ニュースログ(リンク先は既に削除済みの場合があります)
※文責は全て駒木ハヤトにあります。
02/18/05(Fri)
◎テレビ東京・大食い番組復活!(情報元:大食いチャレンジャーさん)
情報収集のために当ても無くネット界隈を徘徊しておりましたら、超大ネタを見つけてしまいました。
なんとテレビ東京がこの春に大食い番組を復活させるので、選手を募集するというではありませんか。とりあえず今回は“「TVチャンピオン」枠ではない特番で実施する、テレビ未出場者限定の新人戦”のようですが、反響次第ではオールスター戦やネイサンズ国際の中継等の復活も有り得るでしょう。(逆に言えば「これっきり」というケースも有りますが……)
それにしても、あの不幸な事故によるフードファイト番組自粛開始から早3年弱。砂上の楼閣はいとも呆気なく倒壊し、今や残された瓦礫も風化して更地状態となってしまった感のあるこの業界ですが、漸く復興の第一歩を踏み出すことが出来たようです。
勿論、往時の隆盛を取り戻すには時間と労力だけでなく、時流とか運とかいったものも必要になって来るのでしょうが、せめて「フードバトルクラブ」開始前ぐらいの“健全なカルト人気”のレヴェルくらいまでに復活してくれれば嬉しいです。
07/05/04(Mon)
◎ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権、小林尊選手4連覇達成!
講義にまとめるには時間も資料も足りないので、とりあえずこちらで速報を。
今年のネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権、上位の結果は以下の通りになりました。
1位:小林尊 53本1/2(世界新)
2位:白田信幸 38本
3位:ソーニャ=トーマス 32本(アメリカ&女性歴代最高)
……というわけで、ディフェンディングチャンピオン・小林尊選手が4連覇を達成すると共に、ライバル・白田信幸選手に対しても2年越しのリベンジを達成。しかも世界新記録のオマケつきでした。
試合枯れ状態で調整が困難な中での新記録達成は、数字以上に価値のあるモノでしょう。まずはとにかく小林選手の偉業を称えたいと思います。
白田選手の38本も、小林選手が過去に残した記録を除くと歴代トップになる好記録ですので、やはり「さすが」というところ。ただ、小林選手と比較すれば、ホットドッグ早食いにおける経験不足と、ここ2年間のフードファイトに対する姿勢の差がモロに出たのかなぁという印象もあります。
あと小林選手にとっては、食べこぼしなどの反則が緩やかなネイサンズ国際のレギュレーションも大いに味方したのかな、と。5日にニュース番組で放映された競技の映像を見る限りでは、「フードバトルクラブ」だと間違いなく反則失格になるくらい“豪快”な食べ方をしていましたし。でもまぁ15本以上の差がついたんですから、そんな言いがかりめいた勝因分析は無用ですね。
ちなみに、3位入賞のソーニャ=トーマス選手は、昨日の講義でも紹介しましたが、アメリカフードファイト界を代表する女性選手。アメリカ人選手では珍しい大食い体型(=痩せ型)のフードファイターで、昨年から特に活躍を見せている選手です。時期が時期なら赤阪尊子さんと日米女王対決なんてのが見られたかも知れないのに、つくづく残念ですね。
02/27/04(Fri)
「26日にヨーロッパ出張から帰ってきたところ」という孫正義社長が会見を行いました。会社の一大事に、その後も数日会社を明けっぱなしという神経がまず信じられませんが(笑)、まぁソフトバンクですから仕方ありませんか。
で、その場で情報漏れの件数詳細が発表されました。最終確定数は4,517,039件。内訳は加入者が240万3,617件、加入手続き中が9,834件、無料体験キャンペーン申し込み者147万3,774件、解約者が62万9,814件ということで、やっぱり解約者まで含まれておりました。てめえの会社の顧客数も正確に把握していない経営陣ってどうよ、と思ってしまいますなぁ。しかし、本当に誤報だらけの事件ですね。こっちも結果的に誤報を飛ばしてしまいました。申し訳無い。
しかし、解約率は本当に高いですね(笑)。いかにこのキャンペーンが多大な無駄遣いによって支えられているものかという事が一目瞭然です。
情報漏れの被害者である顧客には一律500円の商品券でお詫び、社長以下、経営陣首脳は減給処分という事で決着するみたいですが、それも凄い話ですよね、別の意味で。減給処分っていうのは、組織のトップに行けば行くほどダメージの小さい処分だと思うんで、40億円も会社に損失出しておいてそれっていうのは、なんか腑に落ちないですよね。……まぁ40億円なんてモデム配り費用からすれば微々たるものなんですが。
3月以降のキャンペーンについても色々話をしたいんですが、今はまだ時期尚早なので、止めておきます。とりあえず1ヵ月後くらいに期待しててください。では。
02/25/04(Wed)
◎ヤフーBB情報漏れ&恐喝未遂事件続報
続報をお送りします。ただ、まだニュースの内容が媒体によって錯綜しているようなので、ちょっとここは慎重に行きます。
とりあえず、460万人分のデータ、そして別の恐喝未遂犯が持っていた約100万人分のデータはそれぞれ本物という事でファイナルアンサーって感じですね。あと、それがソフトバンクBBのデータベースから内部の人間が引っこ抜いたモノだという事も確定されたみたいです。
大元のデータベースを閲覧できた人間も、データが引っこ抜かれた日時も判っているとソフトバンクは言ってますので、それが本当ならそっちの方の犯人が見付かるのも時間の問題ではないかと思われます。
しかしよく判らんのが、460万人という数字。マスコミ報道によると年末時点での現役会員や申し込み手続き中の人のデータで、退会者のデータは入ってないという話なんですが、どう考えても数が合わないんですよね。この数字が本当だとすると、無料期間中の解約率ってとんでもない数値になりますよ。う〜む……。
02/24/04(Tue)
◎Yahoo!
BB、470万人分の顧客情報が流出の疑い
(注:このニュースのリリース後、流出の疑いがあるのは460万人分と判明しています→続報1/続報2)
いやいやいやいや、それにしても凄い事になってしまいました。もっとも、現役スタッフにしてみればいかにもソフトバンクらしい下品な失敗だなぁと、しみじみ思ってしまったりするわけですが……。
実は、前々から末端レヴェルでの情報管理の甘さには呆れ返っていたりしたんですが、トップレヴェルでの情報管理も筒抜けだったとは、さすがに思ってもみませんでした。
今回、流出した個人情報は住所、氏名、電話番号、申込日、メールアドレスということですが、これは申し込みの際に記入してもらう書類の内容とそのまんま一致していますので、恐らくはその情報が漏れたんでしょう。ただ、漏れた情報の量が量ですから、流出経路は、ソフトバンク本社のメインデータバンクからに間違いないと思います。不正アクセスか、それとも内部犯行か。それにしても杜撰が過ぎる管理体制ですよねぇ。安物買いの銭失いじゃなくて、安物売りの情報失い。シャレにもなりません。
しかし、一番「なんだかなあ」なのはソフトバンク広報の対応ですね。なんか、もう後手後手。夕方に記者会見を開いたかと思えば、「まだ当社では242人分の情報漏洩しか確認していない」って……。警察側の「460万人分の情報の大半がホンモノじゃないか」ってコメントが報道されている時にそんな声明を出すなんて逆効果以外の何物でもないように思えるんですが……。
24日午後10時の記者会見では、「460万人の情報の中には退会済みの人の情報は入っていない。1月末時点の会員数よりも多い分は、2月に入ってからの申込者ではないか」…みたいな事を言ってますが、んなもん、今や会員増は10万人強/月のペースなのに3週間で80万人も申込んでるわけないでしょうが(笑)。まぁ、460万人の情報の中でホンモノがどれくらいあるかで話は変わって来るんでしょうが、どんどん泥沼へ突っ込んでますね。
まぁ今日お話できる内容はこれくらいでしょうか。
あと、ヤフーBBは、この件に関しての専用サポートダイヤルを開設してますので、不安に思われた方は下記の電話番号をご利用下さい。もっとも、現状では「現在調査中です」としか答えてもらえないはずですけど……って、どこが「相談室」なんだ(笑)。
あ、サポートセンターの係員はタダの派遣社員だと思いますので、ストレスのはけ口に使うのだけはご遠慮下さい。
問い合わせ特別電話窓口 Yahoo! BBカスタマーサポートセンター お客様相談室 0120-956-827 (受付時間:午前10時から午後7時) |
02/26/03(Wed)
◎第2回アメフトW杯アジア予選・日本完勝で本大会進出決定!
