「社会学講座」アーカイブ
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講義一覧
1月15日(水) 労働経済論 |
私こと駒木ハヤトのアルバイト体験を時給と仕事内容の観点から語ろうというこのシリーズ、今回が第4回目ですが、今日は前回お約束した通り“店員から見たバレンタイン商戦の姿”をお話しましょう。 ……さて、駒木が勤務した時にバレンタイン商戦へ本格的に突入したのは2月の3日頃でした。まぁ2月最初の週末から商戦が始まると考えれば良いでしょう。 ──と、こうしてセッティングされた特設売り場、及び通常の売り場の2店舗体制で、洋菓子店、特にチョコレートメインの店にとっては年間の売り上げ総額を左右するよ10日余りのバレンタイン商戦がいよいよ開幕します。 まぁ、こうしてバレンタイン商戦は終わります。レジに収まりきらないくらいの札束が、バレンタインとは何であるかを物語っているような気がしました。 そして次の日。 今日は呑もう。駒木はそう思いました。
……と、これが店員から見たバレンタインの姿であります。ユメもチボーも有りませんね(苦笑)。 |
1月13日(月・祝) 歴史学(一般教養) |
※過去の講義レジュメ→第1回〜第19回/第20回/第21回/第22回/第23回/第24回 前回は古代ギリシア時代の都市国家・ポリスについて概略を述べてゆきましたが、いよいよ今回からは視点をややミクロなものに切り替え、1つのポリスに的を絞った話をしてゆきます。 さて、スパルタと聞いてまず真っ先に連想されるのは、「スパルタ教育」に象徴される厳格かつ鎖国的な軍国主義システムでありましょう。しかし意外な事に、少なくとも建国当初から紀元前7世紀末までの間は、後に比べてもっと開放的で規律も緩やかなポリスであったようです。このスパルタが文字通りの“スパルタ式”に変わっていった理由については後に追って説明しましょう。 ところで今の説明の中で「市民」という言葉が出てきましたが、都市国家・スパルタに住む人間全てが「市民」とされたわけではありません。スパルタは明確な3身分制を採用しており、3つの身分の中で最上位に属する者しか「市民」である事を許されなかったのであります。 ……と、こうして都市国家・スパルタは、説明したような政治システムと身分制度の下で繁栄を勝ち取り、着々と領土を増やしてゆきました。 では次回は、メッセニア大反乱を受けて、いよいよ厳格な軍国主義国に生まれ変わったスパルタの姿についてお話したいと思います。どうぞよろしく。(次回へ続く) |
1月12日(日) 特別演習 |
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※前回までのレジュメはこちらから→第1回 「現代マンガ時評」レビュー対象雑誌年間総括シリーズの第2弾・「週刊少年サンデー」編、今日が第2回目となります。 そんな今回は読み切り作品を中心に総括を行うわけですが、2002年の「サンデー」は読み切り──特に新人・若手の作品が掲載される頻度が非常に高く、時には1週間に2本掲載という事もありました。その結果、掲載された作品の数は、読み切り(前後編形式含む)24作品、短期集中連載1作品という異例の多数となりました。 ──というわけで、少なくとも数の上では“大豊作”となった今年の読み切り作品について振り返ってゆくわけですが、ここで「ジャンプ」の時と同様に、作品の発表された目的によってカテゴリ分けをしておきましょう。 1.連載資格審査系読み切り 2:その他企画モノ等 ……の、以上2カテゴリに分けて総括してみたいと思います。(もっとも、後者のカテゴリではコメントする材料はそれほどありませんが)
