「社会学講座」アーカイブ
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講義一覧
6/30(番外編) 競馬学概論「駒木博士のHorse racing baton」
6/25(第17回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評」(6月第4週分) 6/19(第16回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評」(6月第3週分) 6/11(第15回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評」(6月第2週分) 6/4(第14回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評」(5月第5週/6月第1週分) 6/3(第13回) 人文地理「駒木博士の東京旅行記04’冬 コミケ67サークル参加挑戦の旅」(8) |
番外編 |
今日は本格復活前のリハビリミニ企画ということで、何故かプライベートで運営しているボクシング観戦記用ブログに回って来た「Horse
racing baton」(最近ブログ界隈で流行りの、Musical Batonの競馬版)を、こちらにて公開してみることにします。 1.ブックマーク、ソーシャルブックマークなどにおける競馬関連サイトの割合は? えー、いきなり盛り下がってしまいますが、実は殆どゼロです(笑)。競馬情報サイトとしては「PURE GOLD」さんの競馬ニュースくらいで、あとはJRAの電話投票関連サイトだけですねぇ。 2.最後に勝った馬券(収支ではなく、精神的に「勝った」と思えた馬券) 今年に入ってからはG1で気の抜けた馬券以外買わず、全く“勝負”をしていないので、記憶は昨年まで遡る事になります。10月3日の阪神最終レース、3連単71.0倍を4点で的中というのが、一番条件に当てはまる馬券でしょうか。 3.特に思い入れのある馬5頭 ……こうして思い返してみると、どうしても競馬ファン暦の浅い時代の馬に愛着が沸いてるんですよね。 ●ミホノブルボン ●ビワハヤヒデ ●ナリタブライアン ●ケイエスヨシゼン ●シルクスプレンダー ──さて、ここで本当なら次に回答してくれそうな人にバトンを渡さなくちゃいけないんですが、公の場で一部の受講生さんを特別扱いしたくないので、ここではパス。また後でmixiの中ででも、競馬に関心のある人にコッソリとバトンを渡すことにします(笑)。 それでは、今日のところはこれぐらいで。また明日か明後日か、今度は「現代マンガ時評」でお会いしましょう。 |
2005年度第17回講義 |
どうもご無沙汰しておりました。金曜日の仕事終わり、『げんしけん』特装版を買うために、疲れ果てた体を引きずって近場(職場からクルマで30分圏内)の本屋を巡回。見事なまでに空振り三振を喫し、スゴスゴと家に帰った駒木でございます。 ……さて、いきなり余談ばかり長くなりましたが、今週のゼミを始めます。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ◎「週刊少年サンデー」では、次号(31号)より、『ネコなび』(作画:杉本ペロ)が新連載となります。 ◎「週刊少年サンデー」では、7/13発売の33号より、『絶対可憐チルドレン』(作画:椎名高志)が新連載となります。(※作者ご本人運営のウェブサイト掲載の情報です) ※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。よくあるご質問とレビューにあたってのスタンスは04年1月14日付講義冒頭をご覧下さい。 ☆「週刊少年ジャンプ」2005年29号☆ ◆「ジャンプ」今週のチェックポイント◆ 時間と分量に制約がありますので、積極的に語りたい作品優先、無理にコメントした挙句に内容が嫌事中心になりそうな作品はスルーの方針で。 まず、今週号のハイライトは何と言っても『アイシールド21』でしょう。 さて、次は『魔人探偵脳噛ネウロ』にしましょうか。この作品もしばらく迷走気味でしたが、先の“アヤ・エイジア編”からは一皮剥けたようですね。トリックよりも、キャラクターとストーリーに重きを置いたストーリーになって、随分と“読める”ようになりました。 ところで、最近元気が無い(ように思える)のが『DEATH
NOTE』です。少なくとも第1部の時のように「今、このマンガが絶好調!」的な扱いはされなくなって来ちゃいましたね。 「ジャンプ」最後は『HUNTER×HUNTER』を。 ◆「サンデー」今週のチェックポイント◆ さて「サンデー」なんですが、ぶっちゃけてしまうと、最近のこの雑誌、個人的には全般的に「おしなべて低調」って感じなんですよね。読むのもレビューするのも、半ば義務みたいな感じで……。 ではその『結界師』、どういう所が好きかと言うと、場面を切り替え切り替え、同時進行的に淡々と出来事と人物を描写している内に自然と深みのある重厚なストーリーが出来上がっている…という心地良い完成度の高さ。昔の作品で言えば、『機動警察パトレイバー』がこんな感じだったかも知れません。 では最後に、今週で最終回となった『いでじゅう!』の連載総括を。そう言えばこのマンガも、駒木の中では“良い”と“好き”が比較的一致していたんですが。 |
2005年度第16回講義 |