以前、日誌かどこかでちょっとだけ紹介したと思うんですが、去る23日に大阪で第2回アメリカンフットボール・ワールドカップのアジア・オセアニア予選・日本×韓国戦があり、日本が88−0で完勝し、本大会進出を決めました。下馬評通りの結果ではあるんですが、何があるか分からない一発勝負だっただけに、関係者の皆さんもホッとしたことでしょう。
本当なら駒木はこの試合を生観戦に行くつもりだったんですが、残念ながら別の所用とカチ合って行けず。ランあり、パスあり、インターセプト・リターンありと、縦横無尽のタッチダウン・ショーだったらしいので、非常に惜しい思いをしております(苦笑)。
このアメフトW杯、サッカーなどとは違ってアマチュア限定の、しかもアメリカ・カナダが不参加というアレなモノなんですが、それでも前回の第1回大会は日本が優勝しておりまして、一応我が国はディフェンディング・チャンピオンなんですよ。知ってましたか? 参加国6国ですけど、世界一ですよ!(笑)
今回は前回準優勝のメキシコに加えてヨーロッパの強豪国たちが続々参戦するそうなので、本戦は楽な戦いにはなりそうにないんですが、是非とも2連覇を飾って欲しいものです。
02/19/03(Wed)
◎「役に立たない? アルバイト時給案内」番外編
さて、ここでは今日の「ヤフーBBモデム配り」研修関連の題材で、本チャンの講義では使えそうに無いモノをダラダラと書いていきます。微妙に「ニュース解説」のニュアンスからズレてますが、情報も入ってますのでご了承を。
まず、あのキャンペーンでどれくらいの申し込み客がいるのかって話ですが、社員氏が言ってたのを信頼するなら、全国で15000〜20000人/日の申し込みがあるとのこと。あれだけ多くの場所でキャンペーンやってる割に多いのか少ないのか微妙な数ではありますが、他のADSL業者に比べると30倍くらいズバ抜けているそうです。まぁ、あんなキャンペーンして他の会社と比べるなんぞ、マクドナルドと高級ステーキハウスの客数を比べるようなもんでしょうが。
ちなみに、無料期間内の解約率は6%前後だとか。意外と少ないかなぁ、といった印象ですよね。やっぱり安いIP電話がセットで付いてくるってのと、劣悪なカスタマーサポートさえ考えなかったら安いのは確かなので、なし崩し的に契約続行しちゃうんでしょうかね。
で、これは研修を受けた段階だけでの駒木の個人的な感想であると前置きしておきますが、どうやらソフトバンクは本気の本気でNTTを潰しに行ってるっぽいです。手段選ばずに資金をジャブジャブ投資してNTTをNo.1の座から叩き落し、あわよくばそこへ自分が座ろうと考えているような感じがしますね。
研修担当の社員氏は「お客様のため、日本のブロードバンド普及を思って」って連呼していましたが、本当に顧客の事を考えたいたらサポート体制の方に予算をジャブジャブ注ぎこむはずなんで(平然と「現在サポートダイヤルは繋がりにくいんです」って言ってたしなぁ)、下克上が目標なんだと思います。
それを証拠に……ってわけじゃないんですが、なんでもヤフーはもうすぐ無線LANも出来るADSLモデムが内蔵されたコードレスIP電話機を発売するそうです。しかも最大4台の子機にそれぞれ電話番号を振り分けられるという機能付。確か「ヤフーステーション」とか言ってかな、商品名。まだ公にする直前の話らしいんですが、内密にとか言われなかったので書きました(笑)。(追記:1月下旬に発表されていたとの情報を頂きました。研修担当者が安易に煽ろうとしたみたいですね^^;;)
あと、最後に無料キャンペーンを利用するにあたってのちょっとした裏技。ひょっとしたら知ってる人がほとんどかも知れませんが、この講座の受講生さんはネットのライトユーザーが多いみたいですので、敢えてご紹介。
この無料キャンペーン“お試し期間は”、利用開始から2回月が変わった時点で終了すると言う、悪名高き“最大2ヶ月”ですが(研修中も「絶対に『丸2カ月』とだけは言うな」と散々言われました)、アレはユーザーの方で無料期間の調節が可能なのを知ってましたでしょうか?
実は、利用期間のカウントが始まるのは、モデムの電源スイッチを入れて電話回線が繋がった瞬間からなんです。ということは、月の後半に利用開始可能になっても、実際にモデムを稼動させるのを翌月1日の午前0時まで待てば、結果的に丸々2ヶ月無料で利用可能になるんですね。申し込みから利用可能までが大体2週間くらいですから、第2週あたりに申し込んで、月末近くで利用可能にして翌月1日まで待つ…ってのも良い策かも知れません。これも口外可能な情報らしいので、ドンドン広めてやってください(笑)。
02/04/03(Tue)
◎万引少年死亡事故の煽りで古本屋閉店の危機
色々な媒体で採り上げられていますが、駒木もちょっと変わった視点から一言。
最初に言っておきますね。駒木は「古書店擁護派」です。ていうか、そっちの方が当たり前って気がしますがね。
まぁ「万引きやったガキなんぞ死んでも構わない」…とまで行くと暴論ですが、ガキとはいえ盗人なんだから警察へ引き渡されても当たり前ですし、そのガキも後先考えずに逃げた以上はそれでどうなっても“自己責任”であって、純然たる被害者である古本屋の店主は何ら責められるべき理由はありませんですよ。
で、この件に関しては最初に古書店に「人殺し」とかいうアホ気な抗議が20件くらい来て騒動となり、その後に1000件ほどの激励が届いて一段落…みたいになってますけど、こういう反応って、実はインターネットでもよく似たことが起こるんですよね。
ネット上ではどんなに良い事をしたとしても、必ず数%は反対派が出ます。 (無用なトラブル予防で念のため言っておきますが、駒木がこのサイトで良い事したとは一言も言ってませんぞ) で、その数%の中のさらに数%はいわゆる“アンチ”になります。曲解に曲解を重ね、自分の醜い感情に屁理屈で理論武装した連中がもっともらしい言い方で先鋭的な攻撃をブチかまして来ます。今回のニュースで言えば20件の抗議がそれにあたります。激励との件数の対比から考えても納得ですよね?
そして、この先鋭的な抗議でタチが悪いのが、「反応がやけに敏速」という事なんですよ。元々が一時の感情がベースになっている行動ですから、自分の中で意見を反芻する事も無くブァーッと吐き出しちゃう。その結果、せっかく良いことをした人にまず真っ先に激烈な批判が届いてしまう事になっちゃうんですよね。それが今回のような不幸な結末に……。
で、激励のタイミングが遅いっていうのは、その激励が「批判されてて可哀想→励ましてあげなきゃ」ってメカニズムで発生するからなんですよ。構造的な問題ですね。特に今回の件では、抗議のせいで閉店の危機ってニュースが世に出るまでは激励が必要なほど店主が追い詰められているとは誰も思ってませんでしたからね。
ですから、今回の件はネットの常識と被せて考えると、別段おかしな出来事でもないのです。不幸だったのは、たとえそれが常識的な出来事だったとしても、凹んでいた店主にとっては堪らない出来事になってしまったという事ですよね。本当に救いようの無い不幸な出来事でした。部外者ながら、古書店の再開と更なる発展を心からお祈り申し上げます。
01/28/03(Tue)
そうなんです。林檎さん初のシングル1位獲得です。
ほとんどのマスコミやニュースサイトさんが「意外にも」という言葉を使っていたように、これまで1位を取っていなかった事が不思議なくらいだったんですよね。まぁ、アルバム1位は何度も獲ってますけど。
しかし駒木的には今回はセールス的には全く期待してなかった…と言うか、椎名林檎人気の衰えを突きつけられるという覚悟すらしていたので、この結果には正直驚いております。勿論、本気で嬉しいんですが。
ただ、これまで林檎さんがシングルで週間1位を獲れなかったのは、かなり東芝EMIの責任が大きいんですよ。あのクソ会社、本当に気が利かないんだから、まったくもう。
詳しくは、当講座の講義レジュメ・「椎名林檎高らかに現役復帰!」(全16回)を読んで頂きたいところですが、ここでも簡単にこれまでの苦闘の歴史を振り返っておきましょうか。
まずファーストシングルの『幸福論』はPR戦略の大失敗で大コケ。信じ難い話ですが、オリコンの最高位は「圏外」です。
2枚目の『歌舞伎町の女王』は、今でこそスタンダードナンバーになってますが、発売当初はあくまで“ごく一部で有名な歌”。オリコン最高位はなんと50位なんですね。
出世作となったのがサードシングルの『ここでキスして。』で、今で言うところの『もらい泣き』みたいなロングヒットをカマしてオリコンベスト10初登場。ただ、当時はまだCDがバカ売れしてる時代だったので、ジワジワ売れる曲では上位に食い込めず最高位は10位でした。
この直後に出たアルバム『無罪モラトリアム』がミリオンになり、一躍大物アーティストの仲間入りを果たした林檎さん。しかし、シングル1位の牙城は未だ高いままで、4枚目のシングル『本能』はミリオン寸前の大ヒットとなるも、ラルクアンシエルに阻まれて最高2位止まり。また、同時発売の5枚目『幸福論(マキシ盤)』は最高10位・売り上げ26万枚で、デビュー時の雪辱を果たすことに成功しています。
