「社会学講座」アーカイブ(競馬学関連・11)
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講義一覧
2004年第26回講義 |
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いやはや、何とか辿り着きました。今期最終戦の宝塚記念です。 ところで今回は最終戦という事で、前期同様ポイントを倍付けで計算します。ただし、今回は最下位の罰ゲームはありません。赤星先生は再登場にやぶさかでないそうですが(笑)、珠美ちゃん以外の3人が「もう勘弁」と言っておりますので……。
まずは天候と馬場状態。天気予報によると、阪神競馬場周辺は終日曇るものの雨はほとんど降らないだろうとのこと。土曜夕方時点では芝コース稍重の発表だったが、どうやら極端な道悪馬場は回避出来そうだ。 ●駒木ハヤトの「負け犬エレジー」● 金鯱賞のタップダンスシチーは強かった。着差こそ頭差だったものの、ハナにこだわらず、先行抜け出しで堂々と押し切った横綱相撲だった。これなら今回ダントツの1番人気に支持されても……って、ゼンノロブロイと競ってるがな(笑)。 ただ、懸念はやはり馬場状態。これでもう一雨降った場合、プライベートの馬券は○印以下の馬を1ランクずつ繰り上げるつもり。不良馬場になったらタップダンスシチーも外す。
安田記念で良い結果を出せたお蔭で、大変気分良く最終戦を迎えることが出来ました。勿論、ここも皆さんのお役に立てれば…と思います。
結局このシリーズは最初の方で本命馬券を当てただけ。こんなはずじゃなかったんですけど……。
やっとイイ感じになって来たところで最終回なんて、「サンデー」のマンガみたいで悲しいんですけど(笑)、ガンバって優勝を狙いたいと思います!
……というわけで最終戦の予想をお送りしました。秋からはまた別の企画で競馬学特論を実施する予定でいます。また9月の再開をお楽しみに。ではでは。
※駒木ハヤトの“負け犬の遠吠え”(不的中) ※栗藤珠美の“喜びの声?”(単勝のみ的中) ※一色順子の“終了しました……”(不的中) ※リサ=バンベリーの“ハッピー・ハッピー・グッドラック?”(単勝のみ的中)
(ポイント・順位の変動について) |
2004年第22回講義 |
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盛り下がる事この上ない展開の中、いよいよラス前となりました。よりによって一際疲れてる時に、一際難しいレースなんですが、結果オーライでも当たればいいや、などと投げやりに考えております(笑)。受講される方も、(いつもそうかも知れませんが)、まぁそれなりでお願いしたいと(笑)。
まずは気になる天候と馬場状態だが、雨は降っても小雨程度で、馬場渋化は限定的なものに終わりそう。最悪でも稍重に留まりそうだ。よって、道悪適性を過剰に予想に加味するのは逆に問題と言えよう。 ●駒木ハヤトの「負け犬エレジー」● 大本命になるはずだったデュランダルが無念のリタイアで、情勢は混沌。過去にも似たような状況のG1があったが、一筋縄ではいかないレースばかりだった。ましてや今回はグリーンベルトを巡る攻防で文字通り混戦必至なだけに、予想も非常に難解。下手に当てに行かず、大胆にフォーカスを定めたい。
本当に今回は印を打つのに迷ってしまいました(苦笑)。実績のある馬は仕上がりが万全では無さそうですし、かといってG1レースで穴人気している昇り馬を狙うのも躊躇を覚えますし……。
他の人は知りませんけど、わたし、こういうレースは大好きです(笑)。馬連オッズのどこを見ても10倍以上って、なんて素晴らしいんでしょうか(笑)。
先週、今度はマジメに考えます! ……って言ったのはいいんですけど、今週のレースってメチャクチャ難しくて何がなんだか……(苦笑)。
4人でかなり印が割れてしまいました。これだけ買い目がバラつけば、誰か当たりそうなもんなんですが、さぁどうなるでしょうか。駒木はちっとも当たる気がしません(笑)。ではでは。