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今週は公私多忙……というより、諸々の事情で脳味噌がメモリースワップ寸前の状態に陥っております。あと10日もすれば、今度こそ本当に心身共にリラックス出来る2ヶ月が到来しますので、それまでは講義の方も淡々と進行したいと思います。例えば、「どうでもいい話ですが、サイバーエージェントって会社、社長の顔がゴージャス松野に似ているだけで、その何もかもが信頼できない自分がいます」とか、余計な事を喋るのも極力自粛する方針で参る所存です。どうかご了承下さい。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新人賞の結果に関する情報
受賞者の過去のキャリアについては以下の通りになります。(もしチェック漏れがありましたら、BBSでご指摘下さい) ◎最終候補の池内志匡さん…00年3月期「天下一漫画賞」で審査員(藤崎竜)特別賞。 ※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。よくあるご質問とレビューにあたってのスタンスは04年1月14日付講義冒頭をご覧下さい。 ☆「週刊少年ジャンプ」2005年28号☆ ◎新連載第3回『切法師』(作画:中島諭宇樹) ●絵についての所見(第1回掲載時からの推移) あと、評価に関係ない話ですが、このマンガ、斬新な表現に挑戦する一方、所々で手塚〜藤子時代のマンガから引き継がれている演出技法──例えば、必要以上に無表情なキャラに、モノローグ中心に豊かな感情を表現する──も多々見受けられるのが興味深いですね。 ●ストーリー&設定についての所見(第1回掲載時からの推移) とはいえ、そのボリューム的に物足りないシナリオに、演出や深みのある心理描写などで“足し算”を施し、それなりに読ませる話に仕上げた辺りに、確かな地力を感じさせてくれました。特にラストシーン、読み手が心地良い余韻に浸れるような演出が見事。 ●現時点での評価
●作者略歴 ●絵についての所見 ●ギャグについての所見 ●今回の評価 ☆「週刊少年サンデー」2005年29号☆ ◆「サンデー」今週のチェックポイント◆ 今週の「サンデー」は連載作品の評価見直しのみ。 ◎『うえきの法則プラス』(作画:福地翼) 実質0.5ランクの下方修正となりました。 第20回時点で、もう一度評価を見直しますが、脚本面で大きな改善が見られなければ、このままB+で評価確定かな…という考えでいます。 |
2005年度第15回講義 |
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6月に祝日を作ってくれるのなら、東郷健にでも又吉イエスにでも投票したくなる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。本州以南で梅雨に入ったばかりの週末、6月2週分のゼミをお送りします。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ◎「週刊少年ジャンプ」では、次号(28号)に読み切り『ギャグマンガ日和』(作画:増田こうすけ)が掲載されます。 ★新人賞の結果に関する情報 今週は「ジャンプ」で「手塚賞」「赤塚賞」の、「サンデー」では、「小学館新人コミック大賞」少年部門の審査結果発表がありました。
受賞者の過去のキャリアについては以下の通りになります。(もしチェック漏れがありましたら、BBSでご指摘下さい) ※手塚賞 ※赤塚賞 ※新人コミック大賞 ……「ジャンプ」、「サンデー」両誌の賞ともに、「期待の新人登場!」的な扱いではありましたが、既に他の賞を受賞したり、デビュー済みの新人作家さんの姿も見受けられました。 まず入選が9年ぶりに飛び出した「手塚賞」、その受賞者は、実は「ストキン」の準キングを受賞したばかりの栗山武史さん。審査員講評を見ると、キャラクター、設定、構成力を高く評価されており、なるほど「ジャンプ」のマンガとして必要な点を全て備えているというわけですね。 一方の「赤塚賞」は、悪い意味で平行線の水準といったところでしょうか。これだけ長い間、即戦力級の有望新人が現れず、かと言って「GAGキング」の復活の声も聞こえもしない状況は寂しい限りです。 さて最後に「サンデー」系の「小学館新人コミック大賞」。 ※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。よくあるご質問とレビューにあたってのスタンスは04年1月14日付講義冒頭をご覧下さい。 ☆「週刊少年ジャンプ」2005年27号☆ ◎新連載第3回『タカヤ −閃武学園激闘伝−』(作画:坂本裕次郎) ●ストーリー・設定についての所見(第1回掲載時からの推移) 2週間前にも述べましたが、坂本さんはギャグ的要素の強い作品でここまで来た人です。しかし、今の作品のベクトルは、それとはかなり違う方向へ行ってしまっているようで……。 ●現時点での評価 ──さて、今週はどっちかと言えば賞レースの解説中心の内容になってしまいましたが、とりあえずこういう形にまとめさせてもらいました。 |
2005年度第14回講義 |