6枚目『ギプス』と7枚目『罪と罰』はまたも2枚同時発売。これで売り上げが分散されたのか、最高位はそれぞれ3位、4位と伸び悩み。まぁ、発売週がサザンの『TSUNAMI』とモー娘。の『恋のダンスサイト』と同じでは、さすがに苦しかったかも知れません。
8枚目の『真夜中は純潔』は、とにかく発売日のタイミングが全て。何しろ宇多田と浜崎のアルバムが出るのと同じ日に発売ですから(苦笑)。ていうか、なんで所属同じの宇多田と同じ日に林檎さんのシングル出すねん、東芝EMI! 煽り受けて全然話題にならんかったやろうが、このクソボケ! ……で、後藤真希の『愛のバカやろう』に惜敗してまたも2位ですわ。しかし、競馬ならブロンズコレクターズクラブ入会間違いナシでありますな、この成績。
冷静に振り返ってみると、今回はこれまでとは違ってライバル不在の中の発売。結局、1位獲得の要因としてはこれが一番大きかったのかもしれませんねぇ。まだ正確には判りませんが、枚数的には恐らくここ最近で一番低い成績になるかも知れませんし……。
とはいえ、世の中勝てば官軍。この調子でこれからも頑張って欲しいものです。ただ、前から言ってた「アルバム3枚でソロ活動終了」が反故になりそうなのは、「ドラゴンボール」的引き伸ばしみたいで、ちと複雑だったりするのですが。
01/02/03(Thu)
◎大食い王者・白田信幸選手、大晦日のフードファイト大会で土! 山本晃也選手が復帰緒戦で大金星。
昨年の大晦日(12月31日)、山梨県の遊園地・富士急ハイランドにて、日本のフードファイト界が誇る一流選手たちによるカレー3kg早食いの競技会が開催された。富士急アイランドでは昨年から不定期に同様の競技会が開催されていたが、昨春にTVのフードファイト競技会中継を観た中学生がフードファイトの真似をして死亡した事故が起こってからはこれが始めての競技会となった。
昨年4月以来、TV局主催のメジャー系大会が中断されている日本のフードファイト・シーンにおいては、この競技会は非メジャー系大会ながら2002年下半期では最高レヴェルの競技会と言え、また、結果もそのグレードに相応しい極めて水準の高いものとなった。その結果は以下の通り。
順位 | 選手名 |
完食タイム(手動計時) |
優勝 | 山本 晃也 | 2分04秒(スプリントカテゴリ67) |
2位 | 小国 敬史 | 2分32秒(スプリントカテゴリ66) |
3位 | 白田 信幸 | 2分48秒(スプリントカテゴリ65.5) |
4位 | 射手矢 侑大 | 2分55秒(スプリントカテゴリ65.5) |
5位 | 高橋 信也 | 3分16秒(スプリントカテゴリ64.5) |
6位 | 立石 将弘 | 3分21秒(スプリントカテゴリ64.5) |
7位 | 山形 統 | 4分15秒(スプリントカテゴリ61.5) |
8位 | 山本 卓弥 | 5分48秒(早食いカテゴリ57) |
※タイムについては「お茶の間の大食いファン」さん(http://www.ochafan.jp/index.html)から引用させて頂きました。 ※競技に使用されたカレーは、ルー990g、ライス2010gで統一。 ※タイム欄の( )内は、ハンディキャッパー・駒木ハヤトによる今回の競技における暫定フリーハンデ値。 |
優勝したのは、「フードバトルクラブ・キングオブマスターズ」3位などの経歴を持つ山本晃也選手。同選手はこの直前まで海外留学による半年間のブランクがあったにもかかわらず、後続に推定500g以上の大差をつけて圧勝。その能力の奥深さを遺憾なく見せつけた。ちなみに、今回与えられたフリーハンデ値67は、スプリントカテゴリでは史上最高レイトとなる。
一方、そのパフォーマンスが注目されたメジャー競技会4連覇中の白田信幸選手はまさかの3位敗退。1分以内の超スプリント戦や15分以上の大食い勝負には無類の強さを発揮する白田選手も、体格(口、胃袋)のアドバンテージが通用し難い今回のレギュレーションでは思うようなパフォーマンスといかなかったか。
また、今回が早食い系競技初挑戦となる山本卓弥選手(「なにわ大食い選手権」優勝など)は、経験不足を露呈した形で平凡な記録に終わった。今後の巻き返しに期待したいところである。
12/29/02(Sun)
◎第2回M-1グランプリ、ますだおかだ涙の戴冠!
結成から10年未満のコンビを対象にした若手漫才師のプロ・アマオープントーナメント・「M-1グランプリ」の決勝大会は、松竹芸能所属のますだおかだが昨年の雪辱を果たして優勝。賞金1000万円を獲得した。ますだおかだは結成10年目で、これが最後のチャレンジだった。結成10年目での優勝は昨年の中川家に続いて2年連続。また、主催団体の吉本興業所属タレント以外の優勝はもちろんこれが初。
出場9コンビを3コンビにまで絞る決勝1回戦では、昨年準優勝のハリガネロック、3位・アメリカザリガニといった有力候補の点数が伸び悩む中、ここ1年で充実著しいフットボールアワー、そして全く無名の新人・笑い飯が点数を伸ばし、ますだおかだと共に最終決戦進出を果たした。なお、注目された敗者復活戦では、数多くの有力候補を退けてスピードワゴンが決勝進出を決めたものの、3位・笑い飯から28点差の7位に敗退した。
その3コンビで争われた最終決戦では、ますだおかだが7人の審査員の内5人の支持を受け、同じく2人の支持を受けたフットボールアワーを退けて優勝を決めた。
※決勝大会1回戦での成績(審査員7人×持ち点100点満点)
1位:フットボールアワー 621点
2位:ますだおかだ 612点
3位:笑い飯 567点
(以上、最終決戦進出)
4位:おぎやはぎ 561点
5位:ハリガネロック 545点
6位:テツandトモ 539点
7位:スピードワゴン 535点
8位:ダイノジ 534点
9位:アメリカザリガニ 525点
※決勝大会最終決戦の成績
(審査員7人各1票を持ち、最優秀者に投票。同票数の場合は決勝大会1回戦の順位に従う)
優勝:ますだおかだ
5票(投票者:島田紳介、ラサール石井、島田洋八、中田カウス、立川談志)
2位:フットボールアワー 2票(投票者:松本人志、大竹まこと)
3位:笑い飯 0票
今回の件では色々とお騒がせしましたが、「M-1」側の観客数が意外と伸び悩んだ事(1000人台と推定されています)や交通機関のスムーズな運行、そして何よりも「コミケ」側主導の下で実行された両イベント運営サイドの計画的な警備・人員整理などによって、大きなトラブルもなく無事にイベントが終了したようです。
細かいトラブルなどは今後の伝聞を待たなければなりませんが、懸念していたような大事故は“あわや”といった場面を含めて皆無だったとのことです。
……というわけで、結果的に当講座では危険を過剰に喚起し過ぎた事になってしまったかも知れません。
しかし、危機管理とは常に最悪の事態を想定して対策を立てることでありますし、件の講義を実施した時点では主催者側の危機管理意識が希薄、またはそうであったと思われる状況であり、誰かが自発的に動かなければ何が起こるか分からない事態に陥っていました。どうか、その点を考慮して頂き、今回の件については何卒ご容赦を願いたいと思います。 (駒木ハヤト)
11/26/2002(Tue)
このニュース解説、昨日の時点では明らかにネタに事欠く状態だったんですが、昨日の深夜から今日にかけて、思わず「にょっせ〜!」と奇声をあげて叫びたくなるようなニュースが相次いで飛び込んできました。
予定では、遅ればせながら高円宮親王殿下の訃報について述べさせて頂こうと思っていたんですが、ViiVの加藤邦迦君が日記(11/21付)で面白いフォークロアを紹介してくれてるんで、こちらではご冥福をお祈りするだけに留めて、詳しくはそちらに任せる事にします。
その日記の内容についてですが、代議士で「鈴木」さんは5人います。どうせなら「代議士のムネオだが」と名乗れば良かったのに。
まず、「にょっせー!」その1。
スポーツ新聞や夕刊紙的に言えば「ナリタブライアンの故郷、倒産!」ってわけです。美浦や栗東真っ青のトレーニングセンターを建設するとか、意欲的な設備投資が続いてたんで楽観してたんですが、実は回転資金にも事欠く状況だったようで。確かに種牡馬ビジネスで失敗したりしてたんで、そのダメージがでかかったのかも知れませんが。ナリタブライアンが2年で死んじゃったのも大きかったんだろうなぁ。
それにしても、早田牧場ですら潰れるんだから、日本の馬産って本当に不景気なんだなぁ…。ひょっとしたら社台ファーム以外には数えるほどしか儲かってないのかも知れないですね。
しかし、駒木が入ってる一口馬主クラブ・シルクホースクラブは早田牧場と全面提携してたんで、今後が異様に心配なんですが(汗)。正直言って、早田牧場との提携が無くなったらほとんど魅力の無いクラブになっちゃうので、行き先がメチャクチャ不安であります。
「にょっせー!」その2。
しかもそのタイトルが「加爾基 精液 栗ノ花(カルキ ザーメン クリノハナ)」ですぜ、ダンナ! まるでエロ小説で50過ぎの部長さんが不倫相手のOLに「恥ずかしがらずに大きな声で言ってごらん、ほら」とか言って辱めるような物凄い題名ですぜ!
