「社会学講座」アーカイブ
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講義一覧
12月15日(土)ギャンブル社会学 |
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突然ではありますが、世に存在する法律というものは、多くの矛盾に満ちています。 例えば、“高校生はアダルトビデオが観られないけれども、正月の深夜などに夜通しTVでやっている洋物ポルノは観放題”という問題。 また、田代まさし事件で露呈した“スカート盗撮はパンツ覗いただけで痴漢と同じ罰金刑だけど、風呂場を覗くのは、いくら風呂場で本番行為が行われていようと軽犯罪法違反に留まる”という問題。 さらに、“裏ビデオは何本所持しても、ましてや裏ビデオのレビューサイトを立ち上げて、広告収入で飯が食えるくらい稼いでいても合法なのに、友達にテープ代金と送料だけでダビングしてあげても違法である”という問題。 そして、“あと1日で18歳なのに男性経験100人を超える、まるで整形前の飯島愛みたいな阿婆擦れギャルとでも、援助交際したのがバレれたが最後、逮捕されて人生メチャクチャに。しかし、16歳になったばかりの処女を、結婚を前提で肉奴隷に調教し、陵辱の末に妊娠させ、挙句の果てには中絶までさせてもバリバリ合法”という正視するに耐えない矛盾まであります。 ……何だか、喩えがシモに限定されている気がしますが、受講生の皆さんに理解しやすい喩えを列記したら自然とこうなっただけです。不可抗力ですので、ご了承を。 それは、俗に“3競オート”と呼ばれる公営ギャンブル(競馬、競輪、競艇、オートレース)に関する法規にある、「投票券(馬券、車券、舟券)購入に関する制限」です。
ギャンブルは健全な娯楽とはいえ、場合によっては高額の金銭を扱う行為です。そこを考慮すれば、経済力の無い低年齢者のギャンブル参加を制限すること、これは公共の福祉の観点からも、合憲とする理由に足るものでしょう。 この“「学生・生徒」差別規定”は、他の合法&違法ながら黙認されているギャンブルと比べると、その矛盾がさらに浮き彫りになって来ます。以下の表をご覧下さい。
3競オートと同じ、「最小100円、100円単位で上限無制限」のギャンブルであるtoto(サッカーくじ)が、かなり緩やかな制限となっていることが目に付きます。 このように、3競オートと同じ、もしくはそれ以上の危険性のあるギャンブルが、緩やか過ぎるくらい緩やかな制限に留まっているのに対し、遊び方によってはゲームセンターより健全であるはずの3競オートには不必要なほど厳しい制限が設けられている。これが現状です。 明治時代の開国・文明開化と共に、あらゆる西洋文化が怒涛の如く日本に押し寄せて来ましたが、その中にイギリス生まれの近代競馬の姿がありました。 |
12月14日(金)法学(一般教養) |
昨日……と、今日も失礼しました。 さて、真面目なテーマをとりあげたこの「法学」の講義もいよいよ佳境です。笑いの少ない文章ですが、もう一日お付き合いを。 「法学」前回の講義は、各国の君主継承権事情の途中で時間切れとなったのでしたね。それでは、今日はヨーロッパの続きから話を進めることにしましょう。 じゃあ、前回、簡単に触れた古代ローマ帝国の事情をもう一度、今度は詳しくお話しましょうか。 古代ローマ帝国はやがて東西に分裂。東に現在のギリシャや中欧を中心とした東ローマ(ビザンツ)帝国、西欧には短い西ローマ帝国時代の後、ゲルマン系諸民族が築き上げた国家群が成立します。 まず東のビザンツ帝国ですが、国そのものは古代ローマをそのまま引き継いでいますので、皇位継承のルールも変わりません。ただ、このビザンツ時代には、エイレネ、ゾエ、テオドラという3人の女帝が誕生しています。 では、次に西欧諸国。西欧諸国のほとんどは君主国でしたが、その中でも、他国の影響が少なかった君主国を優先して紹介してゆきましょう。 トップバッターは、現在も“現役”の王国、イギリスです。現在の正式名称を“大ブリテン及び北アイルランド連合王国”といいます。サッカーやラグビーファンにはお馴染でしょうが、今のイギリスはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの連合王国なのです。 …… と、次にフランスの事情を説明する予定だったのですが、どうやらこの講義、おそろしく長文になってしまうことが、ここにきて判明してしまいました(遅!)。 |
12月12日(水)演習(ゼミ) |
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さて、毎週水曜日は「現代マンガ時評」。 では、今回のゼミを始めます。
