「社会学講座」アーカイブ
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講義一覧
4/30(第9回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評・分割版」(4月第5週〜5月第1週分・後半) 4/29(第8回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評・分割版」(4月第5週〜5月第1週分・前半) 4/24(第7回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評・分割版」(4月第4週分・合同) 4/17(第6回) 競馬学特論「駒木研究室競馬予想No.1決定戦〜04年春シリーズ・暫定第4戦・皐月賞」 4/16(第5回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評・分割版」(4月第3週分・合同) 4/10(第4回) 競馬学特論「駒木研究室競馬予想No.1決定戦〜04年春シリーズ・暫定第3戦・桜花賞」 4/9(第3回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評・分割版」(4月第2週分・合同) 4/6(番外) 第1回駒木研究室競馬予想No.1決定戦・駒木ハヤト罰ゲーム特別企画体育(一般教養)「スリムな体で夏を! 今日から始められる踏み台昇降ダイエット講座」 4/2(第2回) 競馬学特殊講義「駒木博士の高知競馬観戦旅行記」(2) 4/1(第1回) 演習(ゼミ)「現代マンガ時評・分割版」(3月第5週〜4月第1週分・合同) |
2004年度第9回講義 |
2日連続のゼミ実施となります。 本日分は「週刊少年サンデー」22・23合併号の内容についてのゼミです。「ジャンプ」については前日分講義レジュメをご覧下さい。 「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 今週は新人賞の結果発表、新作掲載の公式アナウンスはありませんでした。 ※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。 ☆「週刊少年サンデー」2004年22・23合併号☆ ◎新連載『道士郎でござる』(作画:西森博之) ●作者略歴 ●絵についての所見 ●今回の評価 ◎読み切り『グッドラックノストラダムス』(作画:武村勇治) ●作者略歴(武村さんの公式サイト等による) ●絵についての所見 ●ストーリー・設定についての所見 あと、どうでもいい話ですが、素手であんな強烈なパンチを繰り出していると必ず拳をぶっ壊してしまうので、せめてオープンフィンガーグローブくらいは着けさせましょう(笑)。 ◆「サンデー」今週のチェックポイント◆ 巻末コメントのテーマは、「もし祝日が作れるなら、何の記念日にしますか」。 さて、それでは連載作品についての雑感を。 久々にコメディ色を強くした『結界師』、良い感じです。やっぱりこういうのは、シリアス系エピソードの間に挟む“箸休め”だからこそ効果的なんですよね。全体的に絵柄をディフォルメにしたのも気が利いてます。 物語の“軸”と言えば、序盤の迷走を乗り越えて立ち直り気配をみせているのが『こわしや我聞』ですね。ベタな路線ではありますが、我聞と国生さんの関係をクローズアップするようになってから徐々に良くなって来たように思えます。まだ全体的に洗練する余地は残っていますが、この調子で頑張ってもらいたいものです。 『焼きたて!! ジャぱん』、もはや文句をつける気力も失うくらいの惨状ですが、「コミックビーム」5月号よりも回収すべき雑誌がここにあると申し上げたいと。 ……というわけで、今週の感想は以上なんですが、最後にペンディングしていた『怪奇千万! 