……ていうか、これが椎名林檎としてはラストアルバムになるはずなんですが、そんな雰囲気が微塵とも感じられないのはどういうことか。なんか、ますますアントニオ猪木の引退カウントダウンみたいになってきましたなぁ。
んで、最後の「にょっせー!」
いやー、ビックリしました。プロレスで言えば、晩年の馬場と猪木がタッグ結成して暮れの「世界最強タッグ決定リーグ戦」に出る…みたいな話ですがな、これ。
凄いよなー。なんてったって「ドアドア」と「ハイウェイスター」の電撃合体だもんなー(笑)。
しかし、素直じゃない駒木は、こういうニュースを聞くと、
「あー、やっぱり『映画版ファイナルファンタジー』がシャレにならんかったんやろうなー」
とか、
「あー、やっぱり、いつ出るか分からん『ドラクエ』だけでは会社としてやっていけんのやろうなー」
とか思ってしまうんですが、真相は如何に?(笑)
それにしてもゲーム会社の合併って、意外と大手同士ってのが多いですよねぇ。何かこう、渋い合併劇は無いもんでしょうか。ケムコとビッグ東海とか、イマジニアとデータイーストとか。あ、データイーストはもう潰れてるか。
11/19/2002(Tue)
ショート・ショートで柄にも無く反戦チックな風刺をやっちゃったせいか、某所で「アイツは左翼だ」とかワケワカランこと言われてしまい、かつて無い程逆上している駒木です(笑)。
前々から「読売以上産経未満、今時の中道右派」ってここで公言してるのに、どうしてンな事言われないとイカンかなぁ。儀式的行事の国旗掲揚や国家斉唱には進んで参加する人間相手にどういう事か。プンスカプン。
こうして言論を公にしてる以上、何言われても仕方ないんですが、せめてヤカラ入れる時は過去ログくらい読んで欲しいなぁと思ったり。
で、今日のニュースなんですが、思想信条とは全く関係無いニュースで日和っておきました(笑)。
……というわけで、大手マスコミの中では駒木が最も嫌いな新聞からの記事なわけですが(笑)。
海外サーバー使って裏ビデオ配信してるアダルトサイトと似たやり方で開業された、JRAの馬券のノミ屋についてのニュースです。ギャンブル嫌いの朝日新聞にしては、割と真面目に採り上げてる感じでしょうか。
しかし数ある闇の商売の中で、正規ルートよりも良心的な経営をやってるってのは、公営ギャンブルのノミ屋くらいなもんでしょうなぁ。つまりは割引価格で馬券売っても十分に儲けが出てしまうくらいボロいのが日本の公営ギャンブルって事です。法律でギャンブルを取り締まっておきながら、国だけは儲かるように暴利を貪る。メチャクチャなシステムですよ、まったく。我ながら、なんて分の悪い勝負を毎週毎週やってるのかと呆れる時がありますからねぇ。
ちなみに、この記事にある合法ノミ屋のように、1割引で馬券が買えるなら、ソコソコ馬券が上手い人であれば十分黒字が計算できます。そういう意味ではお薦めとも言えるんですが、やっぱりそれ以上のリスクが大きそうな気がしますよね。だから結局は手を出さない方が賢明だと思います。ギャンブルは信頼できる胴元を相手にするのがまず第一の鉄則ですからね。胡散臭い連中は相手にしたらイカンです。
11/07/2002(Thu)
◎『電波少年』問題、該当箇所の“お蔵入り”で決着?
まずはお詫びです。昨日付のニュース解説内で、駒木の事実誤認により、鳩山民主党代表に対して失礼な発言があった事をお詫びし、昨日付の発言を全て撤回いたします。(前日付の発言は既に削除済です)
蛇足かも知れませんが、以下、この事についての釈明です。
当初、駒木はこの騒動について、「『電波少年』のコーラス隊に自分を揶揄された歌を唄われた鳩山氏が怒り、記者会見にて抗議を行った」とのニュアンスで認識していました。
その誤ったニュアンスを踏まえて、
「『電波少年』なんて、“バカがバカやってるのをバカにしながら笑って観るべき番組”で、“真面目に相手する方が損するだけの根底からフザケきった番組”なのに、何ムキになってるんだ、鳩山さん。これじゃあ、2ch掲示板の“厨房”の荒らしに釣られて荒れ狂ってる、ちょっとアレな人と変わらないじゃないか。クソ真面目に対応しても、寒いだけじゃないか。止めなさいよ、そんな事」
……と思うに至り、更に、
「まぁ『ニュース解説』のコンテンツだから、ちょっと指滑ってもいいかぁ」
……などと悪ノリしてしまった故の記事でありました。(このコンテンツは“ざっくばらんに好き勝手な事を書く”コンセプトなんですよ^^;;)
しかし、鳩山氏の公式コメントや、騒動の起こった当時の状況等を知るに至り、鳩山氏が怒ったのは、
「自分を揶揄された歌を唄われたことではなく、せっかくの貴重な時間を“だまし討ち”の形で潰された学生達の怒りを代弁して」
……であることが分かりました。こうなると、昨日付の記事を書くに至った前提条件が全く狂ってしまいます。そのため、今こうして事実誤認を認め、陳謝するものであります。
そういうわけで、この騒動は『電波少年』ではいつも通りの、「上司が出てきて謝って、テープお蔵入りにして手討」というパターンで収拾しそうな感じになって来ました。多分、該当スタッフは全員始末書か減俸でしょうが、まぁその程度で終わっちゃうでしょう。何しろ本当に根底からフザけた番組ですから(苦笑)。だから鳩山氏には相手にして欲しくなかったんですよね。「今更言うな」ですけど。
それにしても今回は、皆さんの「電波少年」に対する認識が駒木のそれと大きくズレているのが分かって、少し驚いています。今後、この番組をここで扱う時は気をつけないといけませんね。反省です。
あと、それとは全く別の件として、改めて言わせて貰って良いですか?
鳩山さん、あれだけ選挙で派手に負けて責任取るポーズすら見せようとしないのは、果たしていかがなもんでしょうか。普通、あの状況に至ったら、最低でも「辞意表明→慰留されて撤回」くらいのポーズは見せますよね。まぁ、今辞意表明したら誰も慰留しないって噂もありますが(苦笑)。
正直、困ってるんですよね。今の状況が続くと、駒木が支持してる民主党の政治家さんまで選挙落ちちゃいそうなんで(苦笑)。
まぁ、とにかく今回の失策は、これからの活動で地道に贖罪させてもらいますので、お付き合い頂けるならばこれからも何卒。
10/30/2002(Wed)
皆さんは、国体(国民体育大会)で毎年地元の都道府県がダントツで優勝していたってことご存知でしたでしょうか?
メチャクチャ変な話なんですが、その前の年までサッパリの成績だった県が、地元になった時だけダントツで優勝し、また次の年からはソコソコかショボショボの成績に戻っちゃうってパターンが、ここ数十年続いていたんです。
一応、開催県は各競技の予選が免除されているので成績が伸びやすいと言うアドバンテージはあるんですが、それにしても極端な話ですよね。これは何故だと思います?
理由は簡単。その年に優勝できるように、5年以上前から数十億円の金をかけて選手を強化するんです。例えば、開催年に高校3年生になる有望選手を中学生の時から強化したりとか。
そして一番エゲつないのが、国体の年に合わせて、その都道府県の内外から有望選手を集めて来て公務員──特に学校の体育教員──にしちゃう事なんです。中には1年限定で他の自治体から“レンタル移籍”なんてアホな事までしていたり。
んで、これがねぇ、体育以外の教員志望者にとって迷惑この上無いんですよ(苦笑)。採用予定数の総数が決まっているので、体育教員の採用を増やすと、その分だけ他の教科の採用数が減りまくるんです。特に皺寄せ来るのが社会科とか国語科。もぉ、採用数減る減る。その挙句、国体終わった後はイビツな教員配置だけが残るわけでして、もうアホかとバカかと。
そして、今回の高知はそんな悪弊を止めたってわけです。いやぁ、素晴らしい。教員志望者にとってだけでなくて、アホな事に税金を使われないって意味でも素晴らしい。これが他の自治体に波及していって、健全な大会運営になってゆく事を祈りたいと思います。
10/15/2002(Tue)
◎西武ライオンズ・カブレラ選手56号ホームランならず。
去年の大阪近鉄・ローズ選手の時もそうだったんですが、残念というよりも憤りしか沸いて来ないです。記録保持者の王貞治氏が監督やってるダイエーとの試合で調子を崩されて、そのままズルズルという去年と全く同じパターン。いつまでカビの生えた記録を重宝して、生まれるはずの偉大な記録の妨害をしてるんだと、腹が立って仕方がありません。まぁ、これもプロ野球だとカブレラ選手の精神的未熟を指摘する声があっても仕方ないとは思いますが。
実は去年のローズ選手の時には、ウェブサイト上で特集記事にしたんですが(10/2付「今日の特集」参照)、読み返してみると今年と本当に全く同じ展開で思わず脱力します(苦笑)。来年こそは、誰かスコーンと60本くらい打ってくれないもんでしょうかね。
まぁ予想通りの展開ですね。求刑から言って、恐らく5年の執行猶予が付くのではないかと思われます。
しかし、「島袋被告が援助交際をした女子高生は約6人に及ぶ」の「約6人」って何なのか、とか「読者の青少年に与えた悪影響は計り知れない」って、どんな悪影響を与えたのかとか、ツッコミどころ満載の検察側主張ですね(笑)。
10/1/2002(Tue)
◎札幌の西友・レシート無しで返金に応じるも、ヤンキー大集合。挙句の果てに逮捕者まで出る。
なんというか、久しぶりに心が寒くなる出来事でありました。どう考えても、西友よりはコンビニかドンキホーテが似合ってそうな連中が並ぶ事、並ぶ事。どうやら「並べば3万もらえる」って聞きつけて集まって来たそうなんですが、頭悪過ぎます。あれじゃあ、中止してくれって言ってるようなもんじゃないですか。あ、いや、そういう問題じゃないか。
…ていうか、西友の関係者もこうなるって想像しなかったんでしょうか? レシート無しで最高3万とか10万とか支払うって狂気の沙汰ですよ、ハッキリ言って。これで豚肉を馬券や車券に、西友を競馬場か競輪場に替えて想像してみてくださいよ。凄いことになりますよ(笑)。1万人並ぶこと間違いナシです(笑)。
…まぁ冗談は抜きにして、お詫びの方法ならもっとやり方あったんじゃないかなあと。それこそ豚肉9割引セールとか、現品支給に近い形でやれば良かったんじゃないかなと思います。
9/25/2002(Wed)
◎民主党、幹事長“論功行賞”人事で大モメ
もうね、アホかと。バカかと。
9/24/2002(Tue)
◎プロ野球ペナントレース、セ・リーグは巨人、パ・リーグは西武が優勝。
しかし、両チームとも恐ろしく間の抜けた優勝の決まり方だったですねぇ(苦笑)。西武は2位チームの引き分け確定で他力V決定、巨人に至ってはサヨナラ負けしながらV決定という最悪の事態。こんな状態で、日本シリーズが盛り上がるのか、何だか心配です。
ところで、ヤクルトファンの駒木の興味は、既にマスターズリーグへ移行しております(笑)。今年のマスターズリーグは、昨年の同窓会ムードから一変、全てのチームが勝利至上主義で臨むと聞いております(まぁ去年の時点でも、球速150km/h投げる渡辺久信に抑えのエースやらせる東京ドリームスとか、十分大人気なかったですが)ので、この秋に日本や台湾のプロ野球をクビになった選手の争奪戦がメチャクチャ熾烈になるんじゃないかと(笑)。その内、秋にクビになった選手対象のドラフト会議とか開かれたりして(笑)。
9/17/2002(Tue)
◎日朝首脳会談・共同宣言に署名し、国交正常化交渉再開へ──
色々な意味で驚かされた首脳会談でした。
まぁ、拉致されていた11人の家族・遺族の方にはお悔やみを申し上げる他は無いんですが、それ以前に駒木は、まさかここまで事態が進展するとは思ってもいませんでした。しかも、あの金正日の口から、形式的とは言え謝罪の言葉を引っ張り出すとは──
拉致されてた人たちの結果がアレだったせいで、今のところマスコミも文句言わざるを得ずって感じですが、拉致とか拉致された人を死なせたのはあくまで北朝鮮なので、怒りの矛先を間違えたらアカンでしょう。それよりなにより、とりあえず朝日新聞は「北朝鮮はパラダイス」と書いていた事を全購読者に謝罪しなさい(笑)。
駒木個人の見解を言わせてもらえれば、今回の首脳会談では現時点で挙げられる成果を全部挙げて来たわけで、パーフェクトじゃないとはいえ“無四球3安打1失点の完投勝利”くらいの評価はして良いんじゃないかと思います。
それに、こう言っちゃ乱暴に聞こえるかもしれませんが、拉致問題より何より日朝外交が一挙に進展した事の方に、よほど価値があります。何故、日朝の外交を進めるかと言ったら、今のままでアメリカと北朝鮮が揉めた時にドえらい事になるからなんですよ。1億2000万人の命がかかってるんです。そこを忘れてはいけません。
外交ってのは本来、デジタルに国益だけを求める活動ですから、小泉さんにはこの調子でドンドンやってもらいたいと思います。正直、今回の件で駒木は、小泉さんを大いに見直しました。選挙では自民党に入れる予定は全くありませんが、頑張ってください(笑)。
9/10/2002(Tue)
◎エクアドルのモレノ審判、不正ジャッジで票集め?