……赤塚賞の審査委員に、4連載3打ち切りの岡野剛が入っているのは、個人的には納得行かないのですが、まぁ人材難ということで仕方ないんでしょうか……。 では、レギュラー企画の「新連載・読みきりレビュー」に移ります。文中の7段階評価はこちらを。 ☆「週刊少年ジャンプ」2002年新年2号☆ ◎新連載第3回『ソワカ』(作画・東直輝) このレビューを書くために、改めて第1回から読み直してみたんですが、この第3回の時点で、既に随分と絵のクオリティが落ちているのが非常に気になってしまいます。このあたりの回数だと、普通はまだ連載前に書き溜めしている原稿のはずなので、こんなところでクオリティが下がっているのは大問題です。そう言えば、作者あとがきで「時間を下さい、お願いします」と懇願していましたね。何かトラブルがあったのかもしれません。 ◎読み切り『SAVE THE WORLD』(作画・堀たくみ) 例によって、『HUNTER×HUNTER』の代原です。今回はなんと、今日の冒頭で紹介した、赤塚賞の佳作受賞作が掲載されました。異例の本誌デビューです。 ☆「週刊少年サンデー」2002年新年2.3合併号☆ ◎新連載『旋風(かぜ)の橘』(作画・猪熊しのぶ) スポーツ物少年マンガの主人公は、大きく分けて2つのパターンがありまして、 ◎読み切り『川口能活物語』(作画・草葉道輝) 噂をすれば影ではありませんが(笑)、『ファンタジスタ』の草葉道輝氏によるノンフィクション・コミックです。 《その他、今週の注目作》 ◎新連載『サユリ1号』(週刊ビッグコミックスピリッツ掲載) 主人公の妄想と瓜二つの女の子との出会いや、幼馴染の女の子との恋愛感情も絡んだ軋轢など、いかにもスピリッツらしい“ライトにドロドロした”恋愛物語ですね。 ◎読み切り(月イチシリーズ連載)『せんせい・藤本義一編』(週刊コミックバンチ掲載/作画・岸大武郎) 岸大武郎氏といえば、かつて週刊少年ジャンプの専属マンガ家でした。しかし、この手の伝記物や、時には恐竜紀行物などという、どう考えてもジャンプ読者に受け入れられようが無い作品ばかり手がけていて、確かその後、ジャンプ系列誌に幾つか作品を描いていたのですがいつの間にか姿を消していたように記憶しています。 …… と、今週は6作品をレビューしました。これからも、物理的事情の許す限り、レビューを掲載したいと思います。それでは今週の「演習」を終わります。明日は「法学」の続きを講義する予定です。(今日の講義終わり) |
12月11日(火)法学(一般教養) |
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それでは今日も同じ話題で講義を行います。昨日の講義を受けていない人はレジュメをちゃんと読んでおくように。(レジュメはこちらに) 前回は、世界の君主国では独自の伝統的な皇位(王位)継承権を持っている。これらの伝統は、君主の権力が衰えた今日でも、ごく最近を除いて頑なに守られてきた。日本もその中の一つである……という話をしました。 では早速、日本国天皇の皇位継承規定について解説してゆきましょう。 一 皇長子(天皇の嫡子で最も年長の男子) ちなみに現在(2001年12月11日)で、男子皇族を皇位継承順に挙げてゆきますと、以下のようになります。
人数が殊のほか少ないのは、皇位継承の有資格条件が厳しく、また、戦後すぐに遠縁の皇族は身分を返上しているためです。このことも今回の女帝待望論に大きな影響を与えているのですが、それはまた次回以降の講義で詳しく扱いたいと思います。 ……と、いうように、日本の皇位継承に関する規定は、天皇の権威に価値を持たせるためか、厳しい規定が千数百年の永きにわたって維持されてきました。確かに、激しい政治的争いなどの有事には、継承順位がないがしろにされたりしたこともありました。数少ない女性天皇も、そのような時に、緊急避難的措置で実現したものでした。ですが、それでもこの厳格な規定が、根本から大きく揺らいだことは無かったのです。 では、日本の皇室の比較対照となる、他の君主国の事情はどのようなものだったのでしょうか? ここは思い切って古代まで戻って、世界各国の皇位(王位)継承の規定と女性君主の有無について振り返ってみることにします。 まず、同じ東アジアの中国から話を始めましょう。 では、アジアから遠く離れたヨーロッパではどうだったでしょうか? しかし、中世から近世、近代と時代が移り行く中で、事情が変わってきます。やがてヨーロッパには、女性君主が他国の男性君主を翻弄するという時代が訪れるのです。 |
12月10日(月)法学(一般教養) |