十五郎』の作者情報と連載総括を。 まず昨日の講義冒頭で少し述べた川久保栄二さんの過去についてですが、どうやら駒木が以前から聞いていた噂──約10年前に週刊本誌で短期集中連載経験アリ──は本当の話だったようです。(情報元は2ch掲示板の『十五郎』追悼スレ→「恐怖の追跡 〜あの人たちは今?〜」漫画編特別部門04年4月分。もっとも、実際に掲載誌を確かめようが無いので、確定情報にはならないのですが……) で、それはさておき『十五郎』の連載総括へ。……とは言っても、この作品の総括とは即ち、「この作品のどこが一番マズかったのかを探す作業」になるわけですが(笑)。あ、そういうの嫌な人はスルー推奨です。 ──というわけで、最終評価はやっぱりCと言う事で。しかし、この作品に関しては怒りを通り越してむしろ哀れみすら覚えてしまいますね(苦笑)。準備期間1年置いてこれだもんなぁ……。 |
2004年度第8回講義 |
駒木も噂を小耳に挟んだだけだった川久保栄二氏の過去が、ここに来てどうやら遂に判明! ……というニュースが2ch掲示板の片隅をコッソリと駆け抜ける中、いかがお過ごしでしょうか。「現代マンガ時評」のお時間がやって参りました。今週は前・後半に分けてお送りします。 ──それではゼミを始めます。今日は前半分ですので、「週刊少年ジャンプ」22・23合併号に関する内容に限定してお送りします。 「週刊少年ジャンプ」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。 ☆「週刊少年ジャンプ」2004年22・23合併号☆ ◎読み切り『雨女、晴れ男』(作:長谷川尚代/画:藤野耕平) ●作者略歴 ※藤野耕平さん ●絵についての所見 あと、どうでもいい話ですが、主人公のクラスの応援旗に描かれていたキャラクターはHTB(北海道テレビ)の“onちゃん”ですね。これは、HTBの看板番組「水曜どうでしょう」のファンだと公言していた長谷川さんのアイディアなんでしょう。 ●今回の評価
●作者略歴 ●絵についての所見 ●ストーリー・設定についての所見 ●今回の評価 ◆「ジャンプ」今週のチェックポイント◆ 時間短縮を考え、今回からしばらく雑記形式でダラダラやってみるテスト。見辛いようなら、また以前の形式に戻します。 はじめに巻末コメントから。 しかし今週、各方面で話題沸騰だったのが『DEATH NOTE』の、異様に気合入りまくったテニスシーン。また次の掲載順が『テニスの王子様』だったので、余計に趣を増幅させていたという(笑)。しかし、本職のテニスマンガが、リアリティではサスペンス作品のたかが1シーンのテニスシーンに明らかに負けているというのは……。 そして最後はすっかり中堅の風格が出て来た『銀魂』。今週は内容よりも欄外の作者紹介(by大西編集)の方が巷の話題に。いや、内容も良かったんですけどね。 ……というわけで、とりあえず前半分をお送りしました。金曜までには後半をお送りしますので、今しばらくお待ちを。 |
2004年度第7回講義 |
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ギリギリの日程、ギリギリのコンディションの中、ようやく実施に漕ぎ付けました、今週の「現代マンガ時評」です。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新人賞の結果に関する情報