ネットニュースじゃないんですが、引き攣り笑いができるニュースが新聞に載ってたのでこちらに引用させてもらいます。
サッカーのワールドカップ(W杯)韓国−イタリア戦の主審を務め、地元韓国に有利な判定をしたとして物議をかもしたエクアドルのバイロン・モレノ審判員が、今度は同国の首都キトで8日、伝統の一戦の笛を吹き、地元チームをひいきにしたとして非難を浴びている。 同国からの報道によれば、試合はリガ・デ・キトが、グアヤキルのバルセロナを4−3で下したが、モレノ主審はロスタイムを12分も取り、その最後の3分間にキトが2点を連取し逆転した。モレノ氏は10月のキト市議選に立候補しており、グアヤキルの各紙は「キトの地元票を大量確保」と皮肉った。同審判員は、大統領選の世論調査で首位に立つバナナ業界の実業家・アルバロ・ノボア候補の制度的革新国民行動党の候補。 敗れたバルセロナのボレル会長は「後半終了時点では3−2で勝っていた。ロスタイムなんかほとんどなかったはずだ」と怒りが収まらず、同審判員の資格停止を同国サッカー協会に申し立てた。(9日付共同通信より) |
ロスタイム12分って、オイ(苦笑)。
…しかし、やっぱりこういう奴やったんやないか、このオッサン。何て言うか、プロレスの悪役レフェリー状態ですな。善玉レスラーがフォールされた時は超高速カウントする奴いるじゃないですか。アレですよ、アレ。
結局、こんな奴をW杯の審判に採用した関係者が一番ポンカスなわけですな。ホンマ、責任者出て来〜い!
※追記(9/12)
このモレノ氏には、20試合の出場停止及び、審判資格剥奪を審議するための事情聴取が課せられたそうです。地元マスコミの受けも最悪で、「立候補取り下げろ」とか散々言われてるようですね。
まぁ、悪はいつか滅びると、そういう事ですな。
もう1ヶ月くらい前のニュースですが、受講生の方と、BBSでニュース解説で採り上げる事を約束してましたので、今日に掲載します。
ミゼットプロレスというのは、いわゆる“小人症”と呼ばれる、身長が伸びない障害を抱えた人たちによるプロレスで、メキシコ発祥のジャンルです。日本では細々と全日本女子プロレスの地方興行で行われていましたが(レスラーは男性)、メキシコでは今でも普通のレスラーとタッグを組んでの“ミックスト・タッグマッチ”が行われていると聞きます。まぁ、言ってみれば元祖・障害者プロレスみたいなものですね。
日本のミゼットプロレスも、最盛期は10人くらいのレスラーを抱えてそれなりの質と量を保っていたらしいのですが、最近は医療技術が進んで小人症患者が激減。そのため新しくデビューするミゼットレスラーが居ない状況が続き、最近では現役レスラーがフランキーさんを含めて2〜3人という状況が10年以上続いていました。試合の方も、相撲で言う“初っきり”のようなレヴェルが限界だったと聞きます。
そして、これで日本のミゼットプロレスは“消滅”という事になりそうです。残念ではありますが、時代の仇花みたいな存在でもありましたし、仕方が無いのかも知れませんね。
ミゼットプロレスで印象的なエピソードといえば、ミゼットプロレスを番組で採り上げようとしたTV局に、ボランティア団体や人権擁護団体が「障害者を見世物にする気か!」と抗議し、企画をお蔵入りさせたとか。で、それで一番迷惑したのは当のミゼットレスラーたちだったというお話。「せっかく宣伝してもらえると思ったのに、何と言うお節介を」というわけです。
ボランティアとか人権擁護運動って何だ? …っていう事を改めて考えさせられるエピソードでした。
ちなみに駒木は、障害者プロレス団体・ドッグレッグスを心から応援しております。このスタイルが正解かどうかは分かりませんが、障害者に対して一番真剣に考え、相対しているのはこの団体だと思っとります。エース健常者レスラー兼代表のアンチテーゼ北島こと北島行徳さんの著書はどれも一読に値します。受講生の方も是非。
8/9/2002(Fri)
◎『世紀末リーダー伝たけし!』は“追放”処分
本来なら来週のゼミ「現代マンガ時評」で扱うべきニュースなんですが、それだとあまりにも間が開きすぎるのでこちらで。
とりあえず、毎日新聞から記事を引用します。
集英社(東京都千代田区)は9日、「週刊少年ジャンプ」に「世紀末リーダー伝たけし!」を連載中の漫画家、島袋光年容疑者が児童買春禁止法違反(児童買春)容疑で逮捕されたのを受け、13日発売号での掲載を最後に連載を打ち切ることを決めた。また、9月に刊行予定の単行本第25巻の販売を中止し、1〜24巻の出荷も停止する。単行本は累計で約800万部が発行されている。 (毎日新聞2002年8月10日東京朝刊から) |
……と、いうわけで、連載は尻切れトンボのまま打ち切り、単行本は新刊(25巻)の発売無期限延期と既刊(1〜24巻)の無期限出荷停止という極めて厳しい処分が下されることになりました。事実上の「ジャンプ」永久追放処分ですね。
この処分は、島袋氏本人が余罪を自供したり、その内容に具体性がある事などから集英社もゴーサインを出さざるを得なかったのでしょう。あと、編集サイドが勾留中の島袋氏と接見したのかもしれませんね。
単行本の発売&出荷停止という処分は厳し過ぎると思われるかも知れませんが、恐らく印税が“獄中”の人間に支払われるという事態を防ぐためのものでしょう。作品そのものに罪があったわけではないので、可哀相な気がしないでもないですが……。
最近昼夜逆転生活の駒木は未見ですが、ネットの情報によるとTVの朝ワイドショーなんかでは相当な叩かれ方をされたようで。まぁ、「人気マンガ家が少女買春!」なんてのは格好の“使い捨てネタ”ではありますが、それにしても「相場2〜3万のところを8万も払ってたとは何たる世間知らず」とまで責めるのはどうかと(苦笑)。んなもん、「気は心」なんだからいいじゃねーか、などと失笑してしまいたくなりますな。
で、次なる問題は島袋氏の今後でありますが、児童買春の罪は3年以下の懲役、または100万以下の罰金となっています。駒木は量刑の“相場”には詳しくないんですが、今年の2月に東京地裁で、4人の女子高生4人を買春(いわゆる“本番”をしたのは2人だけだったそうですが、手淫でも買春が成立するそうです。)した現職警察官に対する判決が出ていて、それは懲役1年6月執行猶予5年でした。
それを考えると島袋氏の場合も、捜査に協力的で反省の態度もとっているであろう事や、社会的制裁も受けている事を考慮するとギリギリで執行猶予付きの判決が貰えるのではないかと思います。ただ、だからと言って即復帰が出来るほど甘い世界ではないので、最低でも数年は謹慎する事になるんでしょうけど……。
まぁ、単行本の印税(実売部数×40円弱)で2〜3億は稼いでるみたいなんで、このまま引退しても大して人生に支障は無いのかも知れんですが。
しかし島袋氏、しょうもない事で人生踏み外しましたなぁ。
こんな事を書くとお叱りを受けそうなんですが、あれだけの稼ぎがあれば、捕まらない(合法的、もしくはお上の黙認する)範囲で思うがままに性欲を発散させる手段なんて、いくらでもあったと思うんですがねぇ、いやはや。
8/2/2002(Fri)
実は駒木、20年来のヤクルトファンでありまして、このニュースは本当にショックでした。
20年前のヤクルトっていうのは本当に人気が無くて、昭和53年の初優勝当時も有料入場者数が3ケタだったりしたんですよ。岡田さんはそんな状態から今の大応援団を築き上げた大功労者。なんと、あのビニール傘の応援を始めた人でもあります。
ヤクルトファンの中における暗黒時代(昭和50年代半ばからの順位が6、6、5、6、6だった頃)を知る人の割合が極端に減ってきて、タダでさえ凹んできた所にこの訃報ですから、本当に脱力する事しきり。野村ヤクルト2年目、本当に久々にAクラス復帰(しかも巨人を4位に叩き落して)した時、“譜代ファン”は本当に喜び合ったんですよ。それが今では4位に落ちただけで罵倒を浴びせたりしますからねぇ。
誰か、アイケルバーガーとかホーナーとかを知ってる人、一晩呑み明かしましょう(笑)。
──岡田さんのご冥福をお祈り申し上げます。
7/26/2002(Fri)
本来このコンテンツってのは、ちょっとしたニュースを採り上げて、駒木が好き勝手に感想を書いて一丁上がり!……なコーナーだったんですよ。だけど前のニュース(W杯韓国問題)が、とんでもない事になっちゃんたんで、毛色が変わってしまいそうに……。もっと気楽なコンテンツなんだよ、ここは!(苦笑)
……まぁ、今回は平常復帰第一弾ってことで、4つばかりニュースを集めてきました。物量作戦で行きます(笑)。