さて、昨日は休講失礼しました。一部で助手よりも影が薄いと評判の駒木です。 では、本題に移ります。 ……と、初めから非常に堅苦しい法律の条文の話から始まりましたが、日本の皇室は、全てこの皇室典範という堅苦しい法律によって規定されています。 しかし、君主制の国において皇位(王国では王位)継承に関するルールというのは、国家の根幹と言っても良いようなもので、非常に存在そのものが“重たい”のです。 ですから、我が日本の場合も事情は同じなわけで、権力の無くなった今だからこそ、時代遅れの伝統に固執してしまう、というわけです。 …… |
12月8日(土)集中講義・競馬学特論 |
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ええと、まず今日の講義に入る前に……。 さて、それでは早速、予想に移りましょう。
……まず第1集団からは、体調に問題がある15番を切り、また、デイリー杯2歳Sはレヴェル的に問題があると考え、11番も除外しました。これで5頭。 ちなみに助手の珠美ちゃんにも予想をしてもらってます。彼女の予想も掲載しておきましょう。
……彼女は、かなり手広く馬券を買うみたいですね。さて、今週はどうなることか、皆さんもご注目ください。それでは今日の講義を終わります。(この項終わり) ※駒木博士の“勝利宣言” ※栗藤珠美の“喜びの声”
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12月7日(金)後期試験 |
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さて、今日は一風変わった講義をやりたいと思います。 ……さて、読んでもらえましたか? さて、ここまで長い前振りをしたわけですから、もうお分かりでしょう。そう、今回また、僕の手元に“彼”からのメールが届いたのです。またしてもウィルスが流行っている時に送付ファイル付きで(苦笑)。
この通り、常識的な文章です。少なくともアブない人だとは思えませんよね。 ……さて、読んでもらえましたか? |
12月6日(木)演習(ゼミ) |
え〜、まずはこの2日間、予告無く休講してしまったことをお詫びします。 ☆「週刊少年ジャンプ」2002年新年1号☆ ◎新連載作品『サクラテツ対話篇』(作画・藤崎竜) 前作『封神演義』で、メジャー作家の仲間入りを果たした藤崎竜の新連載。病的なまでにハイテンションな登場人物たちによるドタバタ劇、という、いかにも藤崎竜らしい作品。タイトルを決めた時点で一般ウケは諦めている節が無きにしも非ずだが、これが果たして支持基盤のマニア層に受け入れられるかは、現時点では疑問。……というか、初回で51ページも貰っているのに、話のコンセプトすら見えてこないのだからレビューのしようが無い(笑)。とりあえず、話の道筋が見えるまで詳しい評価は保留させていただく。とりあえず、読んでいて不快感は無かったので、7段階評価はB。 ◎新連載第3回『もののけ! ニャンタロー』(作画・小栗かずまた) どうやら前作の『花さか天使テンテンくん』と違い、完全なギャグマンガではなくストーリー(コメディ)路線で話を進めていくようだ。 ◎読み切り『桃太郎の海』(作画・吉田真) 今や当たり前になった『HUNTER×HUNTER』休載に伴う“代原”。しかし、これまで多くの代原が掲載されているが、そこから連載作家に出世した作家が皆無というのも寂しい話だ。 ☆「週刊少年サンデー」2002年新年1号☆ ◎読み切り(前後編)『II(ツヴァイ)』(作画・石渡治) 読み切りなのに異様に多い登場人物、収拾不可能と思えるくらい大きなスケールのストーリー、説明セリフを多用しないと解説しきれない膨大な設定etc……。 …… と、いうわけでいかがでしたか? 今週は辛口のレビューが続きましたが、本当に良い作品であれば、どんどん褒めてゆきたいとも思っています。 |
12月3日(月)比較文化論 |
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比較文化論のこのテーマも、今日で3回目。一応、今日で最終回にする予定でいます。 さて、前回までで、最近ギター担当が自殺を図ったことで、かなり久しぶりに一般マスコミに大きく扱われたバンド・ヒステリックブルー(以下:ヒスブル)は、ジュディマリの模倣をしたら「パクりだ」と顰蹙を買い、リンドバーグ風味を加えたら「でもやっぱり声はジュディマリ風。技量は比べるまでもないけど」と、呆れられ、心機一転レベッカの模倣をしたら「お前ら、ものまね王座決定戦か」と怒りを買い、その結果、完全に人気を失ってしまった、というところまでお話しました。今日はその続きからとなります。 …… さて、昨日までで、いかにヒスブルが多くの人の顰蹙や嫌悪感や怒りを買っているか、ということを、真剣に彼らを応援している人に刺されそうな勢いで皆さんに語ってきました。 と、言うのはですね、日本のミュージックシーンで、他のアーティストの模倣をしている人は、ヒスブル以外にもかなりの数に上るのです。 その理由を導き出す資料が、以下に挙げるものです。これは、「パクリ」と叩かれた経験のある、ヒスブルを含む3組のアーティストに対する巷の声で、多いもの上位3つをそれぞれ挙げたものです。(資料は駒木研究室調べ) ★矢井田瞳の場合