受賞者の過去のキャリアについては以下の通りになります。(もしチェック漏れがありましたら、BBSでご指摘下さい) ……あと、“足立真一”という名前で検索すると、4〜5年前に活躍していた美少女系プロ作家さんがヒットしたんですが、まぁこれは明らかに別人でしょうね。 ★新連載&読み切りに関する情報 ◎また、同じく「週刊少年ジャンプ」次号(22・23合併号)には、読み切り『雨女、晴れ男』(作:長谷川尚代/画:藤野耕平)が掲載されます。 ◎「週刊少年サンデー」の次号(22・23号)からは新連載『道士郎でござる』(作画:西森博之)がスタートします。 ◎また、この「週刊少年サンデー」の次号(22・23合併号)には、読み切り『グッドラックノストラダムス』(作画:武村勇治)が掲載されます。 ※今週のレビュー&チェックポイント ※7段階評価の一覧表はこちらから。 ☆「週刊少年ジャンプ」2004年21号☆ ◎読み切り『Mosquito Panic』(作画:中西まちこ) ●作者略歴 ●絵についての所見 ●今回の評価
●作者略歴 ●絵についての所見 ●ギャグについての所見 ●今回の評価 ◆「ジャンプ」今週のチェックポイント◆ 時間の都合で今回は「ジャンプ・イン・ジャンプ」の特別企画──『ボーボボ』と『デスノート』のコラボ企画についてのみ。 ……いやー、しかし面白いながらシビアな企画でしたよね。大筋の内容やネーム・構図が既に決まっている中で、それでも僅かに裁量権が残された部分だけで自分の個性をアピールしなくちゃいけないわけで。何と言うか、プロ作家としての資質も問う試みですよね。しかも、2人の作家さんはそれを見事に成し遂げたんですから、心から賞賛を贈りたいところです。 ☆「週刊少年サンデー」2004年21号☆ ◎読み切り『地球防衛バッパパーマン』(作画:森尾正博) ●作者略歴 ●絵についての所見 ●今回の評価 ◎読み切り『もみあげキャプテン』(作画:大塚じんべい) ●作者略歴 ●絵についての所見 ●ギャグについての所見 しかし、この作品のギャグが優れていると思えるのかと言うと、正直、首を捻らざるを得ません。 その理由を見つけるために何度も読み直してみたのですが(嫌な作業ですね^^;;)、やはりツッコミが弱いのではないか…という結論に辿り着きました。この作品のツッコミの多くはボケの状況を説明しているだけで、本当の意味のツッコミにはなっていないんですよね。
……今週も「十五郎」を語る余裕が無くなってしまいました。まぁ、もはや敢えて語らなくても良いような気がしないでもないですが(苦笑)。 |
2004年第6回講義 |
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今週も何とか開催に漕ぎ付けられました、G1予想をお送りします。来週G1レースが1週休みなのが正直有り難いくらいのコンディションですが、出来る限りの事はしたいと思います。
ハナを切るのはスピード優位のメイショウボーラーでほぼ間違いなさそう。問題はどれ程のペースになるか。 ●駒木ハヤトの「負け犬エレジー」● それにしてもコスモ・マイネルで5頭出しとは凄いですね。何だか競馬シミュレーションゲームの末期状態のような様相で(笑)。シルク会員としては羨ましい限りだなぁ。駒木の3歳馬は未だに入厩できずに育成牧場止まりだというのに……。
純粋な競馬ファン目線から見ると、コスモバルクを応援したいところなんですけど、やっぱり展開がかなり厳しくなりそうということで、ここはブラックタイドから。多少ペースがゆっくりになっても融通の利きそうな脚質ですし、どうにか格好はつけてくれるのではないかと期待しています。
アイタタタタ……博士と本命一緒かー。当たる気しませんねー(苦笑)。でも、ここまで実績があって展開も向きそうな馬が単勝10倍以上なんて、オイシイ馬券もいいとこなんですよねー。
オーストラリア人のワタシとしては、中山グランドジャンプの方が興味をそそられたんですけど……(笑)。
4人中、コスモバルクに◎を打ったのがリサちゃん1人だけというあたり、いかにも駒木研究室ですね(笑)。さて、結果はどうなるか、どうぞお楽しみに。
※駒木ハヤトの“負け犬の遠吠え”(不的中) ※栗藤珠美の“反省文”(不的中) ※一色順子の“終了しました……”(不的中) ※リサ=バンベリーの“イッツ・ア・ハードラックデイ”(不的中)
(ポイント・順位の変動について) |
2004年度第5回講義 |