◎高校野球部員、けんかで頭がい骨骨折
……ん〜、これでお咎め無しっていうのは、高野連的には甘すぎる気がするんですが…。これじゃ、ライバル校からの不祥事タレコミで甲子園への道を断たれた元高校球児がブチギレしそうなんですけど。あ、いや、そんな所が問題じゃなかったですね(笑)。
しかし、喧嘩した当人同士が「一発ずつ殴って和解しよう」って言ってたあたり、いかにも青春ドラマ風ですねぇ。でもそれなら、倒れても怪我しない夕日の沈む丘の上でやるべきかと。
◎ichiro.com、売ります。
こういうのって、転売目的とか「とりあえず取っとけ」的な人が多いんですが、このドメイン保持者は元はちゃんとしたイチロー選手サイト管理人だったらしいです。
ネットビギナーの方はご存知ないでしょうけど、結構ドメインって簡単に安く取得できたりするんですよね。駒木は“foodfight.com”とか欲しかったりしたんですが、“foodfight”のつく主要ドメインって、もうアメリカ人に取られちゃってるんですよね。フードファイトって、英語では結構知られた造語なのかも。
◎シャア専用『千と千尋の神隠し』!?
静止画像をビデオ版とDVD版で比較対照するサイトを見たんですが、確かに赤いです。DVD版。
でも、どうやら高級なプレイヤーを使ってると赤くならないらしいんですよね。だから最高級のモニターを使って調整したジブリとブエナビスタはこうなると分からなかったってわけで。
しかし、ブルジョワ的プレイヤーで見ると白で、庶民的なプレイヤーで見ると赤って、なんだか出来過ぎのような気が(笑)。
◎ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、バブル崩壊?
最近不祥事が頻発してるUSJですが、どうやら理由はリピーター不足にありそうですね。
商売事は何でもそうですけど、基本はリピーターですからね。リピーターを確保し、満足させつつ、さらに新規開拓を図る。コレです。
しかしまぁ、USJって、もともと大人向けのアミューズメントなのに、無理矢理子供を集めてきた…みたいなところありましたからね。子供が号泣するのが必至のアトラクションとか多いみたいですもん。
しかしUSJは、都市部からの交通の便が良いという利点があるんですから、デートスポットに脱皮させるとか、色々な打開策があると思います。頑張って欲しいですね。
6/27/2002(Thu)〜7/1/2002(Mon)
(ニュース解説特別編・社会学講座との連動企画)
6月25日夜、韓国・ソウルワールドカップスタジアム。
2002年W杯の準決勝第1試合・ドイツ×韓国戦は、激闘の末にそのラストシーンを迎えようとしていた。
後半も既に49分。4分と表示された長めのロスタイムも、間もなく尽きようとしている。
スコアは1−0でドイツの1点リード。後半30分、バラックがボールを、と言うよりもゲルマン魂をそのまま叩き込むようなゴールを決めたのが両軍合わせて唯一の得点で、その前もその後も、ゴールネットは一度も内側から揺らされることが無かった。
FIFAプラッター会長の指名を受けた経験豊富な4人の審判に裁かれたこの試合、懸念された劣悪なジャッジは全く見られなかった。それどころか、やろうと思えばここまで公正なジャッジが出来るものなのだな、と思わず感心するくらいの素晴らしいレフェリングだった。世界中のサッカーファンは、本当にギリギリのところで正義と秩序が守られた事に心から安堵したことだろう。
間もなくして、主審が時計を確かめて試合終了のホイッスルを吹き鳴らした。これがドイツ決勝進出、いや、韓国準決勝敗退の瞬間だった。
観客席の99%を埋め尽くした赤服の韓国サポーターから拍手が沸く。それは、最後まで健闘してくれた自国の選手たちに対する感謝の証。ひょっとしたら、韓国に代わって決勝に進出したドイツチームに対するエールの意味合いも含まれていたのかもしれない。
まさに“ハッピーエンド”と言うにふさわしい光景。
この光景を眺めていた全ての人が幸福感を抱いた事だろう。
だが、忘れてはいないだろうか?
一見、幸せに満ちたこの光景、これは元々あるはずのない、あってはいけないはずの光景だったということを。先刻まで行われていたドイツと韓国との試合、これは偽りの真実であり、ただの夢幻に過ぎなかったことに、一刻も早く気付かなくてはならないのだということを。
元々この場は、ドイツとスペイン、またはスペインを破ったイタリアが戦う場であったはずなのだ。
ケガからの復帰を果たしたラウルが、1試合も休む事なくチームの勝利に貢献したトッティが、デル・ピエロが。そんな彼らがいるはずのピッチではなかったのか。それが本来あるべき現実ではなかったのか。
そうだ。それが、揺るぎようのない、揺るぎようがなかったはずの現実だったのではないのか──?
だから、ドイツと韓国との試合が終わった時に人々が抱いた幸福感、これは夢から醒めた人が寝ぼけ眼で味わう、偽りの感情に過ぎない。
韓国サポーターにとっては、それこそ全身がとろけるような甘美な夢から醒めた後の幸せな余韻。
そして、その他の大多数の人々にとっては、赤い悪魔にこの世を征服される悪夢から逃れる事の出来た安堵感。
ただ、それだけのもの。
──みんな、目は醒めたかい?
そう、夢は終わったのだ。さぁ、今からたっぷりと現実の話をしようじゃないか── (→続きを読む)
5/31/2002(Fri)
講義の方に時間を取られて、すっかりこっちがご無沙汰になってますが、今日は休講させてもらう替わりの意味も含めて更新します。
やっぱりなぁ…と思う反面、アホやなあ……というニュースです。
駒木は学生時代、本当にギャンブル社会学と競馬史を専攻していたわけなんで、ギャンブルが社会に与える影響云々というのは一応あらかたチェック済みではあるんですが、場外馬券売り場の存在そのものが、近隣にある児童・生徒に悪影響を与えたなんて話は聞いた事がありません。ていうか、もしそうならイギリスの子どもは100%不良になってます(イギリスはギャンブル開帳は認可制で国家公認)。
確かに30年くらい前までは競輪場や地方競馬場の現場で火がつくような騒擾事件とかありましたが、最近はそんなの全く有りませんし、そもそも場外でその手の事件があった話なんか聞いた事もありません。むしろ、開催日はガードマンや警官がメチャクチャ増えるので治安が良くなる位ではないかと。
そもそもこれは日本の「ギャンブル=絶対悪」っていう誤った固定観念が悪いんですよね。ギャンブルは小遣いの範囲でやるならば、非常に有意義な大人のゲームなんですけどねえ。イギリスの国家調査では「ギャンブルを嗜む人間は、そうでない者より勤勉である」という結論が出ているくらいなのに。
…まぁそれは、ギャンブルの種銭を稼ぐためには働かないとダメだからっていう理由らしいんですけどね(笑)。でも盗みを働くわけじゃないんだからヨシってことで。
5/17/2002(Fri)
すいません。今日は受講生の皆さんを無視するような話題を採り上げます。でも。書かなきゃいられないって感じなんで。
今日発売の夕刊紙をご覧になった方はご存知だと思いますが、今年2月に倒産した、当時国内のプロレス業界第4位の団体だったFMWの元社長・荒井昌一氏が亡くなりました。3億円にも及ぶ会社と彼の借金を苦にした事による首吊り自殺でした。
借金をこしらえた事業家と聞くと、どうしても人間的にだらしない人間という想像をしてしまいますが、荒井氏は決してそんな人間ではなかったと聞きます。本当に真面目で、誠実で、礼儀正しくて。誤解を恐れず書きますが、魑魅魍魎の跋扈するプロレス業界に、これほど不釣合いな人間がいないだろうと思えるほどの人格者だったそうです。今回も自殺する直前に、家族から元関係者、さらには債権者全てに遺書を兼ねた詫び状をしたためて投函していました。最後まで、そういう人だったのです。
ただ、彼には会社を経営する才能が、特に他人から無理を言われた時に断れる能力と、キリの良い所で物事を諦める能力が不足していたようです。最後には、いわゆるトイチとかトサンとか言われるヤミ街金融から28件・計3000万円も借金を重ねて、しかもそれを焦げ付かせて最悪の事態を迎えてしまいました。倒産間際の状況は、「利息の一部を納めて、手形を銀行に振り出すのを待ってもらう」事の繰り返しだったというから尋常ではありません。他の関係者は「無理せず、会社をつぶしちゃえよ」とアドバイスしたそうですが、結局、それを聞き入れる事が出来なかったわけです。でも、それを責める事が出来るでしょうか?