※駒木ハヤトの“負け犬の遠吠え”(不的中) ※栗藤珠美の“喜びの声”(単勝、馬連、馬単的中) ※一色順子の“終了しました……”(不的中) ※リサ=バンベリーの“ハッピー・ハッピー・グッドラック”(馬連のみ的中)
(ポイント・順位の変動について) また、今回はリサ=バンベリーも今期初の中穴的中を果たしている。次回、宝塚記念でビギナー高校生による下剋上は果たして成るか? |
2004年第20回講義 |
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色々な意味でイッパイイッパイになりながらも、ようやくやって来ました、第8戦・日本ダービーであります。
マイネルマクロスの実質逃げイチ。今度ばかりは出遅れようがどうなろうが、中途半端に控えるケイバをするわけにはいかないだろう。 ●駒木ハヤトの「負け犬エレジー」● 出走馬の“勝負気配率”が一番高いレースと言えば、年末の有馬記念と、やはりこのダービーということになるだろう。特に騎手にとっては人生を左右するレースだけに意気込みもひとしお。普通のG1レースとは一味違う、緊張感のある攻防が見られると信じたい。
本命はキングカメハメハです。どうしても先週のダンスインザムードの姿が脳裏をよぎってしまうのですが、それでもNHKマイルCの勝ち方はダービー制覇を確信してしまうだけのものがありました。距離も2400mになって更に良さそうですし、何よりも絶好の展開に恵まれそうな気配です。直線半ばでコスモバルクを競り落として抜け出す形になるのではないかと思います。コスモバルクにも頑張ってもらいたいんですけどね(苦笑)。
「競馬はロマン」的な展開は他の人に任せておいて、わたしは今日もロマンを台無しにするような結末を予想してみたいと思います(笑)。
予想の印を見てビックリした人もいるかも知れませんけど(笑)、フォーカスの数字を見たらピンと来る人もいるんじゃないですか? ……そうです、NHKマイルC、オークスと2レース連続で13番-1番-6番の決着になってるので、思い切ってそれを狙ってみるコトにしちゃいました。予想を見せた時、駒木博士に「……ホントにそれでいいの?」って言われたんですけど、2度あるコトは3度あるって言いますしね。ことわざが本当かどうか確かめてみるつもりです(笑)
今回は久し振りに4人の個性が滲み出た予想になったんじゃないかと思います。これでリサちゃんの一人勝ちになったら、それはそれで悲しい話なんですが(笑)、まぁどういう結果になったとしてもそれが競馬だという事で。
※駒木ハヤトの“負け犬の遠吠え”(不的中) ※栗藤珠美の“喜びの声?”(単勝のみ的中) ※一色順子の“終了しました……”(不的中) ※リサ=バンベリーの“イッツ・ア・ハードラックデイ”(不的中)
(ポイント・順位の変動について) |
2004年第18回講義 |
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何やかんやと第7戦まで到達しました。しかも地味ながら駒木が暫定首位を維持したまま。 ──まぁとりあえず宝塚記念までは現体制で。秋からはまた何か考えます。
確固たる逃げ馬は不在。メイショウオスカルあたりがハナに行って、ウイングレットらあと数頭の先行馬を挟んでダンスインザムード。グローリアスデイズやアズマサンダースがこれをマークする役目だが、どこまで積極的にやれるか。ペースはスローか、遅めの平均ペース。 ちなみに過去10年のデータを見ると、圧倒的に差し・追い込みが優勢で逃げ馬の連対は皆無。相当の実力馬か、展開利が無ければ先行馬は厳しそうだ。 ●駒木ハヤトの「負け犬エレジー」● 競馬に絶対は無いとはいえ、桜花賞のレース振りを見る限りでは「ダンスインザムード鉄板」としかコメントのしようが……。というわけで、単勝1.3倍の超一本被りながら、この馬に◎を。
この春シーズンは、なかなか◎を打った軸馬が期待通りに来てくれないのですが、今回だけは大丈夫……だと、思います(笑)。どうせ信じるなら、ということで、思い切って▲を付けずに点数も絞って勝負してみます。こういう時に限ってタテ目があるので怖いんですけどね(苦笑)。