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覚悟はしていましたが、今回の“二足のワラジ”は非常に履き難いワラジのようです(苦笑)。これまでの社会学講座が、真っ当な社会生活を犠牲にして成り立っていた事を改めて痛感したりしています。 さて、それではお待たせしました、今週の「現代マンガ時評」をお送りします。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新人賞の結果に関する情報
受賞者の過去のキャリアについては以下の通りになります。(もしチェック漏れがありましたら、BBSでご指摘下さい) ……しかし、武井さんや編集部からの講評を見るにつけ、今月はかなりの大不作だったのかな、という気がします。十二傑賞にしても、「次は別のジャンルの作品を」とか「もっとキャラクターを作って、感情移入出来る要素を」とか、本誌や増刊に掲載させる作品に出すコメントとは思えませんもんね(苦笑)。 ★新連載&読み切りに関する情報 ◎また、「週刊少年ジャンプ」次号(21号)には、読み切り『Mosquito Panic!』(作画:中西まちこ)が掲載されます。 ◎「週刊少年サンデー」の次号(21号)には、読み切り『もみあげキャプテン』(作画:大塚じんべい)が掲載されます。 ◎また、同じく「週刊少年サンデー」の次号(21号)には、読み切り『地球防衛バッパパーマン』(作画:森尾正博)も掲載されます。 ※今週のレビュー(今週もチェックポイントはお休みします。ご了承下さい。なお、『怪奇千万! 十五郎』の連載総括については次週以降にお送りします) ※7段階評価の一覧表はこちらから。 ☆「週刊少年ジャンプ」2004年20号☆ ◎読み切り『BLEACH番外編(−17話) 逃れゆく星々のための前奏曲』(作画:久保帯人) ●作者略歴 ●絵についての所見
●今回の評価
●作者略歴 ※叶恭弘さん ●絵についての所見 ●ストーリー&設定についての所見 他に重要なポイントとしては“天啓”についての設定がありますね。これについては、既製の作品からかなり露骨なアイディア流用があったと指摘する声もあがっているようですが、個人的には特定の作品の“パクり”というよりも、少年マンガの定番パターンに独自の名前を付けて新品扱いにしたようなモノだという気がします。 ●今回の評価 ☆「週刊少年サンデー」2004年20号☆ ◎読み切り『ゴーストロジック』(作:浜中明/画:ネモト摂) ●作者略歴 ※ネモト摂さん ●絵についての所見 ●今回の評価
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2004年第4回講義 |
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何とか生きております、駒木ハヤトです(笑)。 ……というわけで、今シリーズの暫定第3戦はクラシック開幕戦の桜花賞。今年は阪神競馬場の桜も開花が早過ぎ葉桜賞の様相ですが、出走メンバーの方は見事なまでにレース名を体現した“十八花繚乱”の趣。華やかさの一方で予想は難解を極めますが、どうにか皆さんのお役に立てるよう、研究室メンバー一同、精一杯頑張りたいと思います。
「桜花賞ペース」という言葉があるように、先行激化・超ハイペースの印象があるこのレースだが、意外にも近年は平均ペースに収まる傾向が強まっている。そして、今年もどうやらそうなりそうだ。 ●駒木ハヤトの「負け犬エレジー」● いやー、参った。本当に難しいわ、今年の桜花賞。
高松宮記念同様、実力伯仲で目移りしてしまうんですが、ここは未だ底の見えない強さが魅力のダンスインザムードを本命にします。今年は展開がそれほど速いペースにならなさそうですし、武豊騎手のこの馬に対する入れ込みようを見ていると、推さずにはいられませんでした。でも1番人気になるとは思っていなかったので、少し驚きましたね(苦笑)。