※少数意見……楽曲と歌はともかく、作詞はまだ椎名林檎に全然及ばないんでは? ★倉木麻衣の場合
※少数意見……立命館大学入学って、エレベーターじゃねえか。 ★ヒスブルの場合
※少数意見……よく聞いたら、ジッタリンジンのパクリもやってる。/よく聞いたら、ELTのパクリっぽい曲まである。 矢井田瞳と倉木麻衣は、未だ“前歴”を引きずりながらも、その後は独自の路線を歩みだし、また、歌唱力などで一定の評価を得ています。倉木麻衣は比べられている相手が相手ですので、若干損をしているように思えますが、それでも、もう彼女をただのパクリ歌手と言う人はごく少数でしょう。 では、そもそもヒスブルは、 ここまで敢えて伏せてきましたが、ヒスブルの編曲とプロデュースを務めているのは、佐久間正英氏。なんと、ヒスブルとは余りにも因縁のあるジュディマリ(JUDY
AND MARY)のプロデューサーでもある、業界の大物です。 ……ハイ、よろしいですか? しかし、こういう喩えをしておいて何なんですが、これは別に恥ずかしいことでもなんでもありません。矢井田瞳も倉木麻衣も、ここからスタートしたのです。 結局、ヒスブルが売れなくなったのは、実力不足と努力不足、という至極当然の結果に落ち着いてしまうわけです。 さて、講義の残り時間も少なくなってしまいました。 先日、TVを見ていましたら、エンディングテーマがヒスブルの新曲でした。 …… この「比較文化論」では、これからもヒステリックブルーを追いかけてみたいと思いますが、次に取り上げる時、彼らが芸能界にいるかどうか分からないというのが、何だか生々しくて嫌ですね。 |
12月2日(日)比較文化論 |
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それでは、30日(土曜日)の続き、比較文化論の2回目の講義を行います。 ……… 1stシングルの失敗から約3ヶ月、ヒスブルは1999年の1月に2ndシングル・「春〜spring〜」をリリースします。タイアップは、テレ朝系「目撃! ドキュン」のエンディング曲。今から考えると、かなり意味深なタイアップです。
あれ?
あれあれ?
イタタタタタタタ。 ……確かにヒットはしましたが、CDが売れた分だけ、叩かれ方も半端じゃありませんでした。というか、パクった相手を変えただけじゃ、顰蹙買って当たり前です。 ですが、どういう形であれ、ヒスブルは一気にJ-POPのメジャーシーンに登場し、知名度も一気に上がりました。
もはや、当時活動休止中だったジュディマリの代用品扱いです。 しかも、しれっとアルバム不要論まで囁かれていたりしてます。
要約すると、「1曲除いてジュディマリのパクリ」ということでしょうか。まぁ、その1曲もリンドバーグのパクリなんですけど。 ヒットしてもヒットしても、いや、ヒットすればするほど叩かれてしまうヒスブル。しかし、当の本人たちは余りそんな自覚が無かったみたいで、この1stアルバムから「Little Trip」をシングルカットして、3rdシングルとして発売します。
最低です、こいつら。 この「なぜ……」という曲、確かにサビの部分のコードが、レベッカの「フレンズ」のサビと酷似しています。まるで「ビックリマンチョコ」と「ガムラツイスト」の関係みたいです。 結局、どう転んでも先発アーティストと酷似した楽曲しか出せないことが白日の下にさらされたヒスブル。これ以後は、とある大きな理由(次回で触れます)もあって、一気に人気は下降線の一途をたどります。CDをいくら出しても売れなくなり、次第にプロモーションもさせてもらえなくなります。 |
12月1日(土)集中講義・競馬学特論 |
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駒木:「G1レースがある週の土曜日は、競馬学特論として、レースの予想をやることにします。オープンキャンパスの時と同様、競馬学特論では助手の珠美ちゃんと一緒に講義をやってゆきます」
珠美:「あら、私と博士では、印をつけた馬はほどんど一緒なんですけど、印の種類が全然違いますね」 ※駒木博士の“敗戦の弁” ※栗藤珠美の反省文 |
11月30日(金)比較文化論 |
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さて、2日目の講義を始めます。