その荒井氏、先日『倒産! FMW』という本を出版しました。逃亡中の彼自身が執筆したとは思えないので、ある程度詳しくインタビューをした上で、ゴーストライターが書き上げた本だったのでしょうが、これは暴露本の範疇に入るモノでした。FMWが創業してから倒産に至るまでの赤裸々なエピソードと、FMWの事実上の創立者である大仁田厚氏のエゲツないスタンド・プレーの全てが、大仁田氏への憎んでも憎みきれない複雑な心境と共に描かれていました。そして結果的に、これが彼の“絶筆”になりました。
この本を読んだプロレスファンは、それこそ色々な反応をしましたが、どちらかと言うと荒井氏に同情する意見が多かったように思えます。
ただ、そんな状況でも、ひょっとしたら荒井氏は、こんな本を世に出してしまったことをひどく後悔していたのかもしれません。「だったらそんな事、しなければいいじゃない」とおっしゃられるかもしれませんが、親の老後の資金まで使い果たしてしまった現状をどうにかしたい一心だったのでしょう。
とにかく、取り返しのつかない悲劇が起こってしまいました。日本のプロレス業界では始めての事件。もう何を言っていいのやら分かりませんが、こんなニュース観るのは、もうまっぴらです。この件で、したり顔をしてマスコミに露出するであろう大仁田厚も含めて。
4/25/2002(Thu)
皆さんは観ました(聴きました)か? 辻元清美サンの参考人招致。凄かったですね、涙を拭いた時に滲んで特殊メイクと化したマスカラ。
まぁ、今日の参考人招致については、 他にも泣き面に蜂をけしかけるような論調の文章をアップするサイトも多いでしょうし、駒木的には弱ってる人間をイビるような文章を書くのはあんま好きじゃないので、直接今日の事を書く事はしません。
じゃあ、何を話すのかと言うと、この辻元サンとか原陽子代議士とかの、最近目立って仕方が無い、社民党女性議員による失言・舌禍事件全般について少し述べさせてもらおうかな、と思います。
この一連の失言や舌禍を見聞きしてて思うのは、自信満々でとんでもなくズレた事を言い放ち、取り返しのつかない手遅れの状況になって初めて事の重大さに気付く……というパターンが繰り返されてるな、という事なんですね。特に辞職前の辻元サンなんて、異様に爽やかな笑顔で毒吐くんで、かなりビックリした覚えがありました。
で、どうしてこういう事になっちゃうのか、少し考えてみたんですが、どうやら2つばかり大きな理由があるんじゃないかという結論に至りました。
まず1つ目。この人たちは少数派である事に慣れているという事。
今時、社民党の政策に手放しで賛成する人なんて、相当少なくなってると思うんですよ。むしろ批判したり非難したり、更に言えば馬鹿にするような人の方が多いはずなんですよね。だから、この人たちは反対意見や批判、非難をぶつけられることに慣れ過ぎてるわけです。で、トンデモ発言して批判されても「ああ、いつもの事だわ」で済ませちゃう。んで、いつの間にか手遅れに……という次第。
で、2つ目は、そういう状況にも関わらず、やたら熱心なシンパが多いという事。
人間怖いもんで、少数の人にでも褒められ続けると、知らず知らずの内に「自分は正しい事をやってる」とか「自分、ひょっとして凄い?」とか思ってしまいそうになるんですよね。しかもこの人たちは普段は批判、非難に晒されてるから、こういうシンパの人たちの賛美・賛同を心の拠り所にしちゃうんでしょう。
で、いつの間にか批判、非難を無視するようになり、シンパからの賛同のみを受け入れるようになる。すると、本当にヤバい事言って批判を受けても、すぐに自分の非を認められなくなっちゃう。そして気が付いた時にはもう手遅れ……って話になってしまうんですね、きっと。
結局、人間たるもの謙虚さを持つ事と自分を客観視する事ができるようになっておかないとダメって事でしょう。
あ、でも、社会党時代の暗部を知らないままでホイホイ社民党から国会議員になっちゃう事からして、もう政治家としてはダメっぽい気がしますけどね(苦笑)。
4/19/2002(Fri)
あまりにもココを更新しないもんで、珠美ちゃんに叱られてしまいました(苦笑)。いや、本当は「原よう子代議士、ネット舌禍再び」とか、「いい加減に航空機事故ニュースの『日本人乗客はいませんでした』にキレるのやめようよ」とか、採り上げたい事は結構有ったんですが、ゴタゴタしてる内にタイムリーじゃなくなっちゃいまして。政治とか事件モノってのは鮮度が命ですからねぇ。かと言って「冬木の引退興業を4日で準備した三沢光晴は男前だ!」ってのも、受講生のニーズとかけ離れてますし(笑)。
んじゃぁ、今日は何を扱うのかって事なんですが、まぁこの講座らしく競馬関連でいこうかな、と。ちょっとこれもタイムリーではないんですが、まぁ競馬なら鮮度の保ちも悪くないんで構わんでしょ。
なんかね、皐月賞の3着馬タニノギムレットの四位騎手の騎乗ミスに抗議が殺到している、との話なんですね。どうも、2着を確保できるかどうかのところで1着になれないのが分かったもんだから勝負を諦めちゃって、その結果ハナ差で2着を逃したって事らしいんですが。
しかしまず第一に、その「四位叩き」記事を書いてたのが、よりにもよってサンスポだけだった、と言うのが笑えて仕方なかったんですが。天然のブラックジョークですがな、コレ。よりによって世界で一番騎手を叩く資格の無い新聞が、あのシャブ中・田原成貴に唯一落ち度が無かった「サンエイサンキュー事件」の張本人であるサンスポが、ですぜ。冗談顔だけにしてくれって思いました。ハイ。
さて、その四位騎手の騎乗云々についてですが。
単純な話、広い意味での騎乗ミスなんでしょう。
客の馬券顧みず、1着になれないと分かった時点で勝負諦めたってのが今回の“疑惑”ですが、駒木的には「普通なら無理しなくても2着確保だと思ったのに、2着争いしてたのが『全レース死ぬ気で勝負』のデムーロ騎手だったのを見落としてた」って事だとも認識してます。まぁ、どっちにしろ騎乗ミスですね。
でもね。ハッキリ言ってね、こんなのよくある話ですよ。今回はG1レースだから変に盛り上がっちゃってますが、平場のレースではもっと酷いケースも多々あるんじゃないかと思いますよ。
特に駒木みたいに競輪やってる人間にとってみれば、こんなケースはアホほど見てきてますよ。それこそ「ちょっとコッチ来て一発ドツかせぇ!」って言いたくなるようなケースが1日1回はありますからね、競輪は。
だから正直言って、今回の件はそれほど目くじら立てて文句言う筋合いのモンでは無いと思うんですよね。同じ皐月賞の中でも恐らく、僕らに見えないところでもっと大きなミスをしていた騎手だっていたでしょうしねえ。いや、絶対いた(笑)。
ただそうは言っても、四位騎手が非難されなくても良いか、というとそうでもないでしょう。「お前のせいで馬券外れた。許せねえ」と思う方は、次に競馬場で見かけた時には「アホンダラ、ボケ、カス」とヤジの1つくらいカマしてやって下さい。それくらいの事はやってるでしょう、彼は。過程はどうあれ、1番人気で2着を外したんですから。
しかしですね、「四位のせいで馬券が外れた。俺の予想は当たってたのに」とか思ってる方、これだけは僭越ながら競馬学の講師として言っときます。
そんな騎乗ミスをした四位騎手を一時とはいえ信頼して馬券を買ったのはあなたです。馬券について最終的な責任を負うのはあなたであって四位騎手ではありません。結局は騎乗ミスをした騎手の馬券を買ったあなたが悪いのです。それだけはお忘れなきように。
駒木も競馬学特論の「敗戦の弁」で、四位騎手以上に露骨なミスで惨敗した武幸四郎=ローマンエンパイアに一言物申していますが、アレは半分はネタ、半分はそんな馬券を買った自分に対する愚痴だったりするんですよ。ホントです。
まぁ要するにですな、ケモノと、そのケモノに乗った理解不可能な行動をとる人間相手に多額の金を賭けるなってことですよ(笑)。ただでさえ勝ち目の無いバクチなのに、スって痛くなるような金額賭けちゃいけません。公営ギャンブルはレート負けしない範囲でどうぞ。
4/6/2002(Sat)
えー、というわけでぇ(桂ざこば調で)。
珠美ちゃんの日誌の通り、ここでとある有名フードファイト選手とお話した事などをツラツラと書いていきます。って、どこがニュース解説なんだ(苦笑)。
といいますかねえ、ここでオフレコ話書くわけにいかないんですよねえ。本人の了承を頂いてないので、ごく一部の差し障りの無い部分しか書けないんです。フードファイトの技術的な話とか、そういう所に限定しますね。
まず、今回の「FBC3rd」での記録ラッシュですが、さすがにそろそろ時間短縮も限界に近付いているとの事。
あと、早飲みに関して。