先に言っときます。今回のわたしは本気ですよ〜(笑)。こういうソコソコ人気の馬がたくさんいるレースってわたし大好きなんですよ。結構強い馬から狙っていっても、割と高い配当がついたりするんで「えーと、これだと10倍以下の組み合わせ出来ちゃうからパス」とか考えなくていいですしね(笑)。
ここまで2回連続的中なんて、自分でもあまり信じられないくらいなんですけど、今回も調子に乗っていきたいと思ってます(笑)。
今回は見事に4人の印がバラけました。誰かが抜け駆けを果たすのか、それとも枕を並べて討ち死にか、どうぞ15時40分からのレース本番を楽しみにお待ち下さい。
※駒木ハヤトの“負け犬の遠吠え”(不的中) ※栗藤珠美の“喜びの声?”(単勝のみ的中) ※一色順子の“終了しました……”(不的中) ※リサ=バンベリーの“イッツ・ア・ハードラックデイ”(不的中)
(ポイント・順位の変動について) |
2004年度第3回講義 |
罰ゲームで負ったダメージも癒えましたので(笑)、今週の「現代マンガ時評」をお送りします。 「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」関連の公式アナウンス情報 ★新連載&読み切りに関する情報 ◎「週刊少年サンデー」の次号(20号)には、読み切り『ゴーストロジック』(作:浜中明/画:ネモト摂)が掲載されます。 ※今週のレビュー(物理的事情により、今週のチェックポイントはお休みします) ※7段階評価の一覧表はこちらから。 ☆「週刊少年ジャンプ」2004年19号☆ ◎新連載第3回『少年守護神』(作画:東直輝)【第1回掲載時の評価:C寄りB−】 (受講生の皆さんへ:この作品は評価Cとなりました。結果的に読み手の感情を損ねる論調のレビューになっている恐れがあります。この作品のレビューをご覧になるかどうかは皆さんでご判断下さい。) ●絵についての所見(第1回からの推移) ●ストーリー&設定についての所見(第1回からの推移) ●現時点での評価
●作者略歴 ●絵についての所見 ●ストーリー&設定についての所見 まず頂けないのが、前半から中盤にかけて演出の乏しい説明的なセリフ、モノローグが延々と続いてしまう点ですね。短編作品なら、ある程度は文字による設定説明を入れるのも仕方ないですが、それにしても工夫が無さ過ぎではないでしょうか。 ●今回の評価
●作者略歴 ●絵についての所見 ●今回の評価 ☆「週刊少年サンデー」2004年19号☆ ◎新連載(シリーズ再開)第3回『DAN DOH!!〜ネクストジェネレーション〜』(作:坂田信弘/画:万乗大智)【現時点の評価:B+】 ●絵についての所見(第1回からの推移) ●ストーリー&設定についての所見(第1回からの推移) ●現時点での評価
●作者略歴 ●絵についての所見 ●今回の評価
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番外 |
順子:「受講生の皆さん、ご機嫌いかがですか? 一色順子です! ──さて、特別企画を兼ねた今日の講義ですけど、これはタイトルの通り、今から夏へ向けて水着の似合うスリムな体にシェイプアップしよう! …という趣旨の踏み台昇降ダイエット講座です。
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赤星:「──赤星です! 今日は宜しく。」
※教育的観点から鑑みて、この場面は残酷過ぎてお見せ出来ません。上のイメージ映像から状況を推測して下さい。(仁川経済大学教務部より) 順子:「あ、あうぅ……(床に倒れたまま、顔の顎の辺りを押さえて悶絶)」