──以上のように、この「連載資格審査系読み切り」カテゴリは、短期集中連載1作品と読み切り17作品(一部作者重複有り)を該当としました。それにしても凄い数ですね。 しかしそれにしても、この“18分の4または5”という成功確率は、お世辞にも高い確率とは言えないでしょう。また、晴れて連載を獲得した作家さんの作品の中で、ヒット作かヒット作予備軍であると言えそうなのが井上和郎さんの『美鳥の日々』だけ…というのも寂しいところです。 ……以上の事から、02年の「サンデー」読み切り作品は“全体的にやや不作”と結論付けてしまって良いと思います。
定番の伝記モノ有り、勝手に打ち切っておいた作品を単行本化のためにムリヤリ復活させる惨い所業(笑)有り…と、作品数が少ない割にはバリエーションに富んだ作品群であったと思われます。 ちなみに、この中で本誌掲載実績の無かったのは荻晴彦さん。荻さんはこの後に増刊号で連載を獲得しており、これで一応“本誌連載有資格者”となりました。ただ、荻さんの個人サイトでの情報によると、その作品は1月発売号で終了&単行本化されず&次回作未定…ということらしく、本誌連載までの道筋は未だ遠そうです。 ……と、最後は年間総括なのか、新人マンガ家残酷物語なのか分からなくなってしまいましたが、今回はこれで締めとさせてもらいます。次回は01年以前からの連載作品について総括します。では、また。(次回へ続く) |
1月11日(土) 競馬学概論 |
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駒木:「さて、今日から競馬学概論は新シリーズだ。さすがに『90年代名勝負プレイバック』は題材が尽きて来た(苦笑)」
駒木:「92年デビューかぁ。…てことは、この馬がデビューしてからもう10年以上経つんだね。そういや、当時は高校生だったなぁ(苦笑)」 |
1月9日(木) 演習(ゼミ) |
今年最初のゼミの時間となりました。今年も「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」を中心に新連載作品や読み切りの詳細なレビューを実施してゆく方針です。どうかよろしくお願い致します。 では、まず軽く「ジャンプ」「サンデー」関連の情報を採り上げておきましょう。今週の話題は1つだけです。 現在冬の新連載シリーズが始まっている「週刊少年サンデー」では、来週の7号より、杉本ペロさんのギャグ作品・『俺様は?(なぞ)』が新連載となります。つい最近まで『ダイナマ伊藤!』を連載していた杉本さんですが、2ヶ月ほどのインターバルでの復帰となりますね。 ……それでは、今週はレビュー対象作が多いですし、無駄話も挟まずにそちらへ移りましょう。今週は「ジャンプ」から新連載3回目の後追いレビュー1本と読み切りレビュー1本を、そして「サンデー」からは新連載レビュー1本の計3本のレビューをお送りします。 ☆「週刊少年ジャンプ」2003年5号〜6・7合併号☆ ◎新連載第3回『TATTOO HEARTS』(作画:加治佐修/5号掲載分) 新人・加治佐さんの週刊初連載作品・『TATTOO
HEARTS』の後追いレビューです。 評価は少し下げてB寄りB+とします。
年末年始の変則スケジュールの目玉という事なのでしょうか、5号と6・7合併号の2号に渡って、ジャンプノベル出身の新進小説家・乙一さんと『ヒカルの碁』の作画担当・小畑健さんの豪華タッグによる特別読み切りが掲載されました。 まず絵からですが、これはもう言う事は何も有りませんよね(苦笑)。小畑さんは『ヒカ碁』の取材休みを利用してこの作品を執筆したわけですが、年末進行前後の超絶スケジュールの中で実質的なページ増とは全く恐れ入ります。 さて次に、ストーリー面についてですが……。 そういう点を加味しまして、評価はA−に限りなく近いB+という結論にしたいと思います。 ◆「ジャンプ」ここ2週のチェックポイント◆ ◎『遊☆戯☆王』(作画:高橋和希)【開講前に連載開始のため評価未了/雑感】 えーと、高橋さんのやりたい事は、“スタンドを使った『リングにかけろ』”と解釈してよろしいんでしょうか?(苦笑) ◎『BLEACH』(作画:久保帯人)【開講前に連載開始のため評価未了/雑感】 やっぱり日常を舞台にしたコメディ描かせると、内容が見違えますねぇ。ただ、それで少年誌以外で活躍できるような作風とは言えないのが辛いところですが。“お色気力”に欠けているのも問題ですね。う〜ん、中途半端な形で才能が埋もれて……(苦笑)。 ◎『HUNTER×HUNTER』(作画:冨樫義博)【開講前に連載開始のため評価未了/雑感】 相変わらず人が呆気なく死んでいきますが、冨樫さんの上手い所は“読者に認知はされているが、深い感情移入はされていない”キャラクターだけ死なせるところですね。この微妙なサジ加減にセンスが窺えるところであります。 ☆「週刊少年サンデー」2003年6号☆ ◎新連載『MÄR(メル)』(作画:安西信行) 『烈火の炎』でヒットを飛ばした“実績組”の中堅作家・安西信行さんの「サンデー」連載復帰作が遂に登場です。 まず絵柄ですが、これは良い意味でも悪い意味でも以前と変わっていませんね。顔の描き分けのパターンが少ない…という問題もありますが、まぁ指摘しなければならない点はほとんど無いと思います。パッと見で世界観ともマッチした絵柄とも思えますし、まぁ良いんじゃないでしょうか。 そしてストーリー。今回は完全にプロローグ的なエピソードで、主人公が日常からファンタジー世界へ導かれていく“巻き込まれ型”の話が展開されました。 まぁ、今回だけでは評価の下しようがありませんので、7段階評価は保留に。しかし、期待よりも不安の方が先行した第1回とだけは言っておきます。
◎『ふぁいとの暁』(作画:あおやぎ孝夫)【第3回掲載時の評価:B/雑感】 これが他の作品なら、「女子中学生のヌードキター!」なんでしょうけど、このマンガ色気無ぇ(笑)。爽やかなのもここまで来ると凄いですね(笑)。 ◎『モンキーターン』(作画:河合克敏)【開講前に連載開始のため、評価未了/雑感】 コース取りでイン奪い合って深い進入…って、これはこの年末の賞金王決定戦そのまんまではないですか(笑)。勿論、こっちの執筆時期の方が断然早いんですけど、本当によく出来た偶然の一致ですねぇ。まぁ、実在の世界ではインコース組は全滅状態になっちゃったんですが。
……さて、今回は以上です。講義の実施が遅れに遅れて申し訳有りませんでした。 |
1月8日(水) 特別演習 |
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今回から、年末の「『週刊少年ジャンプ』この1年」に続きまして、「週刊少年サンデー」の2002年総括を実施します。 ──さて、この「サンデー」年間総括も「ジャンプ」の時と同様に全部で3回に分けて実施します。そして今日・第1回の講義は新連載作品についての総括を行います。
……02年の新連載作品は以上の11作品でした。この内、03年への越年を果たした作品は8作品。このあたりは「ジャンプ」とは一味違いますね。
……こんな感じになるわけです。
まず02年度のトップバッターとして連載が開始されたのは、2・3合併号開始の『旋風の橘』でした。 そんな『旋風の橘』に続いて、4・5合併号から連載が開始されたのが『焼きたて