「構内掲示板」でお報せしている通り、2度目のコミケサークル参加が決定致しました。冬コミ成功の勢いに乗って申込みしてしまったは良いものの、日頃の講義準備でさえ事欠く状況で、果たして本が作れるのか? ……と、少々ビビり気味であります。 まぁこの辺は今月中に詰めていきたいと思います。何かご意見&ご要望ありましたら、メールや談話室(BBS)などで是非どうぞ。 ──それでは、今週も遅くなりましたがゼミを実施します。どうぞ最後まで宜しく。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ※今週は新連載&読み切り情報、及び新人賞の受賞作発表はありませんでした。
※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。よくあるご質問とレビューにあたってのスタンスは04年1月14日付講義冒頭をご覧下さい。 ☆「週刊少年ジャンプ」2005年26号☆ ◎新連載『切法師』(作画:中島諭宇樹) ●作者略歴 ●絵についての所見 まず、線が非常にスッキリと洗練されているのが良いですね。一本一本のラインに迷いが無く、背景と人物作画のメリハリがしっかりしているので、大変見やすい絵に仕上がっています。 数少ない問題点としては、『ホライズンエキスプレス』以来よく見られる、見開きページ基準のコマ割りが今回も紛らわしかった所ですね。この見開きゴマの見せ方には研究の余地がありそうです。 ●ストーリー&設定についての所見 さて一方、ストーリーの方は、第1回という事もあって一話完結のエピソードでしたが、これもなかなかの完成度。キチンと1つの話としての“ヤマ”を作ってまとめ上げる一方、長編作品のプロローグとしての役割も見事に果たしていました。これは誰でも出来るようで、なかなか出来ないものなのです。 問題点を敢えて挙げるとすれば、隅々に至るまでソツが無さ過ぎて、作品全体のアクが弱くなり気味…という所でしょうか。殆ど言いかがりに近い指摘ではありますが、積極的に“人気”を獲らなければならない「ジャンプ」では、馬鹿に出来ない部分だとも思います。さて、補正が切れた後の掲載順はどうなりますか……。 ●現時点での評価 ◎新連載第3回:『カイン』(作画:内水融) ●絵についての所見(第1回時点からの推移) ●ストーリー&設定についての所見(第1回時点からの推移) 最近は時系列に沿ってメインストーリーを進行させる、オーソドックスな“編年体型”作品だけでなく、『D.Gray−man』のように豊富なキャラクターを活き活きと動かす事に重点を置く“紀伝体型”作品も増えて来ています。が、それにしてもこの作品はシナリオ上の不確定要素が多過ぎ、いくらキャラクターを投入しても空回りしてしまうのではないかと危惧してしまいます。 ●現時点での評価
◎読み切り『ハルが来た!』(作画:小山愛子) ●作者略歴 ●絵についての所見 しかしながら、シナリオの内容はお粗末の一言。ページ数の都合もあるのでしょうが、生徒の改心が余りにも御都合主義的でした。また、今時ゴキブリをラーメンに放り込むチンピラや、昭和の香り漂う不良の佇まいなども余りにも陳腐であると言わざるを得ません。 ●今回の評価 |
2005年度第13回講義 |
◎前回までのレジュメはこちらから→ 第1回/第2回/第3回/第4回/第5回/特別番外編/第6回/第7回 3月以来ご無沙汰しておりました旅行記ですが、漸く再開の運びとなりました。もう既に心は春旅行記を飛び越えて、夏に築地でどの寿司屋に入るか…という所に素っ飛んでいたりもするのですが(笑)、とりあえず記憶を半年前に強制送還させて、今しばらく想い出を綴ってみたいと思います。 それでは、レポートに参りましょう。文中においては文体は常体、人物名は現地で実際にお会いした方以外は原則敬称略とします。 サークル参加当日、駒木は朝7時前に起床した。りんかい線の始発で慌しく出立する一般参加時とは違い、余裕を持って朝を迎えられるのが有難い。浮き足立った心身を落ち着かせるため、まずはこの日も朝風呂に入って身を清めた。ちょっとした禊である。 チェックアウトを済ませ、ホテル間近のりんかい線大井町駅から国際展示場駅へ。時間帯が中途半端な事もあって、普通の通勤列車ぐらいの混み具合。 心細いと言えば、同人誌版『現代マンガ時評』を作り上げるまでも、模索、手探り、不安の連続だった。「最初で最後かも知れないからオフセ本作ります」と言ったは良いものの、よくもまぁそんな無茶をしたなと自分でツッコミを入れたくなる。 ──しかしその計画は早々に崩壊する。 追記の執筆のため、久々に開講当初・01年末からの「現代マンガ時評」を一読して、駒木はたちまち顔面蒼白に陥った。「うわ酷ぇ何コレ俺のレビューってこんなに的外れでイケてなかったの?」と声にならない叫びが脳裏を駆け巡る。03年の業務縮小までは、週6〜7回の講義の合間を縫って実施していたゼミとはいえ、ここまでとは……。 結局、今回は“最新版”の04年度分の講義レジュメで総集編を作って、それ以前の分は遠い将来に再考する事に決定。 そういうわけで、04年度分の原稿がある程度揃うのと、コミケへの申し込みが無事終了した8月下旬からプロジェクト再始動。試行錯誤しながら誌面のフォーマットや冒頭の挨拶文をなどを作成し、「社会学講座」のレジュメからレビュー本文を全てコピー&ペーストして、そこへ追記を書き込んでいく。 オフセット本の印刷代金は、当然の事ながら本のサイズ(B5orA5)やページ数が大きくなるにつれて上昇する。印刷代金が上がると、これも当たり前の事だが頒価も上がってしまう。 こうして、体裁と内容の概要は秋も深まって漸く確定した。予定ページ数も大幅に減り、むしろ障害は減ったほどであったが、それでもまだ脱稿までには紆余曲折あったのである。 |