……さて、今日は踏み台昇降を利用したダイエットについて講義をするわけだけれども、その前に、まずは踏み台昇降に限らず、運動によるダイエットのメカニズムについて基本的な所を押さえておきましょう。 ──では、一体どうすれば体脂肪を減らすことが出来るのか? ……その方法は2つ。 まず1つは、今回の『運動によるダイエット』から外れてしまうのだけれども、それは食生活の改善によるダイエット。ま、一応ダイエットに関わることなので、簡単に紹介しておきましょうか。 そして脂肪を減らす2つ目の方法が、運動で脂肪を落とす方法。こちらは文字通り体脂肪が確実に減ってゆきます。ただし、ここで言う運動は、有酸素運動と呼ばれるものに限ります。 そういうわけで、脂肪を減らす一番の近道は有酸素運動であると。それが分かった以上は実践あるのみ……なのですが。 理論については以上。これだけ説明すれば、踏み台昇降の素晴らしさについては分かってもらえたでしょう。次はいよいよ実践です。今日は特別に、私がここで実演して直接やり方をレクチャーするので、しっかり覚えて帰るように。 ◎踏み台は、余ったダンボール箱に適当に物を詰め、ガムテープでグルグル巻きにして作るのが一般的。 ……おい、さっきから隅っこで呆けてるリサ=バンベリー、ちょっとこっちまで来なさい。そうお前だお前! 『えぇ? ワタシですか?』…みたいなカワイ子ぶった仕草はいいからボヤボヤしないで早く来い! 来なかったらここからそこまで助走して膝蹴りを……そうだ、早く来い! ダッシュ!!」 リサ:「…………(息を弾ませながら教壇まで走って来た後、赤星の前で直立不動)リ、リサ=バンベリー、只今参りました!(絶叫)」 … …… ……… リサ:「軍曹……いえ、赤星センセイ! 仰せのままに持って参りました!」 赤星:「さて、皆さんお待たせしました。罰ゲームの時間です!」
赤星:「おほほほッ!」
※この場面も残酷過ぎてお見せ出来ません。上のイメージ映像から状況を推測して下さい。(仁川経済大学教務部より) 赤星:「(一発では物足りず、ゲシゲシと細かい蹴りを入れながら)どの口が、どの口が『重い』などとッ!」 … …… ……… 赤星:「──大変失礼しました。予定も何もガッタガタですが、講義は最後まで務めさせて頂きます。 それでは踏み台昇降の実践ですが、簡単に言うと文字の通り、踏み台を昇ったり降りたりする運動を延々と続けるだけ。ただしペースは少し早歩きする程度、小一時間テレビを見ながら運動しても苦にならないスピードで丁度良いぐらいです。じれったくて駆け足してしまうと無酸素運動になってしまうので気をつけること。また、ダイエットになると厚着で必要以上に汗をかこうとする人がいますが、これは逆効果。そういう所に気を遣うぐらいなら、運動前に準備運動やストレッチをする方に気を遣うべし。 注意事項としては、まず第一に水分補給を絶対に怠らないこと。先に言った通り、ダイエットの目的は水分ではなく脂肪を減らすこと。脂肪を効率的に燃やすには体内に水分が確保されていることが必要不可欠です。汗をかいた分だけ水分を補給することが大変重要になるので、特にこれからの汗をかき易くなる季節は、手元にドリンクを用意して運動に臨むこと。 ……以上が、踏み台昇降についての基礎知識。この講義の内容を覚えておけば、貴方たちも今日から健康的なダイエットが可能です。短期間で劇的、というわけにはいきませんが、中長期的なスパンで着実に体脂肪率を落とすには最適に近い方法なので、是非参考にしてみて下さい。 それでは長時間に及ぶご静聴を感謝します。またいつかお会いしましょう。では、失礼。(一礼して退場)」 順子:「(赤星の姿が見えなくなってから)……ふぅ。どうなることかと思いましたけど、いや、どうにかなっちゃってるんですけど、何とか終わりましたね(苦笑)。 ※今回の講義では、OHPさんの「アニメダイエットに関する覚え書き」他、多くのウェブサイトを参考にさせて頂きました。有難うございました。 |
2004年第2回講義 |