!! ジャぱん』。過去に「サンデー」本誌や系列誌、後には「コミックGOTTA」(廃刊)に短期の連載を繰り返していた橋口たかしさんの「サンデー」復帰作となりました。 この冬シリーズ最後の作品は『365歩のユウキ!!!』。作者の西条真二さんは、成人向マンガ家から出発して後に「週刊少年チャンピオン」に移籍し、そこで『鉄鍋のジャン!』をスマッシュさせた後に今度は「サンデー」に移籍した…という数奇な経歴の持ち主。「サンデー」での連作作品としては、前作の『大棟梁』が半年打ち切り→増刊へ左遷の憂き目に遭っています。 この冬シリーズは、連載作品の運命が両極端な道を辿ったという点で、非常に読者にとって印象深いものとなりました。また、この実績組作家さんの“頓死”現象は、この年何度も繰り返され、そういう意味では1年間を象徴するシリーズであったと言えるかも知れません。
「サンデー」では、連載実績の無い新人・若手作家さんが本誌連載を勝ち取るまでには高いハードルが存在します。ほとんどの場合、増刊での連載で実績を作り、その上で本誌に読み切りを発表してそこで高い人気を獲得しない限りは本誌連載への途は開けて来ないのです。一度実績を作ってしまえば比較的簡単に次の連載が回ってくるのですが、実績組に優しい分だけ新人・若手がワリを食うというのが「サンデー」の特徴です。(青字の部分は後日訂正した箇所です) そんな『史上最強の──』と色々な意味で対照的だったのが、このシリーズの2作品目・『一番湯のカナタ』でした。 このシリーズ最後の『鳳ボンバー』は、前作『リベロ革命!』で連載デビューを果たしたばかりの若手・田中モトユキさんの連載2作目でした。 この春シリーズも実績組の苦戦が目立ちます。新人の作品が生き残るという点は評価できるものの、寂しさも否めません。
学園スポーツ物ギャグ作品・『いでじゅう!』のモリタイシさんは、新人・若手ギャグ作家による激しい連載枠争いを潜り抜けてきた新鋭で、増刊連載、本誌の読み切り掲載を経て本誌連載獲得となりました。 さて、その3週後から、同じ学園スポーツ物でもストーリー作品として新連載されたのが『ふぁいとの暁』でした。 そして秋シリーズの“目玉”として鳴り物入りでスタートしたのが、大ヒット作家・高橋しんさんの描くファンタジー作品・『きみのカケラ』でした。 この夏シリーズは、新連載になった3作品の情勢が全て軟調に推移すると言う、若干物足りないものになってしまいました。特に、高橋しんさんの“大ブレーキ”が痛かったシリーズでした。
一言で言い表すと“変形正統派ラブコメ”というワケの分からないカテゴリに分類される『美鳥の日々』は、新人・井上和郎さんの作品。井上さんは藤田和日郎さんのアシスタントを経て、本誌に読み切りを掲載。これがネット界隈を中心に大好評を博し、 02年度事実上最後の新連載作品・『D−LIVE』は、過去に『スプリガン』や『ARMS』といった骨太の長編アクション作品でスマッシュヒットを連発して来た皆川亮二さんの新作。今回は1つのエピソードを数話で完結させる連作短編形式の作品で、途中から読み始めた読者にもスンナリ入っていけるような配慮をしているようです。 ……今年の「サンデー」新連載作品の特徴としては、まず第一にベテラン作家・人気作家作品の低迷が挙げられます。 ……と、そんな“実績組”の低迷と対照的に、02年の「サンデー」は新人・若手作家さんの当たり年でもありました。キャリアの長い橋口たかしさんを若手作家とするのは意見が分かれるところでしょうが、その他にも松江名俊さんや井上和郎さんなどのサンデー生え抜きの新戦力の才能が開花しつつあるのはプラス材料と言えるでしょう。 では、今回はこのあたりで。次回は読み切り作品について振り返ります。 (次回へ続く) |
1月6日(月) 労働経済論 |
