製作姿勢はむしろ清清しささえ感じますね。 とりあえずこの作品については今回で評価確定とします。個人的に一読者として好きな作品でもあるので、今後はレビュアーの立場を離れて素直に楽しませて下さい(笑)。
……以上、9月3週分のゼミでした。ではまた、来週。 |
2005年度第32回講義 |
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ほぼ一週間のご無沙汰でした。たった6日で体がガタガタです(苦笑)。翌日の疲れの残り具合で、否応無しに現在の年齢を思い知らされる今日この頃です。 ……さて、それでは今週のゼミをお送りします。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ◎「週刊少年ジャンプ」では、次号(41号)に「第2回金未来杯」エントリー作として、『ナックモエ』(作画:村瀬克俊)が掲載されます。 ★新人賞の結果に関する情報
受賞者の過去のキャリアについては以下の通りになります。(もしチェック漏れがありましたら、BBSでご指摘下さい) ◎十二傑賞のまや夫さん…04年9、11月期に太宇諭まや夫名義で投稿歴あり、04年10月期「十二傑」に太宇諭みや夫名義で最終候補。 今回の十二傑賞は、昨秋に3ヶ月連続応募という離れ業をやってのけた経験のある19歳のまや夫さん。講評の通り、画力には大きな課題が残されているものの、その中に秘められているセンスが認められた……といったところでしょうか。 ※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。よくあるご質問とレビューにあたってのスタンスは04年1月14日付講義冒頭をご覧下さい。 ☆「週刊少年ジャンプ」2005年40号☆ ◎読み切り(第2回『金未来杯』エントリー作品)『魔法使いムク』(作画:大久保彰) ●作者略歴 ●絵についての所見 しかし欠点の方もデビュー時からそのまま。これも岸本斉史さんのアシ出身者の特徴でもあるのですが、線描が細かい代わりに強弱・太細のメリハリに欠け、アクションシーン等で迫力不足に陥る面が気に掛かります ●ストーリー・設定についての所見 あとは、この動機付け云々の話と関連していると思いますが、キャラクター描写が甘いようにも感じました。 ストーリーの組み立て方や演出による見せ場の盛り上げなどは堅実で、よく考えて製作された作品だとは思います。ただ、ストーリーの流れを成立させるための無理が多過ぎたのではないでしょうか。 ●今回の評価 ☆「週刊少年サンデー」2005年41号☆ ◆「サンデー」今週のチェックポイント◆ 今週は1週遅れで『ネコなび』の連載10回評価見直しを実施します。3週目が2本立てだったので、連載11回の今回が実質キリ番かと思いきや、31号スタートなので、もう10回到達していたんですね。失礼しました。 ◎『ネコなび』(作画:杉本ぺロ) ネコの生態を中心に描こうとしたこの作品ですが、やはり色々な意味で無理があったのでしょうか、数週前からは捨て猫2匹を主役格に据えた連作形式の4コマが続いています。 ラスト1ページの実録おまけマンガは「相変わらず」といった感じでしょうか。こちらもネタのバリエーションに乏しく、ギャグの密度も薄い感じで、笑える・笑えない以前に笑う機会が少ない気がします。 悪いなりに作品の体裁が固まってきたという事で評価は僅かに上方修正としましたが、依然としてメジャー誌の連載作品としては落第点のクオリティとせざるを得ませんね。 ──相変わらずの寂しい内容で恐縮ですが、今週はここまでとします。それでは、また来週お会いしましょう。 |
2005年度第31回講義 |
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いよいよ新学期となり、また多忙な数ヶ月間に突入という事になりました。まぁ世間的には、いい年して丸2ヶ月休んでる方がどうかしてるわけですが(笑)。 さて、今週分は『クロスゲーム』の第二部開始がありましたが、案の定レビューのしようがないスロースタートでしたので、「チェックポイント」欄での扱いとさせて頂きます。ご了承下さい。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ◎「週刊少年ジャンプ」では、次号(40号)に「第2回金未来杯」エントリー作として、『魔法使いムク』(作画:大久保彰)が掲載されます。 ★新人賞の結果に関する情報
受賞者の過去のキャリアについては以下の通りになります。(もしチェック漏れがありましたら、BBSでご指摘下さい) ◎入選の出口真人さん…元「月刊少年ジャンプ」の新人作家で、03年に同誌新人賞入賞の後、04年末の増刊号でデビュー。
※7段階評価の一覧表はこちらから。よくあるご質問とレビューにあたってのスタンスは04年1月14日付講義冒頭をご覧下さい。 ☆「週刊少年ジャンプ」2005年39号☆ ◎読み切り(第2回『金未来杯』エントリー作品)『バカ in the CITY!!』(作画:大石浩二) ●作者略歴 ●絵についての所見 ●ギャグについての所見 それでも個別のネタを吟味してゆくと、非凡なセンスに唸らされる事も少なくありませんでした。無駄が全く無いセリフ回しや、オチの種類の多彩さもそうですが、各ネタに登場するキャラクターのバリエーションが実に豊かで、しかもそれぞれのキャラが全く被る所が無いというのが素晴らしいです。個人的には“相原コージ作品の少年誌版”みたいな印象を受けました。 ……というわけで、未だクオリティの安定度に課題を残しつつも、着実な前進が窺えた…という結論ですね。大石さんの非凡なセンスが再確認できたという意味で意義の深い作品だったと思います。 ●今回の評価 ☆「週刊少年サンデー」2005年40号☆ 先週時点ではセンターカラーで掲載予定だった『うえきの法則プラス』が“作者取材のため”休載。「ジャンプ」流に言えば“作者都合のため”とする所なんでしょうね。 ◎読み切り『お坊サンバ!!』(作画:飯島浩介) ●作者略歴 ●絵についての所見 しかし、最近の「サンデー」本誌に載っているギャグ作品が一様に低調なため、これでも「形にはなっているなぁ」とは思えてしまうのが怖いですね(苦笑)。ですが、読み手としてこの水準で満足したくはないですし、作家の皆さんにも頑張ってもらいたいと思います。 ●現時点での評価 ◆「サンデー」今週のチェックポイント◆ ◎連載第2部開始『クロスゲーム』(作画:あだち充) 今週から第2部“開幕”。野球モノということで、話の作り易い高校からスタートかと思いきや、主人公中学3年の秋から開始という事になりました。高校入学までの間でジックリとストーリーの基礎を作っていくと言う事なのでしょうか。
……といったところで今回はこれまでとします。しばらくこんな調子ですが、どうかご辛抱を。 |