◎前回までのレジュメはこちらから→第1回 高知競馬レポの第2回をお送りします。いつまでたっても競馬場に辿り着かない事にお怒りの方もいらっしゃると思いますが、そういう部分も含めての「観戦旅行記」ですので、どうかご理解の程を。 あ、間もなく締め切りのハルウララ馬券プレゼントですが、現在のところ競争率は3倍程度になっております。遅刻の場合は100%アウトになりますので、まだの方は早めのご応募を。 今回のレポートは旅行初日の午前2時頃、夜行快速「ムーンライト山陽・高知・松山」の車内から始まります。文体は常体、人物名は原則敬称略としますのでどうか宜しく。 午前2時半。意識は未だ明確であった。 黒船賞は高知競馬唯一のダートグレード競走(全国交流重賞レース)で1着賞金3000万円。普段、大レースでも1着45〜250万円の賞金で遣り繰りしている高知競馬では破格も良い所の大レースである。中央競馬で喩えると、賞金2億5000万のジャパンCの上に、賞金30億円のレースがあるようなものだ。 閑話休題。 ──などと、レースの予想をやっている内に、どうやら時刻は午前3時。間もなく岡山駅到着である。 ………… 予定通りの時刻に起床。気持ちが張り詰めているせいか、半端な睡眠時間ながらも寝起きは良好だ。他の乗客が熟睡している中、またも駒木だけそそくさと荷物をまとめ、静かに退席する。 定刻通り、阿波池田駅に到着。降りる客は駒木を含めて僅かに数名。夜明け前の駅構内はやはり閑散としていて肌寒い。 列車は快調に山道を走り抜けてゆく。停車駅の多くは無人駅のようで、中には「こんな所に駅作ってどうすんだ?」…と、思わず問い掛けたくなる駅もある。そりゃこんな採算の取れなさそうな路線を全国中張り巡らせたら旧・国鉄も大赤字になるわな、などと思ったりした。 午前7時41分、列車は定刻通り高知駅着。駅構内は県庁所在地らしからぬローカル感溢れる佇まいだった。 すいません、まだ競馬場に着いてませんね(苦笑)。次回からはもうちょっとピッチを上げますので、勘弁して下さい。ではでは。 (次回に続く) |
2004年度第1回講義 |
年度は改まりましたが、内容はこれまでと変わらぬ「現代マンガ時評」のお時間です。いい加減、有名無実になった「分割版」のタイトルをどうにかしようかとも思ったんですが、いつでも分割して出来るようにという事で、このままで行かせてもらいます。 では今週も情報系の話題から。次週発売の「ジャンプ」、「サンデー」(それぞれ19号)はそれぞれ読み切りが掲載されますので、その情報を紹介しておきましょう。 まず「ジャンプ」からですが、今週号から始まった綴じ込み付録・「ジャンプ・イン・ジャンプ」、第2弾は『BLACK CAT特別編』(作画:矢吹健太朗)です。今回はスパイクと……じゃなかった、トレインとスヴェンの出会いを描いた“第0話”的な作品になるようです。 ……というわけで、情報系の話題は以上。レビューとチェックポイントに移りましょう。 ※7段階評価の一覧表はこちらからどうぞ。 ☆「週刊少年ジャンプ」2004年18号☆ ◎新連載第3回『無敵鉄姫スピンちゃん』(作画:大亜門)【第1回掲載時の評価:A寄りA−】 春の新連載シリーズ第2弾・『無敵鉄姫スピンちゃん』も、今回が“節目”の第3回センターカラーという事で、後追いレビューを実施します。 で、ここまで3回ですが、まぁ一言で「極めて順調」という事で良いんじゃないでしょうか。読み切り版以来の確かな技術、ツッコミの巧さは未だに健在ですし、今回などは“間”でギャグを獲るといった、若手作家さんとは思えない渋いテクニックも光っていました。 現状、あとの問題はネタ切れだけですね。まぁ、今くらいスピンちゃんの表情で遊ぶだけの余裕があればしばらくは大丈夫だと思いますが、なるべく長く、このままぶっ壊れない程度に頑張って欲しいと思います。