……ホント、こういうガチガチのレースはカンベンしてもらいたいです(苦笑)。
桜花賞のダンスインザムード、スゴかったですよね〜。ワタシも色々と昔の名レースのビデオを見せてもらったりしてますけど、それが目の前で……って感じでした。
……というわけで、何のヒネりも無い予想ばかりになってしまいましたが、文句はダンスインザムードに言ってあげてください(笑)。では、またレース後に。
※駒木ハヤトの“負け犬の遠吠え”(不的中) ※栗藤珠美の“反省文”(不的中) ※一色順子の“終了しました……”(不的中) ※リサ=バンベリーの“イッツ・ア・ハードラックデイ”(不的中)
(ポイント・順位の変動について) |
2004年第14回講義 |
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世間様よりも長かった駒木のGWも今日で終了。これだけ休んでおいて言うのもバチ当たりですが、非常に憂鬱であります(苦笑)。どうあがいても解決不能な問題が横たわっていると、仕事って本当にキツいですよね。 ──それでは、今日のレポートは旅行初日(3月22日)の午前11時過ぎ、高知競馬場のスタンド内・前売馬券販売窓口前から再開します。例によって文中は常体でお送りします。 ハルウララの単勝馬券を求めて開門直後から前売り発売窓口に並んだものの、発売開始から1時間経っても順番が回ってこない。何故だ? ……ここで「坊やだからさ」という答えが頭を掠める貴方は年がバレますよという事はさておき(笑)、しばし予想の手を止めて前の様子を窺ってみた。すると、すぐに謎は解けた。 皆さんもご存知のように、ハルウララの単勝馬券は、ギャンブル用の勝馬投票券としてではなく、一種のグッズとして認識されている。だから、1000円分の馬券を買うとしても、額面1000円の馬券を1枚ではなくて、1枚100円の単勝馬券を10枚購入するという形になる。 ……ここまでの話でピンと来ない人のため、実際に計算式を立てて説明する事にする。
1人あたり2分15秒ということは、10人で22分30秒、20人で45分、30人で1時間7分30秒になる。駒木の前に並んでいたのは20〜30人ほどだから、これだと多少の誤差を考えると辻褄が合う。 結局、あと3人で駒木の順番というところで1レースの締め切りを迎えたが、前後に並んでいた人の厚意により、直前にすぐ側の当回売馬券発売窓口(直前のレースの馬券のみを売る窓口。この場合は1レースの馬券)に駆け込んで事無きを得た。ハルウララ馬券を買うために並んでいる人が多過ぎて、当回売の窓口はガラガラだったのだ。 ……というわけで、第1レース終了後間もなくして順番が回って来て、ようやく馬券購入を達成。この旅行最大の難問が午前中に解決して、とりあえずは目出度い。 その資料展示室は入場ゲートの脇にある。よって一旦スタンドを出て、入場ゲート付近まで逆走しなくてはならないわけだが、スタンドを出るなり駒木は目に映った光景の物凄さに思わずのけぞった。 「えぇっ!? ここって、東京ビッグサイト?」 勿論違う。ここは確かに高知競馬場だ。しかし、この行列は何だ? もう何百人というレヴェルじゃないのかこの列の長さは。赤松健の同人誌売ってるんじゃないんだぞ。 さて、資料展示室には、いくつかの机と椅子のセットが置いてあり、その机ごとに1つずつ「♥ハルウララ」という文字がスタンプ出来る、極めてチープ感溢れるゴム印が置かれてあった。これが“公式”馬名スタンプである。 資料展示室を出て、再びスタンドへ。当然の事ながら行列は全く消化されてはいない。断続的に雨が降り、ただでさえ物憂げな空気が漂う高知競馬場。間もなく第2レースを迎える場内は、得も言われぬ微妙な雰囲気に支配されようとしていた──。 ……というわけで、相変わらず内容が進んじゃいませんが、とりあえず1つのヤマ場が消化できたかな、という感じです。しばしのお休みを頂きますが、どうか気長にお待ち下さいませ。(次回へ続く) |