もったいぶるような内容でもないのですが、このチャランポランな講義も何の因果か越年しての再開となりました。 前回までで時給1000円オーバーの仕事は語り尽くしましたので、いよいよ今日からは3ケタ時給のアルバイトについての話となります。 さて、駒木がこの仕事をやったのは、今から2年前の2月のことでした。これは毎年の事なんですが、高校講師の仕事が中途半端なタイミングで切れ、その間繋ぎのような形で入れた短期アルバイトでした。 昔からの受講生の方はご存知でしょうが、駒木のバレンタイン経験は悲惨そのものだったりします。 では、この悪の連鎖を断ち切るにはどうすれば良いのだろうか? ……そんな事を考えた挙句、その最後には「バレンタインデー当日まで忙しく走り回っていれば、空しさを感じるヒマもないだろう」…という結論に至ったというわけです。ええ、根本的な解決に至っていない事は重々承知しておりますとも。 ──さて、そんなしみったれた話なんぞはこれ位にしまして、仕事の中身に話題を転換しましょう。 駒木が勤務した洋菓子店は、某百貨店の食料品売り場のテナントでした。つまり、職場は洋菓子店であると同時に百貨店でもあるという事です。 まぁそんなわけでして、この職場で駒木に与えられた業務の内容とは、職場で遺憾なく存在感を発揮なさっている女性陣、特に5年以上のキャリアを重ねているベテラン契約社員のお姉様方たちの命令……じゃなかった指示を受け、それをとにかく忠実にこなし続ける事でありました。なお、その際の駒木の使われっぷりに関しましては、『アイシールド21』におけるヒル魔とセナの日常風景を思い浮かべて頂くのが最も手っ取り早いと思われます。 話ついでに具体的な業務内容を説明しておきましょう。 ──とまぁ、この職場の仕事はこのような内容でした。業務内容の苦楽を総合すれば時給800円という設定は妥当と言えるのではないでしょうか。 さて、本来ならここで話題を締めるところなのですが、せっかくの機会ですし、“店員の立場から見たバレンタイン商戦の姿”も少しばかり語ってみようと思います。極めて客観的な立場から俯瞰したバレンタインデーとは果たしてどのようなモノなのかを是非知って頂きましょう。とりあえず時間の関係上、これで一旦話を切りますが、次回の講義にどうぞご期待くださいませ。(次回へ続く) |
1月5日(日) 歴史学(一般教養) |
※過去の講義レジュメ→第1回〜第19回/第20回/第21回/第22回/第23回 前回の講義から約3週間の間隔が開いてしまいました。 ──さて、前回までの3回は半ば番外編のようなサイドストーリーをお送りしていましたので、今回お話する内容は第20回の続きという事になります。1ヶ月以上も前の講義ですので、どうぞ面倒臭がらずに復習して頂きたいと思います。 この“暗黒時代”、先に述べたような事情で詳しい事は全く分かっていません。が、どうやらこの間、ギリシアの内外では複数の民族が激しく衝突・移動し、結果として民族が麻雀で牌を混ぜた後のようにシャッフルされてしまったのは間違いないようであります。 結局、この“暗黒時代”は約400年ほど続きました。ごく一部ではかつての文明時代を思わせる規模の遺跡が見つかっていますが、ほとんどの地域では村落程度の小規模な集団が無数にひしめき合っていたのではないかと言われています。 ──それでは今から、そんな都市国家・ポリスの特徴を皆さんに紹介する事にしましょう。勿論、ポリスの姿はそれぞれに異なりますが、ここでは数多くの特徴の中でも最大公約数的なものを採り上げたいと思います。 まずポリスの中で最も重要かつ象徴的なものとして挙げられるのが、アクロポリスと神殿です。 ややズレた話を戻しましょう。そんなアクロポリスの麓には市民の家屋やアゴラと呼ばれる公共広場が広がっていました。 ──このような各種の施設や建造物を取り囲むようにして城壁が築かれ、その枠内がポリスという事になります。 さて、今“ギリシア人”という言葉が出ましたが、ここでギリシア人について簡単に説明して、今日の講義を締め括りたいと思います。 ……というわけで今回はポリスの成立過程やその姿についてお話をしました。次回からは、そのポリスの中でも代表的な存在であるスパルタやアテネの歴史について、やや詳しくお話をしてゆくことになります。では、また次回に。(次回へ続く) |