今週から始まった現役連載作家限定の読み切り企画ですが、トップバッターは武井宏之さんの『麻葉童子』。これは現在連載中である『シャーマンキング』の外伝で、主要キャラの1人であるハオの幼少期にあった大きな出来事を描いた話、という事になりますか。 まず絵に関しては何も言う事無しですね。「水木しげるの21世紀版」とでも言いますか、殺伐とした中に一カケラの愛嬌が混じった画風が作品の内容とマッチしていて、大変良い雰囲気を醸し出しているように思えます。 次にストーリーと設定についてですが、こちらも現役長期連載作家としての実力が遺憾なく発揮されていると申し上げて良いでしょう。完成度の高いプロット、ネーム量が凄まじく多いにも関わらず、それを読み手に負担を感じさせないだけの高い文章力、更には世界観を描写しながら読み手の関心を一気に“持って来”た冒頭のシーンの演出力など、その卓越した技術には唸らされっ放しでした。 評価はA−寄りのB+というところで。『シャーマンキング』本編も最終章突入という事ですから、今度は連載を抱えていない状態で腰を据えて描いた読み切りを拝読してみたいものですね。 ◆「ジャンプ」今週のチェックポイント◆ 空知英秋VS大西編集の舌戦は、巻末コメント欄と編集後記欄をも巻き込んでエスカレート。……もう仲が良いのは分かったから、楽屋オチはこれくらいにしといた方が良いと思いますよ、ええ。 ◎『アイシールド21』(作:稲垣理一郎/画:村田雄介)【現時点での評価:A/雑感】 思いも寄らぬポイントで新ヒロイン出現!? ◎『いちご100%』(作画:河下水希)【現時点での評価:B+寄りB/雑感】 登場シーンから「そこまでされたら、もう何も言えません」だった新キャラ・こずえ嬢ですが、その設定がまた強烈無比! いや〜、参りました色んな意味で(笑)。 ◎『HUNTER×HUNTER』(作画:冨樫義博)【開講前に連載開始のため評価未了/雑感】 で、『いちご100%』の次にこの作品ですよ。ちょっとは考えて目次作れよ編集部も(苦笑)。 しかし冨樫さん、“王”が登場してからノリノリですなぁ。ノリノリになればなるほど残酷に人が殺されていくのはどうかと思いますが(笑)。前回あたりからまた下書き原稿が目立ってますが、それでも時間の限界までキッチリ描こうという気持ちが原稿の端々から感じられます。相当モチベーションが高いんでしょうね。
◆「サンデー」今週のチェックポイント◆ 巻末コメントのテーマは、「好きなファストフード」。 ……とか言う駒木も、ファストフードというかB級、C級グルメは大好きでして、公営ギャンブル場の“旅打ち”の際にも、必ず何かファストフード系を買い食いしていますしね。 ◎『美鳥の日々』(作画:井上和郎)【現時点での評価:A−寄りB+/雑感】 アニメ開始記念巻頭カラー、まさか、かの怪作・『葵ディストラクション』とのセルフ・コラボレーション企画で来るとは(笑)。物凄い内向けのアピールもあったもんですなあ。この手の企画と言えば、『ドラえもん』の「ぼく桃太郎のなんなのさ」が、原作では『バケルくん』とのセルフ・コラボレーション企画でしたね。 ◎『いでじゅう!』(作画:モリタイシ)【現時点での評価:B+寄りA−/雑感】 駒木の所属していたSF研究部みたいな怪しい文化系クラブにとっては、新入部員を確保出来るかどうかは生命線ですので、現役の頃は毎年苦労させられました。男子部員ばかりで演台に昇ったら「ヲタ系のイタい部活だ」という事で(半分正解なんですが^^;)人が寄って来なくなるし、逆に女子部員を投入したらしたで、いわゆる腐女子が集まって来て異様な雰囲気のクラブになっちゃうしで、サジ加減が難しかったですね(笑)。 ◎『モンキーターン』(作画:河合克敏)【開講前に連載開始のため評価未了/雑感】 ……えーと、今回の喫茶店でのアレ、シチュエーションや詳細はかなり違いますが、駒木も似たような体験があります(苦笑)。 ……というわけで、今週はここまで。近い内に、現在連載中の作品の評価再検討とかやりたいんですが、時間取れそうに無いですね。結構作品間の序列付けとかややこしい問題もありそうですし、これは今後の課題でしょうかね。 |