ペットボトル早飲みの最重要項目は肺活量だそうです。“土門スタイル”を使うにしても、最初の一吸いの量で勝負が決まるとのこと。また、土門選手はノドを完全に開けることが出来るそうで、あのタイムはそういう技術の賜物なのだそうです。それから、少なくとも瓶の早飲みは訓練次第で誰にでも上達のチャンスがあるとのこと。だから、その某選手も「FBC」前は毎晩特訓に励んで備えたということ。うーむ、凄いですねえ……。
とりあえず、今書けるのはそんなところでしょうか。もっと面白い話を聞いたんですがねえ。まぁ、これはまたチャンスがあればということで。では、今日はこんな所で。
4/1/2002(Mon)
本来なら講義でじっくり行うべき題材なのですが、とにかくやらなくちゃいけない題材が溜まっていまして、ここで簡単に扱う事にしました。「フードバトルクラブ・3rd」の優勝者予想です。
今回は「ザ・スピード」というサブタイトルがついているように、早飲み・スプリント・早食いオンリーの大会となりました。秋には大食い系の「FBC4th」をやるようですね。
今回のレギュレーションは、予選が早飲みタイムレース、1回戦が早飲みと寿司とカレー早食いのタイムレース、準決勝が早食い主体の4種目合計タイムを競うマッチレース、決勝が10種目(大半が固形物早食い)中5本先取のスプリント勝負と、「前半早飲み重視、後半早食い重視」という波乱必至のレギュレーションになっています。
この形式だと、一番怖いのは早飲みが苦手なフードファイターの予選敗退ですね。射手矢、新井、山形、立石の4選手は、昨年末時点の力量ではかなり危ないです。今回は早飲みで出場を決めた選手も多数いますしね。一方、小林、山本晃也、小国、白田、高橋といったあたりは安泰だと思われます。
1回戦は、20人中各種目(早飲み、寿司、カレー)タイム上位2名しか通過できない厳しい条件。早飲み系は新人が独占しそうなムードですね。寿司は小林がダントツで、山本(晃)、白田、新井(予選通過なら)が有力。大激戦なのはカレーで、ここで有力候補の残酷な潰しあいが展開されそうです。
準決勝からは一転して新人が劣勢になるレギュレーション。組み合わせのクジ運が大きく運命を左右しそうな気がします。
ここでも小林が一枚上手でしょう。恐らくここまで進出していそうな山本(晃)も、小林と当たらない限り決勝進出を果たしそうです。問題は3つ目の枠で、可能性がありそうなのは白田、新井、射手矢、山形、高橋といった辺りかと思われます。寿司2位やカレー2位で準決勝に進出し、組み合わせに恵まれれば彼らの内誰かが決勝に進出するでしょう。駒木の個人的予想は白田ということにしておきます。
決勝戦は小林が大きく有利です。しかし、本当の意味での直接対決が今まで無い山本(晃)がペースを乱せば勝機もあるでしょう。もし白田が残っていれば3つ巴の激しい戦いになるでしょうし、長期戦になれば白田が圧倒的に有利になるでしょう。とにかく、勝負の綾が大きく試合内容を左右する「FBC」ですから、一瞬も目の離せない競技会が見られそうですね。
3/26/2002(Tue)
世の中の、特に政界の情勢変化というのは激しいもので、先週の木曜日に「情勢を眺める」とか言ってたら、もう辻元清美代議士が辞職させられてしまいました。しかもこれでも遅いくらいだし。
疑惑が浮上してから、わずか6日。鈴木宗男の時にも思いましたが、人の地位・名声なんてあっという間ですなあ。
しっかし、見ましたか? 今日の夜にあった辞職会見。
笑ったままで形だけの謝罪をした後は、もう自己弁護のオンパレード。鈴木宗男の記者会見を思い出しましたよ。
言ってみれば、鈴木宗男が「アシュラマン・涙」で、辻元清美が「アシュラマン・笑い」ですな。アシュラマン同士で罵り合ってりゃ世話ないです。
結局、辻元清美はどこまで行っても、“大阪のオバハン”だったっていうことですよ。違法駐車しても「他の人も停めてるやないの。どうして私だけ言われんとアカンのよ?」と叫ぶ類型的なオバハンの、あのまんま。場の空気読めない所まで含めてね。辞職会見で、まだ自分は改革の旗手だと勘違いしてた様はどうしようもなく滑稽でありました。ハイ。
3/21/2002(Thu)
久々の更新です。ここ数日のニュースと言えばやっぱりコレでしょう。「辻元清美代議士、秘書給与詐取疑惑」。秘書を名義だけ借りておいて、給料は議員がピンハネしてたって疑惑です。最近はバットが湿り気味だった「週刊新潮」も久々の大ホームランですよ。
以前、ヅラの山本譲司代議士(当時)が同じような罪をやって、なんと実刑喰らってるんで、意外と重い罪なんですよね、この秘書給与詐取ってのは。鈴木宗男とかがやってることが事件にならずに、この手のセコいのが実刑ってのは、どうにもこうにも世の中だなあって感じがしますけど。
で、問題は、この事件がマジネタかガセネタかって事なんですが。
駒木は、限りなくブラックに近いグレーだと思います。少なくとも、現時点では「新潮」側の提示する状況証拠の方が説得力がありますね。別の議員の私設秘書として、月に25日も出勤しておいて、どうして別の議員の、しかも政策秘書が務まるのか。しかも、辻本さん、否定するばかりで物的な反証1つも出さないし。
これに関しては、自民党が「待ってました」とばかりに刑事告発&証人喚問要求と責めてくるみたいなんで、まぁ春休み最後の政界アトラクションとして、じっくり様子を伺う事にしましょうか。
それにしても、これをご覧の中で、辻元清美代議士のことを「清廉潔白で、正義感に溢れた素晴らしい政治家」と思ってた人って、どれくらいいるんでしょうか?
駒木は今時の中道右派・読売以上産経未満な人間なんで、もう社民党の社会運動家と聞くだけで笑顔が凍りつくんですけど(笑)、世間的な認識はどうだったのかなあって、んな事を訊いてみたくなったり。
3/13/2002(Wed)
もう昨日の話になっちゃうんですが、CD屋に行きまして、『バレム-願い-』をいうCDを買ったんですね。ご存知の人も多いと思います。が、コレはTV番組「ウリナリ」の企画モノで、ウンナンの内村、キャイ〜ンのウド鈴木、さまぁ〜ずの大竹、そして番組でスカウトした韓国人の女の子・ジニー・リーからなる4人組・“ウルトラキャッツ”の歌です。
この手の番組のウラ・オモテについては嫌と言うほど知ってしまってるんで、駒木が企画の勢いに乗せられてCDを買いに行く事なんて、まぁまず無いんですが、今回に関しては、とにかく歌が気に入っちゃったんですね。で、寂しいフトコロ省みず、流通初日の発売日前日にお店に走ったと。
店に行ったのが夕方頃だったんですが、なんとコレが最後の1枚。発売日前に完売ですよ。もっとも、初回入荷枚数が少なかったらしくて、完売したからオリコン1位になるとか、そういうレヴェルじゃないんですが、それにしてもまぁ最近の音楽業界不況を考えると慶事と言っていいんじゃないかと思うんですね。しかも「アマゾン」の通販予約ランキングでも上位に食い込んでたと聞きますし。ポケビ解散後の「ウリナリ」企画モノCDは惨憺たる状況だったんで、特に感慨深い出来事でした。
そして家に帰って、『バレム』をエンドレスで聴きまくって、気分良くなってきた所で知らされたニュースがコレなわけです。
まぁ、著作権に関する考え方は、本当に個人差が有るんですよね。WinMXでバコバコ歌や画像を落として、CD-Rでコピーしたゲームをやりまくってる人がいるかと思えば、その手の話をしただけで露骨に嫌悪感を表す人もいるんです。で、お互いに「自分の考え方が真っ当だ」と信じきっている。まぁ、これは駒木も含めてなんですが。あ、無用な議論を巻き起こしたくないので、ここで自説の表明は控えます。この前もそれでチョイ険悪な事態になっちゃいまして往生したんですよね。
なので、この問題はある種、扶桑社の歴史教科書問題に匹敵するようなヘヴィーな話だとも思われるんですが、しかし、このニュースに関しては、曲をネットにアップしたこの、“ネットのネズミ小僧”みたいな義賊に、心から拍手喝采を送りたくなっちゃうんです。罵倒したい人もいるでしょうが。
レコード会社が売上減をコピーとネットへのアップロードに責任転嫁する動きは、ここ最近になってアメリカから日本へと伝わって来たんですが、どうも駒木はこの考え方は正しい考え方だとは思えないんですよね。
まず初めにコピーありき、みたいな韓国のゲーム&マンガ文化なら話は別ですよ。でも、アメリカと日本は「気に入った歌はちゃんとCDを買う」という文化が出来上がってるはずですから、本当に好きな曲だったら、mp3でD/L出来ようがどうされようが、ちゃんとCDを買うと思うんですよ。
売上が減ったっていうのは、それは本当に消費者が聴きたくなるような楽曲を作っていないのが1つと、それまで他に方法が無いから仕方なしにCDを“買わされていた”人の分が売れなくなったのがもう1つの原因だと思うんですが、どうでしょうかね? 『バレム』の大健闘とまさに対照的な話なんで、そんな事を思ったりしました。
……まぁ、どっちにしろ、コピー防止CDで出した曲が、従来のCDで出来たアルバムに収録されていたって時点でアホ丸出しだと思わざるを得ないんですが。