2004年第13回講義 |
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ついに「暫定」の文字を取りました。いや、最後までやれる目処がついたわけではなくて、もはやいつでも「今回で打ち切り」と言ってもいい回数になってしまったので……(笑)。
ハナを叩くのはメイショウボーラーだろうが、テンのスピードならタイキバカラが抜群なだけに、抑えが利かないと行ってしまう可能性もある。どちらにしろ、2〜3番手を欲しがる先行馬が揃っているのでペースが落ち着くケースは考え辛い。 ちなみに東京競馬場の天気だが、発走時刻あたりまではギリギリ曇で持ち応えそうな気配。 ●駒木ハヤトの「負け犬エレジー」● 毎年、確固たる実力馬不在(若しくは2番手候補不在)で頭を痛めさせられるこのレースだが、今年は期せずして皐月賞組とダービー目標の実力馬が参戦し、なかなかの粒揃いとなった。しかし、これらの馬はこのレースが最大の目標というわけではないだけに、取捨選択が極めて悩ましい所だ。かと言って、典型的な短距離血統でここ目標のシーキングザダイヤにしてみても、経験不足と手緩い調整過程を見るに本命までは推し辛い。
最近ずっと不調でちょっと困ってます(苦笑)。でも、そういう時こそ自分の基本に立ち返って、展開重視・実績重視で予想を立ててみることにしました。でも、展開と実績を組み合わせると余計にややこしくなってしまい……(苦笑)。
さんざん前からアオっておいてアレなんですけど、今年のこのレース、穴馬らしい穴馬があんまりいなくて、ホント最後まで迷っちゃいましたよ〜(苦笑)。普通に印つけたら穴でも何でもなくて本命サイドになっちゃうので、何度も予想をボツにしちゃいました。
最近、他の人に質問とかして勉強しながら予想しているせいか、「ぜんぜんビギナーズの予想じゃない」とか言われるようになってしまいました(苦笑)。こっちはこっちでガンバってるんですけどね。
……というわけで、予想が出揃いました。しかし当たる気しませんなあ(苦笑)。果たしてどうなる事か、レースをどうかお楽しみに。
※駒木ハヤトの“勝利の雄叫び”(馬連、三連複的中) ※栗藤珠美の“喜びの声”(馬連のみ的中) ※一色順子の“終了しました……”(不的中) ※リサ=バンベリーの“イッツ・ア・ハードラックデイ”(不的中)
(ポイント・順位の変動について) |
2004年第11回講義 |
お待たせしました。1ヶ月ぶりに復活の高知旅行記です。当社会学講座の常とはいえ、すっかりタイムリーさを逸してしまい恐縮ですが、まぁ素直に楽しんで頂ければ幸いです。 ──それでは、レポート本文へと参りましょう。時は旅行初日(3月22日)の午前7時40分過ぎ、場所はJR高知駅前です。……しかし、レポート2回で旅行初日の午前7時台までしか行ってないってどういう事だ(苦笑)。 高知駅に着いたはいいが、競馬場行き無料バスの臨時始発は午前8時半。まだ小一時間ほどの余裕がある。 そして場所は再び高知駅前。雨の中立ち尽くすのもアレなので、長距離バスのチケットセンターを兼ねた簡素な待合室で時間を潰す。 駒木が乗って来た電車から、無料バスの発車までに到着する電車が少ない(平日の朝だというのに、上り・下り合わせて僅かに3本。さすがこの辺がローカル線)こともあって、バスを待つ人の数はそれほど増えてはいないようだった。しかし、外のバス停から待合室に伸びる列に並ぶ人以外にも近くでバラバラに雨宿りをしている人も多くいて、実際にはどれくらいの人数がバスを待っているのか分からない。人員整理をする人もいないようで、これはちょっと危ない気がする。 バスは市街地を抜け、郊外を延々とひた走る。所要時間約25分と聞いていたが、雨の平日通勤時間帯という事で、更に時間がかかっているようだ。窓ガラスが曇っていて外の様子が見えないのがもどかしい。 やがてバスは競馬場から数百m離れた道路に停車。どうやらここから歩けと言う事らしい。「何だよ、入口前まで乗り付けるんじゃないのか」と思ったが、すぐに理由が判った。