ご覧の通り、事務所サイドは、イメージダウンを恐れてか、自殺未遂を否定しています。しかし、もしもこの釈明通りの行動をしていたとしたら、それはそれで「お前はマンガに出てくる、家事がサッパリダメなヒロインか」という恥ずかしいツッコミを受ける事は必至なので、ここは本人の名誉のために自殺未遂と言う事にしておきましょう。 一体、彼とヒスブルに何があったというのでしょうか? ……それを分析するためにも、まずはヒスブルの経歴を振り返るところから始めましょう。 ヒスブルことヒステリックブルー(Hysteric
Blue)は1997年7月に、当時17〜18歳だったメンバー3人(tama、たくや、ナオキ)が出会って結成。翌月から、あのシャ乱Qを生んだ大阪城公園前でストリートライブを開始し、活動をスタートさせます。 しかし、この後、彼らはまたも持ち前の強運を発揮する事になります。 …… と、いったところで今日は時間が来てしまいました。 |
11月29日(木)マス・コミュニケーション論
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では、第1回目の講義を始めます。 しかし、この各種新人賞、特にマイナーな雑誌ほどそうなのですが、“大賞”の賞金と副賞がやたらと豪華な割には、賞金5万円と副賞・原稿用紙セットの“奨励賞”しか出ない、という傾向があります。しかも、その“奨励賞”からのデビュー率が著しく低く、何を奨励しているんだか皆目分からない、という悲しい現実も見え隠れします。
そのソープは大衆店なのか、高級店なのか。また、女性が受賞者の場合は出張ホストに変更になるのかどうかは分かりませんが、奥村氏の意気込みはビンビン伝わって来ます。伊達に慰安旅行のたびに沖縄のソープに行ってません、この人。 ただ、雑誌側にどれだけ意気込みがあったとしても、結果的に「大賞、入選、佳作に該当作なし、奨励賞2作品」では、いつまで経っても しかし、そんな冬の時代に、厳しい現況を打破しようとするマイナーマンガ雑誌が現れました。 また、この「カラフルトライアル」の素晴らしいポイントとして、受賞作に対する講評が異様に懇切丁寧である、ということが挙げられます。
確かに、選者が言いたいことは分かるのですが、文字数の関係か、どうしても抽象的な印象が否めません。「味がある」というのは一体何をもって「味がある」とするのか、この講評だけでは全く理解出来ないのです。
…非常に具体的ですね。受賞の決め手が「理屈抜きで下半身を反応させた」こと、問題点は「前戯の描写をもっとしつこくする」ことだと一目瞭然です。この際、「審査員を勃たせたら、内容はどうでもエエんかい」というツッコミは差し控えましょう。
これも非常に具体的な講評です。審査員諸氏の「よくぞ萌えさせた!」というスタンディングオベーションが聞こえてきそうな名文だと思います。これも、「萌えさせたら後はどうでもエエんか? あぁ?」と、ヤカラを入れたくなりますが、そんな瑣末な事を気にしていては、物事の本質を見失ってしまうので、これも差し控えておきましょう。 そして4ヵ月後、第2回の「カラフルトライアル」では、この具体的な講評がさらにグレードアップします。
凄いですね。 まず、作者に「いつもこんな事考えて欲情してるんだぁ。いよっ! このスケベ!」とチャチャを入れつつ、返す刀で選者自身も「思わずトイレに持ち込んでオカズにさせて頂きました」とカミングアウトしています。マリナーズ・イチロー選手のレーザービーム送球も真っ青の、見事な言葉の連携と言えましょう。 しかしこれもまだ、つい先日発表された第3回の「カラフルトライアル」講評の前奏曲に過ぎません。 まず、全体の講評から。今回はかなりの接戦だったらしく、審査が難航した様子が伝えられています。
なんと決め手は念写です。 ううむ、この人たちなら、あの「マインドシーカー」も一発クリア出来そうな気がします。 しかし、これからが本番です。では、究極の講評の世界をご堪能あれ。
いかがでしたでしょうか。まるで夜中に1人で、リモコン片手にアダルトビデオを見ながら呟いているような思いの数々。これこそ、人間の本能と欲望の赴くままに劣情を爆発させた芸術大作、まさしく公私混同の極みであります。某大麻常習犯の父親は「不倫は文化だ」とのたまいましたが、ここに至っては、この講評こそ文化だと言えはしないでしょうか、ねぇ皆さん。 不況にあえぐマンガ業界に現れた |
珠美:「2分05秒9のレコードタイムでクロフネの圧勝でした。強かったですね」
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珠美:「なんと、日本調教馬が掲示板(上位5頭)を独占しました。これは史上初ですよね」 |