1月4日(土) 競馬学特論 |
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※第1回(上半期編)のレジュメはこちらから 駒木:「受講生の皆さん、改めまして明けましておめでとうございます。駒木ハヤトです」
珠美:「夏の小倉シリーズから3連勝で勢いに乗る1番人気・ビリーヴが3番手から差し切ってG1初制覇。この世を去ったばかりの父・サンデーサイレンスに大きなプレゼントとなりました。高松宮記念2着馬のアドマイヤコジーンは、またしても2着。春の王者・ショウナンカンプは最後で失速して3着でした。馬券の方は馬連5.9倍、3連複も3ケタ配当と、金額的には堅く収まりました。
珠美:「今や世代を代表する女傑となったファインモーションのG1デビュー戦は、単勝1.1倍の圧倒的1番人気に応える完勝でした。余裕残しの3馬身半差は圧巻でした。一転して混戦となった2着争いは、サクラヴィクトリアがシアリアスバイオを際どく差し込みました。馬連4.7倍、3連複22.6倍と比較的順当な結果となりました。
珠美:「……このレースはあんまり振り返りたくないんですけどね(苦笑)。えーと、勝ったのは10番人気のヒシミラクル。3コーナーからのロングスパートが見事にハマった感じになりましたね。2着も人気薄の京都巧者・ファストタテヤマが突っ込んで、馬連で9万馬券、3連複で30万馬券という超大荒れになりました。
珠美:「この年のダービー2着馬で3番人気のシンボリクリスエスが、古馬の強豪相手に一歩も引かないレースでG1初勝利を天皇賞で飾りました。2着には“悲運の名馬”ナリタトップロードで馬連17.2倍、3連複56.4倍という中穴配当になりました。
珠美:「秋華賞馬・ファインモーションがまたしても圧倒的な1番人気に応えて圧勝でG1レース2勝目。2着に2番人気のダイヤモンドビコーが粘りこんで、馬連3.6倍、3連複6.5倍とガチガチの配当になりました。
珠美:「マイルチャンピオンシップは大荒れ。11番人気のトウカイポイントが有力馬たちの間隙を突いて差し切り勝ち。2着にはエイシンプレストンで、馬連が150倍台の万馬券、3着馬に人気薄のリキアイタイカンが飛び込んだために、3連複はまたしても30万馬券という事になりました。
珠美:「今年のジャパンカップ・ウィークは、ランフランコ=デットーリ騎手の独壇場でした。まず初日のダートでは、イーグルカフェが驚きの中団差しでNHKマイルC以来のG1レース2勝目をゲット。2着に人気薄・リージェントブラフが直線強襲で滑り込んで、馬連6万円台、3連複5万円台の大荒れに。私たちの予想は惜しいような惜しく無いような外れでした(苦笑)。
珠美:「2歳女王決定戦は、ここまで3戦3勝のピースオブワールドが単勝1.5倍の1番人気のプレッシャーを跳ね返して完勝しました。しかし2着争いは人気薄の馬たちによる大混戦で、結局は安藤勝己騎手のヤマカツリリーが際どく粘りこみました。馬連48.8倍、3連複は200倍弱というやや荒れ模様の配当でした。
珠美:「朝日杯フューチュリティSは、8番人気の伏兵・エイシンチャンプが、サクラプレジデントとテイエムリキサンの猛襲を凌いで優勝。福永騎手は2週連続の2歳G1制覇となりました。2着のサクラプレジデントはスタートの出遅れが大きく響いた悔いの残るレースでしたね。馬連48倍、3連複96倍と、1番人気が絡んだ組み合わせにしてはかなりの高配当となりました。
珠美:「中央競馬の1年を締め括るグランプリ・有馬記念は、2番人気・シンボリクリスエスが天皇賞に続くG1レース2勝目。この数ヶ月ですっかり日本を代表する馬にまで成長した印象ですね。2着には奇襲戦法で他馬を翻弄したタップダンスシチーが粘りこんで大波乱。馬連140倍台、3連複400倍台の大荒れ配当となりました。 |