既に入場待ちの列が物凄い長さになっていて、競馬場前に乗り付けても混乱を招くだけだったのだ。 仕方なく列の最後尾に着くと、間もなくして客入れが始まったらしく、行列が大きく動き始めた。後から聞いた話によると、警察から「これ以上の放置は危険」という勧告が出て開門時刻前倒しに踏み切ったそうだが、これは英断だったと思う。雨も降っていたし、行列客の体調を考えれば、もっと早くても良かったくらいだろう。 やがて辿り着いた入場門付近では、外向馬券前売発売所(入場門前にある場外馬券売場)で既にハルウララ馬券を求める列が出来ていて、その脇には特観(特別観覧席)の入場券を求める行列もある。ダメモトで特観の空席状況を聞いてみたが、今から並んでもタッチの差で間に合わないとの事。特観を確保出来れば、こういう日でも余裕を持って観戦出来たのだが残念だ。 さて、いよいよ入場だ。時刻は午前9時30分頃だったろうか。 NHK杯(G2)2着馬 しかも御年12歳! ……いやあ、ビックリしたねぇ。12歳にもなって現役を続けている事も知らなかったが、最果ての地・高知競馬の、しかも下級条件で入着一杯のレースを続けているとは全く思いもしなかった。何しろ野球で言えば、50代も半ばを過ぎた往年の大リーガーが、独立リーグの破産寸前のおんぼろチームで敗戦処理投手をやっているようなものなのだ。 そんな感慨にふけりながらも、駒木はレース予想を進めていった。涙を飲んでマイネルガーベは予想から叩き切った。2レース、3レースと時間をかけながらもフォーカスを定めてゆく──っておい、何分待たせるんだ? |
2004年第10回講義 |
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いつの間にか折り返し地点。そろそろ何とかしないと寒い結果になりそうな第2回馬券ラリーを今回もお届けできました。
ハナはウインジェネラーレかイングランディーレが濃厚。しかし多頭数の長距離戦、序盤の位置取りはかなり流動的だろう。有力馬では、ザッツザプレンティ、リンカーンが好位から、ネオユニヴァースとゼンノロブロイは中位から勝負どころで捲り気味に追い上げる。 ●駒木ハヤトの「負け犬エレジー」● 多頭数でレヴェルの低さが指摘されそうだが、昨年の末期状態のメンバーに比べると雲泥の差。昨年の菊花賞1〜4着馬を中心に、現時点では最高に近いメンバーが集まった。これならハイレヴェルの攻防を期待できるだろう。
予想するにあたって、色々と難しい材料の多いレースになりましたが、こういう時こそ基本に立ち返って実績重視、阪神大賞典組重視ということで。
こういった、本命サイドでガッチガチなレースはあんまり好きじゃないんですよねー。……でも、似たような雰囲気の菊花賞で万馬券を当てたりしてますので、アグレッシブさを忘れずにガンガン攻めて行きたいです。
距離が3200m、メルボルンカップの日本版みたいな感じで、春の天皇賞とても好きなレースです♪
やはりというか、微妙に偏った予想になりました、駒木研究室(笑)。しかしリンカーン絡みの馬券、安過ぎませんか?(苦笑) 点数絞っても絞っても儲からないような気がするんですが……。
※駒木ハヤトの“負け犬の遠吠え”(不的中) ※栗藤珠美の“反省文”(不的中) ※一色順子の“終了しました……”(不的中) ※リサ=バンベリーの“イッツ・ア・ハードラックデイ”(不的中)
(ポイント・順位の変動について) |
2004年第6回講義 |
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今週も何とか開催に漕ぎ付けられました、G1予想をお送りします。来週G1レースが1週休みなのが正直有り難いくらいのコンディションですが、出来る限りの事はしたいと思います。
ハナを切るのはスピード優位のメイショウボーラーでほぼ間違いなさそう。問題はどれ程のペースになるか。 ●駒木ハヤトの「負け犬エレジー」● それにしてもコスモ・マイネルで5頭出しとは凄いですね。何だか競馬シミュレーションゲームの末期状態のような様相で(笑)。シルク会員としては羨ましい限りだなぁ。駒木の3歳馬は未だに入厩できずに育成牧場止まりだというのに……。
純粋な競馬ファン目線から見ると、コスモバルクを応援したいところなんですけど、やっぱり展開がかなり厳しくなりそうということで、ここはブラックタイドから。多少ペースがゆっくりになっても融通の利きそうな脚質ですし、どうにか格好はつけてくれるのではないかと期待しています。
アイタタタタ……博士と本命一緒かー。当たる気しませんねー(苦笑)。でも、ここまで実績があって展開も向きそうな馬が単勝10倍以上なんて、オイシイ馬券もいいとこなんですよねー。
オーストラリア人のワタシとしては、中山グランドジャンプの方が興味をそそられたんですけど……(笑)。
4人中、コスモバルクに◎を打ったのがリサちゃん1人だけというあたり、いかにも駒木研究室ですね(笑)。さて、結果はどうなるか、どうぞお楽しみに。
※駒木ハヤトの“負け犬の遠吠え”(不的中) ※栗藤珠美の“反省文”(不的中) ※一色順子の“終了しました……”(不的中) ※リサ=バンベリーの“イッツ・ア・ハードラックデイ”(不的中)
(ポイント・順位の変動について) |
2004年第4回講義 |
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何とか生きております、駒木ハヤトです(笑)。 ……というわけで、今シリーズの暫定第3戦はクラシック開幕戦の桜花賞。今年は阪神競馬場の桜も開花が早過ぎ葉桜賞の様相ですが、出走メンバーの方は見事なまでにレース名を体現した“十八花繚乱”の趣。華やかさの一方で予想は難解を極めますが、どうにか皆さんのお役に立てるよう、研究室メンバー一同、精一杯頑張りたいと思います。
「桜花賞ペース」という言葉があるように、先行激化・超ハイペースの印象があるこのレースだが、意外にも近年は平均ペースに収まる傾向が強まっている。そして、今年もどうやらそうなりそうだ。 ●駒木ハヤトの「負け犬エレジー」● いやー、参った。本当に難しいわ、今年の桜花賞。
高松宮記念同様、実力伯仲で目移りしてしまうんですが、ここは未だ底の見えない強さが魅力のダンスインザムードを本命にします。今年は展開がそれほど速いペースにならなさそうですし、武豊騎手のこの馬に対する入れ込みようを見ていると、推さずにはいられませんでした。でも1番人気になるとは思っていなかったので、少し驚きましたね(苦笑)。
先に言っときます。今回のわたしは本気ですよ〜(笑)。こういうソコソコ人気の馬がたくさんいるレースってわたし大好きなんですよ。結構強い馬から狙っていっても、割と高い配当がついたりするんで「えーと、これだと10倍以下の組み合わせ出来ちゃうからパス」とか考えなくていいですしね(笑)。
ここまで2回連続的中なんて、自分でもあまり信じられないくらいなんですけど、今回も調子に乗っていきたいと思ってます(笑)。
今回は見事に4人の印がバラけました。誰かが抜け駆けを果たすのか、それとも枕を並べて討ち死にか、どうぞ15時40分からのレース本番を楽しみにお待ち下さい。
※駒木ハヤトの“負け犬の遠吠え”(不的中) ※栗藤珠美の“喜びの声?”(単勝のみ的中) ※一色順子の“終了しました……”(不的中) ※リサ=バンベリーの“イッツ・ア・ハードラックデイ”(不的中)
(ポイント・順位の変動について) |
2004年第2回講義 |
◎前回までのレジュメはこちらから→第1回 高知競馬レポの第2回をお送りします。いつまでたっても競馬場に辿り着かない事にお怒りの方もいらっしゃると思いますが、そういう部分も含めての「観戦旅行記」ですので、どうかご理解の程を。 あ、間もなく締め切りのハルウララ馬券プレゼントですが、現在のところ競争率は3倍程度になっております。遅刻の場合は100%アウトになりますので、まだの方は早めのご応募を。 今回のレポートは旅行初日の午前2時頃、夜行快速「ムーンライト山陽・高知・松山」の車内から始まります。文体は常体、人物名は原則敬称略としますのでどうか宜しく。 午前2時半。意識は未だ明確であった。 黒船賞は高知競馬唯一のダートグレード競走(全国交流重賞レース)で1着賞金3000万円。普段、大レースでも1着45〜250万円の賞金で遣り繰りしている高知競馬では破格も良い所の大レースである。中央競馬で喩えると、賞金2億5000万のジャパンCの上に、賞金30億円のレースがあるようなものだ。 閑話休題。 ──などと、レースの予想をやっている内に、どうやら時刻は午前3時。間もなく岡山駅到着である。 ………… 予定通りの時刻に起床。気持ちが張り詰めているせいか、半端な睡眠時間ながらも寝起きは良好だ。他の乗客が熟睡している中、またも駒木だけそそくさと荷物をまとめ、静かに退席する。 定刻通り、阿波池田駅に到着。降りる客は駒木を含めて僅かに数名。夜明け前の駅構内はやはり閑散としていて肌寒い。 列車は快調に山道を走り抜けてゆく。停車駅の多くは無人駅のようで、中には「こんな所に駅作ってどうすんだ?」…と、思わず問い掛けたくなる駅もある。そりゃこんな採算の取れなさそうな路線を全国中張り巡らせたら旧・国鉄も大赤字になるわな、などと思ったりした。 午前7時41分、列車は定刻通り高知駅着。駅構内は県庁所在地らしからぬローカル感溢れる佇まいだった。 すいません、まだ競馬場に着いてませんね(苦笑)。次回からはもうちょっとピッチを上げますので、勘弁して下さい。ではでは。 (次回に続く) |
2003年第119回講義 |
予告通り本日から「総受講者数200万人突破記念講義シリーズ」の開幕です。要は講義回数が増えるだけなんですが(笑)、本格的に忙しくなる前の最後の一仕事という事で、出来る限り頑張ってみたいと思います。どうか何卒。 ……というわけで、本日はその第1弾として、高知競馬場観戦記の1回目をお送りします。勿論、あの3月22日、ハルウララ号が武豊鞍上で出走して全国的にニュースで報道された、あの日の高知競馬です。 そしてこれも予告しておりました通り、ここで受講生の皆様へ「200万アクセス御礼プレゼント」を実施いたします。 ……では、前置きが長くなりましたが、レポートを始めます。例によってレポート中は文体を常体、人名等は原則敬称略にしております。 ◎0日目(3月21日) それでも閉店寸前の金券ショップで「青春18きっぷ」2日分を何とか入手し、時計を見ると19時30分。夜行までは5時間も余っている。時刻と言い、余った時間の長さと言い、実に中途半端である。 ……と、そうやって、すっかり心を荒ませた状態で、駒木は旅行初日をJR三ノ宮駅の駅構内で迎えた。旅行前から既に懐具合の心配をしているという、何とも締まらないというか情けない出発直前の佇まいである。 さて、この旅行で駒木が利用する列車は「ムーンライト高知」。京都─高知間を7時間20分ほどで結ぶ夜行快速だ。 つまりはこういう事だ。まず三ノ宮─岡山間を「ムーンライト山陽」の指定席で行き、「青春18きっぷ」を利用する。ただし午前3時過ぎ着の岡山で2時間以上も始発を待っていてはラチが開かないので、ここからは必要最小限の区間(岡山─阿波池田間)だけ追加料金(2800円)を支払って「ムーンライト高知」のグリーン車に乗車する。細かい話だが、この区間ならグリーン席の料金は“短距離割引”と言う事でかなり格安になっている。 そんなゴクドーなアクセスだけ紹介してもアレなので、ここで蛇足ながら、京阪神圏又は首都圏からの高知までの真っ当なアクセスも紹介しておこう。 閑話休題。旅行レポートに戻ろう。 そうする内に列車は、明石、加古川、姫路と兵庫南西部のキー駅を次々と通過して、いよいよ岡山方面へ。ここに来て、未だ前日までの睡眠不足が抜けきらない上、乗車以来ずっと細かい活字を追いかけていたので駒木も徐々に眠たくなってきた。ヤバい。広島直行か? ……というわけで、やはり行きの車中で終わってしまいました(苦笑)。まぁ、高知競馬場までのアクセス講座もやったんで、どうかご容赦を。次回は何とか競馬場まで辿り着けるはずです。お楽しみに。(次回へ続く) |